法条遥のレビュー一覧

  • リビジョン

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    相変わらずタイムリープのパラドクス的な部分が複雑すぎてよくわからない。理系の人はこういうの得意なのかな?
    執ように子どもを取り戻そうとするお母さんの半ば狂った情熱があるすごくよかった。著者は少し狂った人を描くのが上手である。
    反面、男女関係の描写には不自然な点が多く、そういう実体験の乏しい人なんだろうなーと思う。

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    2017年12月23日
  • リライブ

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     小説巻末の解説者も明らかに全部理解できてなくてウケる。
     作者あとがきでフローチャートをプロットにしたとあるが、完全に腹落ちしてるのは作者だけなんだろうと思う。

     だが、「史上最悪のタイムパラドックス」の帯通りに、実験的な小説だった。
     起こってしまったことは、起こる。
     それを無理やり改変しようとするとどうなるか。
     時空の果てにぶっ飛ばされるか、
     時間のループに閉じ込められるか、
     単純に時のルールに殺されるか。

     どうあがいても未来を見れない。
     生きて死んでの繰り返しに陥る、生まれるたびにつけられる「小霧」が最終巻の主人公。
     
     小霧がどうしてこんな運命になってしまったのか。

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    2017年04月30日
  • リアクト

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     リライトの解答編になっているようで全然わからない三巻目。

     リライトで雨宮友恵が何をやったのか。
     実際に起きた過去と、雨宮友恵が小説家として書いた「リライト」との違いは何なのか。
     
     西暦3000年からやってきた園田保彦を追うホタルが、友恵と保彦の邂逅に介入する。
     友恵とホタルが仕組んだ演技、リアクトとは。

     実際に起きたことに加えて、あらに友恵が書いた小説の内容がごっちゃになって構造が分からなくなってきた。

     未だに話の構造が分からないまま最終巻、リライブに続く。

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    2017年04月30日
  • リビジョン

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     シリーズ二作目。

     決定論のタイムトラベル小説に、時間旅行者以外の観測者が存在したらどうなるか。

     事象を確定する鏡を使える観測者がいる。
     その観測者が本作の主人公、千秋霞。

     彼女はパートナーの邦彦との間に男の子を産んだ。
     男児の名前は保彦。
     
     しかし、保彦はどうやっても死ぬ運命にある。
     この運命を捻じ曲げるため、母の執念が時空を歪める。

     という話なのだが。
     リライトと同じく、いまだにこの物語の構造への理解が追いつかない。
     まだ二巻ある。評価には早い。リアクトに続く。

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    2017年04月30日
  • リビジョン

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    未来を映す鏡を使っての現在の自分vs過去や未来の自分とは面白い。
    ヤスヒコが生まれないだけであそこまで世界が変わるのには違和感を感じるが、設定自体は面白い。
    邦彦に受け継がれてきた過去を映す鏡が意外と鍵だった。
    霞と邦彦の結婚を現在の霞以外が反対する理由には納得。現在の霞以外が正しい。
    でも邦彦の鏡の謎にはきちんと道理が通っていた。
    ヤスヒコの存在と大災害との因果関係がよく分からなかった。
    未来人の保彦と一条保彦はどう違うのだろうか?
    謎が謎を呼んだ内容だった。

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    2017年03月16日
  • リビジョン

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    ネタバレ

    リライトに引き続きの2部作目。
    同じ世界で違うキャラクター視点から、物語が進んでいくんだけれど、決定的にリライトの問題点が解決されるわけでもない。
    一応、核心に近づいて入るんだけれど、タイムパラドックスの説明とかがあやふやで、適当?と言って良いのかわからないけれど、矛盾点が多く感じられてしまう。
    素直に納得できない感じ。

    太古までの過去を除くところはなかんかスピード感があって、これを映画にしたときはクライマックスとしてはすごく良いだろうなぁと感じて見ていました。

    中盤の病院云々のところは、面白くないわけでもないけれど、面白いというわけでもない感じ。

    全体的に読みやすくはあるので、結構サク

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    2017年01月12日
  • リライブ

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    リタイア することなく(笑)

    「リライト 」「リビジョン 」
    「リアクト 」そして 「リライブ 」。
    reシリーズ これで 完結!

    四作 読み終わっても、
    「そーいうことか!」と
    「どーいうことだ?」が
    いまだ 混ざり合ったままで。

    終始、読み手に理解してもらう事を放棄したような書きっぷりに、
    サンザン振り回され、ガンガン頭揺さぶられ、
    そのまま 置いてきぼりにされちゃった。
    そんな、なんとも言えない読後感。

    順番に!一気に!が鉄則の、
    紙とペン片手に
    面倒くさい読書がしたい方にオススメ。

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    2015年09月24日
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)

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    似て非なる1日を7回繰り返す話ともとれますね。もやっとした違和感を抱えつつ物語は進行しますが、何のために何が起こっているのか、そんなミステリーの要素も含んでいます。
    ラストはちょっとあっさりだったかなぁ。

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    2015年08月21日
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)

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    2015-66
    トリック自体はわかったけど(エピローグから始まってるから予想しやすい)、ストーリーは面白かった。
    ややこしかったけど。
    読み返したくなる。

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    2015年07月16日
  • リライブ

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    おわったー!久しぶりに時間を空けずに読んだシリーズ。シリーズ最終作は転生を繰り返す少女小霧と兄のお話。
    なんかよくわからないとこも正直いくつかあるけど、うまいことまとめたなぁ。パラレルワールドではなくあくまで「単線としての時間」にこだわりを見せてててどうなるかと思ったけど。懺悔をし妹に償う決断する兄の成長。でもその先で希望も感じさせるキレイさ。満足!

