沼上幹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひとつひとつのフレームワークは有名すぎるほど有名なものばかりなのだが、
体系的にわかりやすく整理されている点で目から鱗が落ちる本。
大学の教科書として多用されているようだが、むしろ実践本としての価値を強く推したい。
自分の携わる事業について
・ドメイン
・業界(5Forces)
・市場(セグメンテーション/ポジショニング)
・製品ライフサイクル
・4P
を整理することによって現状や打ち手に対する気づきが数点は出てくるはず。
ためしに昔携わった事業でもやってみたところ、当時の自分の戦略の無さに穴があったら入りたいくらい恥ずかしくなりました・・・
学生の皆さんも、ぜひ特定の企業をケーススタディ -
Posted by ブクログ
計画のグレシャムの効果。ルーチンな仕事はノン・ルーチン(創造的)な仕事を駆逐する。貧乏暇なし。
マーケティングは4つのPが重要。Product, Place, Promotion, Price.
自社製品が顧客ニーズを奪い合いする共食い(カニバリゼーション)は避けなければならない。高級品は廉価品に比べ、納得させるだけの付加価値が必要である。
女性の化粧ライフスタイル
・15~17歳は好奇心が人一倍強い
・18~24歳は流行への関心が強い
・25~34歳は節約志向が最も高い
・35~54歳は再び高級志向が強まる
・55さいいじょうは化粧意欲が比較的弱い
消費財市場の主要セグメンテーション -
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Posted by ブクログ
全般的に読みやすい。
あー、なるほどなーという事実と解釈が書かれており理解しやすい。
自分の会社に例えるとなお頭に入ってきやすいかと思う。
62-64
組織は仕事の邪魔はできても、自動的に仕事を処理してくれるわけではない
組織変革でいい人がすぐに出てくると勘違いしている
組織変更後に実るのは数年後でしかない
82
マズローの欲求階層説
人は自己実現よりも承認欲求が潜在的にある。
カネもポストもあげれなくても、褒めることが大事
平等感という意味がわからないものに縛られて、差をつけすぎないで、なにを満たすことができるのか
102 第5章
フリーライド(人の貢献に乗っかる人)
コア人材の少数エ -
Posted by ブクログ
あとがきには、筆者は啓発本の類と書いてみえたが、私にはアカデミックな部類だと思った。
組織戦略について、あまり考えたことがなかったが、考えさせられることがいくつもあった。
特に以下の描写が心に残った。
・縁の下の力持ちをコトバで支える
給与で報いるという方法でなくても、ホントに感謝していると、誠意ある言葉で報いる方法もある
・フリーライダーとは
会社の業績の高さは、従業員にとって集合財。誰かが頑張れば、会社の業績は高まり給与は手に入れられる。
この本が書かれたのは2003年。20年程時が経ったが、日本の組織のあり方を大きな変化はなさそうだ。これは良いのか悪いのか?
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Posted by ブクログ
「組織の基本は官僚型です」
とのことでまあそうだよなと思いつつ、
昨今のティール型組織は、その違和感を何とかしたい、人類を未来に進めたい、と考える人たちの挑戦なのかもしれません。より戻しをビジネスにしている、あるいはそれを信じ切っている方々には異議申し上げです。
・組織構造を変えることにより、マイナスは打ち消せるが、プラスの効果は、数年後にしか現れない。結局は、個々の能力がどれくらいか、それを最大限引き出せているか、にかかっている。だから採用大事。
・フリーライダーを生み出してはいけない。
#実践しきれてないけど組織を知るための良本ですシリーズ② -
Posted by ブクログ
ちくま新書セールの際に衝動買いした本の一冊。
日本の「コア人材を長期雇用する」という組織構造を、全否定するわけではなく、全肯定するわけでもなく、客観的にそのメリットとデメリットや対策を考えているという視点が新しかった。
# 組織とは
「プログラム」
「ヒエラルキー」
が組織の2大要素
- 例外処理は上にあげる
# Japan is No.1の時代があった。
- 高度成長時代に、日本モデルは嵌っていた。
- 終身雇用前提で、組織として効率性を突き詰めた。
# 例外処理が増えて、組織が回らなくなったときの対処方法
-下の処理あげる
-上の処理あげる
-システム(IT)使った処理効率up