法条遥のレビュー一覧

  • リライブ

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     リライト、リビジョン、リアクト、リライブ4部作完結編。3週間かけてやっと読破できた。
     ただ読み進めるだけなら3週間もかからないと思うが、如何せん、この作品群は少なくともメモを取り、そのメモを読み返し、行きつ戻りつしないと読み進められないブツです。
     落としどころは、保彦と小霧との ――― 人類滅亡あるいは人類など最初から存在しなかったとなりかねない ――― 数千年の時空移動を駆けた愛のオマージュ物語でした。
     あーしんどかった。


    時を、駆ける少女。
    時を、書ける少女。
    時を、欠ける少女。
    時を、欠ける少女。
     いずれもが私に当てはまり、同時に、そのすべてに当てはまらない。(「1四季」p

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    2025年08月10日
  • リアクト

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     1作目の『リライト』、2作目の『リビジョン』でもそうだったが、読書メモしながらでないとついてゆくことができないシリーズの3作目。

     「時を駆ける少女」
     「時を書ける少女」
     「時を欠ける少女」
     「時を賭ける少女」

    「一人は、未来から来た、セーラー服の少女。
     一人は、自らの記憶の差異に悩む、女性小説家。
     一人は、辛い目に遭って、それでも負けない、強い少女。
     そしてもう一人は・・・・。」
    と友恵によって収斂されてゆく。
     友恵に対して持っていたイメージが激変する第3作であり、3作目までで回収できていない伏線の処理を期待しながら、4作目『リライブ』に臨みたい。

    (内容紹介)
    プロ

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    2025年07月31日
  • リライト〔新版〕

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    rewrite
    一 〈人が〉〈文などを〉書き直す;〈歴史〉を(都合の)いいように改竄する。
    二 〔比喩的に〕・・・を改める、・・・の焼き直しをする。
          ジーニアス英和大辞典(2001年発行)

     
    「かなりダークな小説。
     過去は変わらないはずだった――1992年夏、未来から来たという保彦と出会った静岡県岡部町の中学2年生・美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。2002年夏、作家となった美雪はその経験を元に小説を執筆する。彼と過ごした夏、時を超える薬、突然の別れ。しかしタイムリープ当日になっても10年前の自分は現れなかった。」(作品紹介から)
     
     2002年と19

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    2025年07月13日
  • リビジョン

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    リライトが興味深い一作でしたので、読んでみました。
    設定に、現代日本では、忌避されるようなものもありました。
    リライトの主要人物のヤスヒコの生い立ちが、わかる作品ですが、時のパラドックスに引っかかってしまわないかな?と少し都合が良すぎる気もしました。
    とりあえず、シリーズは、全部読んでみたいです。

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    2025年06月08日
  • リライト〔新版〕

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    敢えて映画公開前に原作を読みなおしました。
    時間SFなので過去と現在(1992年と2002年)の因果関係がややこしい。作中何かが歪んでいく感じがたまらなく面白い。原作はかなりダークですが、映画はビターらしい。映画ノベライズは映画の後に読みます。

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    2025年05月31日
  • リライト〔新版〕

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    先が気になるのでとにかく読む。
    文章は読みやすいけど仕掛けは正直判然としない。
    タイムリープ系のマニアでもなければ一読で理解するのは難しいんじゃないかなぁ。
    とはいえ、話の雰囲気はわかる。
    最後まで興味深く読ませる作品でした。

    〈以下続巻を読んで〉
    判然とせずとも面白いと思ったら続巻を読めば読み方、受け止め方がわかってきてモヤモヤした感じはグッと減ります。
    気になるなら読むといいと続巻に進んだ者として迷ってる人に言いたいと思います。

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    2025年06月01日
  • リライト〔新版〕

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    「史上最悪のパラドックス」と話題になった作品らしい。誰目線の話なのかも時系列も章ごとに変化するので、途中で何度も読み返すほどかなりややこしいストーリー。しかし、読後感はスッキリしている。この感覚は読まないと感じられない。来月映画化されるが小説とは少し違う展開になるそう。

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    2025年05月12日
  • リライト〔新版〕

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    非常に上質なタイムリープもののSF作品。時をかける少女をメタりながらも、しっかりとならではの味を出していく名作でした。特に過去の「私」が入り乱れていく展開は見事で、とにかく怖かったです…!