    よくわからないとこは、たぶん僕の理解力が追い付いてないだけなんだけど、たぶんいくつかは作者も目をつぶってるんじゃないかなぁ。誰かと答え合わせしたい。理解しづらいとこもたくさんあって。テーマ上仕方ないのかもしれないけど、文章の下手さもあると思う笑

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    2015年07月03日
  • リアクト

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    いいね!リライブで期待してた感じの謎解きになってきた。お話はリライブの裏っかわの話。駆ける×書ける×欠ける×賭けるって帯の文句もここから来てたんだなぁ。
    著者は意図してやってるんだろうけど、相変わらずわかりづらい文章だし、明らかにおかしい点もあるけれど、これも狙いなんでしょう?と思えるくらいの信頼感は回復してきた感じ。これで人称と時系列のミスだったら怒るよむしろ。
    この話の主人公は、なんとリライブで出てきたあの子なんだけど(ちなみにどう考えてもそうなんだけも作中では頑なに認めようとしない)、ずいぶんと好感度をあげてきた。読んでて「なんでこいつこんなことしてんだ?」って思ったことを作中でも「バカ

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    2015年07月01日
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)

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    『忘れる』薬、レーテの被験者となった唯の話。心理描写が多く、そこで読みづらさを感じる人もいるかも?
    二度読みしたくなるね。二度読みして「ああ、なるほど、ここはこういうことね」という答え合わせをしたくなる。

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    2015年05月23日
  • リライブ

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    「リライト」から続く4部作の完結編。完結編というより、いろいろぶっちゃけ編と言ったほうがいいかもしれません。
    これは「リライト」から4冊一気読みしたいですね。というより一気読みで再読しないと、理解しきれないです。

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    2015年03月27日
  • リアクト

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    リライトの裏側(表側というべきか)の物語。
    リライト、リビジョンを読んでる読者が一番真相に近いはずなのだが、一番混乱させられている現状。

    でもわたしがリライトの美雪を好きになれなかったのは仕方なかった。
    うん、納得した。
    そしてどんどん残念な子になる保彦。
    がんばれ保彦。

    続く四作目は果たして、誰の、物語だ?
    リロードかリトライかリバースかリスタートか?
    未来で待ってる。

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    2015年02月25日
  • リビジョン

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    6/11~6/16
    リライトにつながる話。静岡大変なことに。主人公の執着がすごい。自分が同じ立場になったらあれだけがんばれるだろうか・・・とそいう気持ちで読んでしまった。

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    2014年06月16日
  • リアクト

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    「リライト」「リビジョン」に続く時空ものその3。前作リライトをそのまま作中作として登場させたり、リライト、リビジョンで登場した人物、それぞれの物語が深く関わってくる。
    相変わらず本の薄さに対して内容が濃いし情報量が多い。でも、そこがいいわけで…

    今回の話でリライトでの不思議な部分や穴はある程度埋まった気がする。最後の4作目で台風の目である彼の謎が明らかになるのかな…?

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    2014年06月03日
  • リアクト

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    タイムパラドクスをテーマにしたSFホラーシリーズ三作目。相変わらず複雑ではあるけれど面白い。一作目「リライト」で納得いかなかった部分、もやもやしていたところを補足し解消するような内容になっています。
    「リライト」が時間に囚われた内部の人たちの話だったのに対し、本作では一段上の視点から状況を見ることができる人たちに焦点があたり、世界が広がった感じ。
    テンポよく軽やかに話が進んで行くのもよかった。
    本作中では、「リライト」が作中作になっていましたが、これが一昨目の「リライト」と同一なものか、それとも一作目は可能性の一つを描いたものなのか、などと考えるといろいろと揺れますね。何にせよ作中作となること

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    2014年06月01日
  • リアクト

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    面白かったけど、難しい!読み終えたけどきっと半分も理解できてないんだろうな。行ったり来たりで複雑だし。
    一作目のリライトと一緒に一気読んだほうがさらに面白くわかる話だと思う。
    時間できたらリライトと無事に再読しよう。

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    2014年05月16日
  • リアクト

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    読みきりましたが、正直まだ自分の中で複雑に絡み合った因果を整理できていません。前2作とは別の視点から「リライト」で起こっていた事象の紐解きをしていく話なんですが、因果関係化があまりにも複雑に絡み合っているし、ストーリーラインは時間を行ったり来たりになるので、なかなか理解が追いつきません。
    これはいつか改めて1作目から連続で読む必要がありそうです。

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    2014年04月26日
  • 地獄の門

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    ネタバレ

    途中からわかってくるけどそれでも勢いがあって最後まで楽しく読めました。
    まぁほんと、悪魔だなぁって思います。
    理不尽だけど妙に納得しちゃうシステムに感心したり。分かりやすさもよかったです。

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    2014年03月25日