組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために

組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために

880円 (税込)

4pt

日本型組織の本質を維持しつつ、腐った組織に堕さないよう、自ら主体的に思考し実践していこう。本書は、常識的な論理をひとつずつ積み上げて、組織設計をめぐる誤解を解き明かす。決断できるトップの不在・「キツネ」の跋扈・ルールの複雑怪奇化等の問題を切り口に、組織の腐り方を分析し対処する指針を示す。

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組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    市場・マーケットにどう適合していくか、という観点での組織戦略本は沢山あるが、「組織内部」の問題にフォーカスした本は少なく、後者を論じたのが本書。

    組織で働いていると、厄介者やフリーライダー、野党的な人材の他、時代に即しないルールや内向きな議論などが蔓延ってくる。
    そのような組織を腐らせる「悪害」と

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    2025.11.10
    抜群に面白い
    社内評論家、宦官、キツネの権力がうまれるメカニズムをわかりやすく解説
    組織の問題ではなく人の問題であることを疑うなど、目からウロコ

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    一橋大学で名誉教授を務める著者による「日本企業の組織デザインの改善」をテーマとした本。
    著者は経営組織論・経営戦略論のスペシャリストであり、本書は経営組織論の内容に寄っている。

    本書は著者が自ら冒頭で述べている通り、実用的な内容となっている。「自分が経営するとすればどうするべきか?」という視点を持

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    職場同僚の推薦図書として読んだ。

    第2部 組織の疲労 第7章 トラの権力、キツネの権力、第3部 組織の腐り方 第9章
    組織腐敗のメカニズム、 が、自分の勤める会社が観察されてたのか、と思うぐらい、グサグサ来た。著者は学者一筋の筈なのに、随分とフィールドワークを熟して来たのだろう。

    特に、「宦官v

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    学者が書いた本とは思えない現実的な内容
    組織は人が動かしているため、組織形態を変更しただけで効果が出ると考えない方が良いと本書は警告する。人がいかにして組織を内向きに腐らせていくのか、そのために人を中心に組織をいかにして設計していくのかが述べられる。

    0
    2021年09月23日

    Posted by ブクログ

    沼上氏の文章は、書籍にしろ論文にしろ、ロジックが明快であり、学ぶことが多い。ロジカルな文章を書く上で、何か一つは読むと良いと思う。

    本書は組織戦略についての論考であるが、ロジックが明快であるぶん読みやすい。ややオーバーに書かれているところもあるが、これは筆者の意図するところだろう。

    自分の勤務先

    0
    2021年08月30日

    Posted by ブクログ

    発行された当時の若い頃に読んでも、抽象的と感じたかもしれないが、ある程度の経験があると非常に参考になると思う。

    学者の理想論と思いきや、まるで色々な現場を動かしてきたような印象を受けた。

    自分の仕事の考え方に幅がついたかもしれない。

    0
    2021年03月09日

    Posted by ブクログ

    日本的経営への評価や流行りの組織論と少し距離を置きながら、大きな組織の中で発生しがちな実際的な問題を考察して解決に向けた考え方を示す本。
    「組織デザインは万能薬でない」「問題を処理するのはヒトであって、組織構造ではない」、自己実現や平等主義の罠など、まさにうちの会社のことを言い当てていると思う箇所が

    0
    2020年07月18日

    Posted by ブクログ

    一読して組織戦略というタイトルに違和感を覚えましたが、組織構造やヒト、企業の中での組織に生じる現象(フリーライダー、厄介者、キツネの権力など)について解説しており、日々の自分の属する組織と対比させながら読むと、なるほどと納得することばかりでした。
    組織構造に関しては官僚組織が基本であること、ヒトに関

    0
    2017年05月07日

    Posted by ブクログ

    組織戦略の考え方

    自分の組織を考える上で、とても面白く、勉強になる本であった。
    ①組織においてまず考えられるべきは、官僚制である。プログラムとヒエラルキーを骨格として考えなければ、本来長期的・総合的視野で俯瞰しなければならない上層部が雑務に忙殺されてしまうため、組織として機能することはない。不確実

    0
    2016年11月15日

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