法条遥のレビュー一覧

  • リビジョン

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    タイムパラドクスを題材にした四部作、二作目。一作目と同時発売。
    主人公の年齢も、タイムリープのトリガーも、そもそも舞台も、一見一作目とは全く別物。
    最後に合流はするが、まだ謎は増えるばかり、と続きが気になる展開を示しているのは、連作ものとしては良くできているか。
    ただし、少し話が複雑になりすぎている。間を空けられると分からなくなりそう。
    3

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    2015年06月22日
  • リアクト

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    四部作、三作目。
    起承転結の「転」に当たるのだとすれば、もっとシリーズの繋ぎ目的な要素が増えてしまう気もするが、しっかり単独の作品としても成り立っていた。
    特にキャラクターの書き込みが、ありきたりだが丁寧で、読み物としての完成度を上げている。
    3+

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    2015年06月22日
  • リライブ

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    法条遥による、SF四部作の完結編。
    シリーズの完結編的な位置付けで、全体の伏線回収、種明かし的な側面が大きかった。
    今回の主人公ともいえるキャラクターの設定もやや雑に見え、感情の推移もちょっと不自然に思えた。
    一年に渡り読んだので、正直細部までは明確に覚えていない。ただし、逆にいえば複雑なタイムパラドクスの話を大枠では捉えられているわけで、ストーリーテラーとしてそれなりに評価はすべきなのかとも思う。
    一作目が一番よかった。
    3-

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    2015年06月22日
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)

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    「リライト」4部作でタイムリープ作家として頭角を現した法条遥のミステリ。外部と隔絶された空間で、記憶をなくす薬の被験者として過ごす7日間という題材は興味をもったが、種明かしが微妙。7日間が実は逆転していましたと言われてもはいそうですかとしか思えない。東条と金城の入れ替わりも死体を生きているものと錯覚させることも途中で薄々気付いた。この物語の面白味はどこにあるのだろう?結局秘薬レーテの製造方法は失われるから社会的パニックは起こらないし、主人公はお人好しだし。父が横領したと言われてあっさり信じちゃうわけ?二十歳だから仕方がないのか?いまいち面白味が発見できない話だった。

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    2015年06月20日
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

     トリックがキモの小説を読んでる途中でトリックに気づくこと。
     これ以上につまらんことは無いぞ?

     いや、まだこれ以上のどんでん返しがラストで待ち構えているに違いない。
     さぁ、驚かせていただきましょう...

     終わったぁ...。

     一日ごとに記憶がリセットされ、同じ日を繰り返す7日間。
     3日目で気づいてしまった。

     これ、展開が「利休にたずねよ」だわ。


     製薬会社オリンポスの役員を務める父が、母と共に交通事故で死んで以来、笹木唯は生物が死んでいる状態を受け入れることができなくなった。

     さらに、父が会社の金を横領していた証拠を突きつけられて臨床実験に参加する事になる。

     そ

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    2015年05月31日
  • バイロケーション

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    設定とか面白いと思うし、読んでるときの違和感はなるほどこーゆーことだったのかと思えるし続きも気になり一気に読んだのだけど、なんか浅いんだなぁ。作者の力量のせいか。

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    2015年05月15日
  • リライブ

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    再読2回目。
    四部作の最後。
    四季の話。こんがらがるものをまとめきれなかった、まとめるために四作必要だった。
    そんな感じ。まとまってないんだけどね。どうしても折り畳めない角がある感じなんだけど。
    ま、でも、いいでしょう。

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    2015年04月29日
  • リライブ

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    あっ四季だったのか(遅い)
    四部作を四部作にするために、それぞれこだわり抜いた、という感じ。
    テーマが重ならないように、
    対になるように、
    時間SFのバリエーションを。

    まぁやっぱり「リライト」が一番面白かったな。「リアクト」も好きではあるけど。

    ちなみにわたしも〈時と人〉〈四季〉死ぬほど好きです。

    ただただ残念だったのは、彼をめぐる物語なのに、全体を通して保彦の魅力がな…

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    2015年03月24日
  • リビジョン

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    未来が視える手鏡で、死んでしまう我が子の運命を変えられるか。

    未来改変、過去改変、ループループ。

    前作「リライト」の内容を絡めると、より複雑で、何でもあり、わけがわからないよ…。
    結局、保彦とは一体何なのかという謎が残る。

    次は「リアクト」だ。

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    2015年02月22日
  • リアクト

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    『リライト』『リビジョン』に続いてシリーズ三作目。
    一連のタイムリープというかタイムパラドックスというか、その辺りを当事者として主観的に描いていた『リライト』とは異なり、本作は作中作の作者目線で俯瞰的に見ている。
    …全体的な感想だが、前二作を読み終わってからしばらく経っているのもあり、なんやかんやこねくり回していてよく理解できなかった…というのが正直なところ。