    現在起きている事件は何なのか、過去に起こったことは何が本当なのか。何も分からず、でも引き込まれながら読み進めることで明かされる衝撃の結末はまったく予想外の展開で驚嘆!死角から突然右ストレートぶち込まれたような衝撃に思わず声が出そうになりました。ただ結局鶏が先か卵が先かみたいな話で、いろいろ疑問に残るところは多いので、その辺りに納得できることを期待して続編も読んでみたいですね。

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    2025年04月30日
  • リライト【期間限定:超拡大お試し版】

    購入済み

    ドキドキ

    タイムリープをするときの記憶を無くしたりする危険と隣り合わせのドキドキ感がとても好きな作品でした
    本編も読んで結末を知りたいです

    #ドキドキハラハラ

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    2025年02月26日
  • バイロケーション

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    ネタバレ

    榮はなんだかんだでいい奴なのだろうと予想していたから、最後は驚いた。本当に忍たちのことを研究対象としてしか見ていなかったんだろうな。飯塚は被害者たちの気持ちを汲み取れない、ただの残念な男だが、榮はそれらを理解した上で立ち回ってる。本作一番の邪悪だった。

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    2023年02月10日
  • リライト【期間限定:超拡大お試し版】

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    大サービス

    試し読み版でありながら、本編のおよそ半分以上のページを公開しているがゆえに、その独特の世界観を存分に味わうことができる一冊だと思います。タイムリープって過去は変わらないはずなのに、いざやってみると記憶をなくしたり諸問題が発生するといったトラブルがあり、興味と恐怖とが隣り合わせでスリルが存分に感じられます。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2023年02月01日
  • 忘却のレーテ(新潮文庫nex)

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    読み終わった後、そういうことね!となり、スッキリ。もう一回最初から読み直した。主人公と一緒で、なんか違和感を感じられる構成だった。
    登場人物の登場の仕方がほんと謎だったから、スッキリしてよかった。終わり方は呆気ないけどわかりやすい。

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    2022年07月27日
  • リライブ

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     ハチャメチャに面白い『リライト』から続く全4作のシリーズの最終巻。正直3作目の『リアクト』でほぼオチが着いてたのでどうなるかと思ったら、ここに来て新キャラが主人公。しかも「転生」という新要素が追加され、話のややこしさに拍車がかかって解説の佐々木敦も理解を諦めていた。SFというよりファンタジーな部分があったし。
     評価の微妙さは話のややこしさのせいだと思うので、うまいこと映像化されれば見直されるかもしれない。

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    2021年09月16日
  • バイロケーション

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    設定がかなり強引な気がした。
    いろいろ都合良く決められている。
    途中、かなりこんがらがってきたけど、ちゃんと最後に謎解き(?)があって、ああ、そうなのかと納得したようなしないような。
    でも、面白かったか面白くなかったかと訊ねられたら、面白かったと答えると思う。
    続編があるみたいなので、そちらも読んでみたい。

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    2019年10月20日
  • リライブ

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    「リライト」から続く、不条理タイムリープシリーズの完結編。前作の「リアクト」もかなり複雑ではあったが、本作もそれに負けるとも劣らない難解さである。前作、前前作を読んでいてもいまいち読解が追いつかず、一読で完全に把握できないのはやや惜しむ部分であるとは言える。ただこの複雑さはある種のメタ的な意味も多分に含まれており、著者の得意とする「不条理さ」を現しているとも言えるので一概には否定出来ない。時のルールは絶対で、一度狂えば全て狂い、無限拡張していくという、ある種の当たり前を煮詰めに煮詰めた作品であるともいえよう。情報の複雑さを除けば、結婚式を間近に控えた、輪廻転生するたびに記憶を保持し続けた盲目の

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    2019年05月28日
  • リビジョン

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    前作『リライト』から続く理不尽SFミステリの本作。同時並行の前作と違い、話そのものは一本筋だが、時の迷宮とでも言うべき複雑な時間軸を舞台に物語は進行する。小気味よいテンポと狂気に満ちた心理描写、日常が知らず知らずのうちに改変されていく恐怖は、ゾクゾクとするホラーに仕上がっている。相変わらず共感に欠ける登場人物ではあるのが難点だが、その登場人物に対する冷徹な視点や、一種の手加減のなさが魅力でもあるのでそこは評価の分かれる所であろう。最後のほうにミステリ的な種明かしもあり、狂った話が綺麗に収束するので、スッキリとした後味の悪さという、相反する読後感がある。四部構成だが、このテンポの良さと、時間SF

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    2019年05月25日
  • リビジョン

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    『リライト』に続き、法条作品二作目。タイムリープもの。話がちと複雑過ぎて混乱中…。前作の未来がおかしくなった原因が描いてありました。これはシリーズ全て読まないとダメだ——。と言うわけで『リアクト』へ。

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    2019年05月07日
  • リビジョン

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    リライトの続きにしては、あまり面白くなかった。
    けど、この設定がなければ、リライトは起きなかったんだろうなとは思った。

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    2018年09月30日
  • リライブ

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    2018年76冊目。シリーズ最終巻。全てがスッキリとはいかないものの、最後は感動的。ただ唐突な展開にはやや置いていかれた感がある。

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    2018年06月23日
  • リビジョン

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    2018年73冊目。前作を凌ぐややこしさ。未来が見える鏡、未来を変えてしまうことで過去が変わってしまうというのは面白かったが、よくも悪くも前作ありきだという感じはした。

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    2018年06月23日