沼上幹のレビュー一覧
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マーケティング全般論がまとまってる良書。マーケティングミックス(4P)、ターゲット市場選定(セグメンテーション)、製品ライフサイクル(S字曲線)、市場地位のマーケティング戦略(リーダ・フォロワ等)、業界構造分析(利益ポテンシャル)、多角化した全社戦略(PPM)などキーワード、利益ポテンシャルの考え方が面白かった。基本的にコモディティ化ってよくなくてポジショニングのイケてる自社製品を出したいよね。各フレームワークからボトルネック的にマーケティング戦略作るか、作ったものをフレームワークで裏付けるかそのあたりは自分のアイディアマンとしてのセンスが問われるんだろうなー。
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組織の重さと諸要因の関係を科学的に把握するための貴重な研究。
ミドル層へのアンケート調査をもとに定量分析を行っている。
参加企業はプロジェクトに賛同した計18社。BU数は107。
組織の重さを
①過剰な「和」志向
②経済合理性から離れた内向きの合意形成
③フリーライダー問題(口は出すが責任は取らない人、決断力の不足)
④経営リテラシー不足
の4つの変数から推定。
因子分析にかけて①②を「内向き調整志向」変数、
③④を「組織弛緩性」変数として組織の重さを計測する。
本研究の一番のインプリケーションとしては
機械的組織と有機的組織、
縦横における公式と非公式の繋がり
これらがバランス良く設計さ -
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マーケティングを通しての戦略論。
メーカーとか行く友達に見てほしいな。
◆計画のグレシャムの法則 ルーチンな仕事はノン・ルーチンな仕事を駆逐する
◆自社の製品が顧客ニーズの食い合い カニバリゼーション
◆プロダクト、プレイス、プロモーション、プライス
◆シェルフスペース 棚
◆マーケティング・ミックスに対して類似の反応を示すような同質的な市場部分に分解すること セグメンテーション
◆ニッチャー、リーダーそれぞれ戦略
◆製品の価値がその製品を使っている人の数によって決まる時、ネットワーク外部性があるという
◆価格のみで製品選択なされ、使い捨てであること コモディティ
◆製品を特定の市場ニー -
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マーケティングという、名を冠しているが戦略論の本。
これで3回目か4回目になるが、一度基本に振り返る時には役に立つ1冊であると思う。
今回特に印象的だったのは、5章、6章。
5章は、ポーターのfive forcesに関してで、いかに企業を分析していくかについて書かれている。
6章は、企業内の事業部に関してで、いかに資源配分を行うかという意思決定の際に役立つ、PPMについて書かれている。
どのように、印象的だったかについて。
まず、第5章。分析が緻密。こうやって1つずつやらなくてはいけないのか、と思い知らされた。これをツールとして使いこなすには、何回か実際に、この分析を行わないと物にならない -
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初版は2000年とのことなので、かなり時間が経ってますが、マーケティングの基本を学ぶには良い書籍でした。
ミシュランがパリ郊外のレストランを紹介するガイドブックを作ることで、郊外へ出かけるようになり、車のタイヤの減りが早くなるとは、なかなか面白い視点でした。
また、なぜ人は働くのか、人間は意味のないことはやりたがらない、自分たちの行っている活動が単に目の前の競争相手に勝つことだったり、納期に間に合わせることだけだったら、数年のうちに人間は疲弊し切ってしまう。会社にカネを儲けさせるためだけだったら、社員のやる気はなくなってしまう。
【マーケティングの基本4P】
1.Product(製品)
2.P -
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Posted by ブクログ
戦略論の研究者が書いただけあって、マーケティングそのものよりも戦略論寄りの内容となっています。この本に組織論とポジショニング論、RBVあたりを加えたら、戦略論の入門書として成立してしまいそうなくらいです。
一方で、消費者とのインタラクションとか、いかにもマーケティング的な話はあまりありません。企業と消費者とがどのような関係を築いていくのか、といった問いは、マーケティングでは欠かせない論点ですから、このあたりは他のテキストで補う必要がありそうです。
…と考えると、マーケティングのテキストとしても、戦略論のテキストとしても、位置づけの中途半端さがどうしても残ってしまいます。あえて言うなら、戦略