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    2014年10月14日
  • リアクト

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    リライト、リビジョンに続く第三弾。
    視点は変わるし前作との繋がりは多いしで理解が追いつかない。
    リライトの真相、リビジョンでの矛盾を解決しようとしているが、中途半端にしか覚えていないので混乱。
    もう一度、リライト最初から読めば理解できるかも知れないが。あえてここまで複雑にしなくても。
    リライト1冊で終わっていても良かった。

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    2014年08月13日
  • バイロケーション スプリット

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    日本ホラー小説大賞を受賞した『バイロケーション』の
    続編に当たる作品だが、前作に比べると
    作り込みが甘いと感じてしまう。

    前作では、画家、刑事、医者、秘書といった
    一般的な職業の範疇に入る人がバイロケーションに
    悩まされるという内容だったが、
    今回は料理人の顔をかぶった殺し屋という設定になっており
    リアリティに欠ける人物像になったことで
    ギリギリのところで保たれていた設定が
    荒唐無稽の方に寄ってしまったのが痛かった。

    また、オリジナル⇔バイロケーションという関係に加えて、
    本作ではスプリット=分裂という概念が出てきたことで
    複雑さが増しており、殺し屋設定と相まって
    設定に溺れてしまったよう

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    2014年05月31日
  • リアクト

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    再読3回目。
    頭がこんがらがる3作目。静岡の地名が懐かしい以外の感想が見つからない。。面白いんやけど。
    前作の内容を忘れないうちに一気読み。謎がつながる3作目。

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    2015年03月09日
  • リビジョン

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    リライトの続編。
    前作を読んでいればより楽しめるが、読んでなくとも世界観さえ理解すれば楽しんで読む事は出来る。
    どちらにしても、未来が視える鏡を持って未来や過去の自分とやりとりするなんて話が混んがらない訳が無い。オチ的にはまあまあ納得出来るオチだったので私は楽しめたが万人受けはしない。

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    2014年05月06日
  • バイロケーション

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    ホラーや! 途中でからくりは分かったけど、結末はあんまり予想してなかったなぁ。まあ、予想通りとも言えば言えるんやけど。ホラー要素の怖さが勝ちました。

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    2014年03月28日
  • バイロケーション スプリット

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    前作の直接的な続きではなく、映画の設定で前作の後に起きた別の人物の話。
    バイロケーションの設定が変わっていて、バイロケと略したり、現れ方が変わってたり、持続時間があったりする。

    前作のネタバレもあるので、単体で読むことはオススメできない。

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    2014年03月08日
  • リビジョン

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    再読3回目。
    おもしろ。アタマこんがらがるSF。
    でも、これ、前作の「リライト」を読んでなかったら読めないなぁ。
    静岡の、知ってる地名が随所に。わたしにとっては、それだけでワクワク。

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    2015年03月08日
  • バイロケーション

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    ネタバレ

     ネタバレどーんとあるので気をつけてください。
     まず始めに、えええええええそんなのありかよおおおおお!????
     いやね、ミスリードは重要ですよ勿論、じつはこんなんでしたーとかよくあることじゃありませんか。ラストも納得が行くけど哀しいというか、映画の宣伝文句である、本物を必ず殺す、というアオリはあながち間違いでもなかったのだなあ、と。
    簡単に言うと、所謂ドッペルゲンガーみたいな自分と瓜二つの存在をバイロケーションというのだけれども、そのバイロケーションはオリジナルの記憶も引継ぎ現れる時間もアトランダムで私生活がぐちゃみそになっちゃうんですよ、さあどうしましょう?というお話です。
     んでもって

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    2014年03月03日
  • リビジョン

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    あれあれあれ?ぼくがばかなのか?わかんなくなりました。
    が、うまくつながっていたのでは?
    疲れた~。

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    2014年02月07日
  • リビジョン

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    4部作の中の2作目ということで、前作の園田保彦もちょっと出てきます。で、園田と今回の主人公霞が、それぞれ自分都合に過去を変えるので、それが思いもよらない結果を生んでしまい、1作目よりも頭がこんがらがりました。結末は理解できたのですが、大部分を占める過程が複雑で、私には難しかったです。結末も1作目よりは驚きに欠けました。どうせ自分の手で保彦を育てられないのなら、先祖のカスミとオオクニヒコに譲っておけば、まだマシな結果だったのに…最後はカスミも気が動転してたんですかね?

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    2013年12月25日