高橋ユキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2013年7月、山口県周南市の金峰(みたけ)地区の郷集落で起こった5人の殺害と放火事件。犯人の家の窓には「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」の貼り紙。でもこれは当時マスコミやネットで騒がれたような犯行予告ではなかった──。
何度も現地に足を運んで住民たちから聞き込みをし、ときに警戒されたり嫌がられたりしつつもめげずに訪問を重ねるなかで、やがて報道と裁判が到達したのとは別の真相が明らかになっていく。閉ざされた狭い集落において、人間関係の良否はまさに死活問題。犯人の直筆の手紙の異様にくねくねとした筆跡がすごかった。
【目次】
1:発生
2:夜這い
3:郷
4:ワタル
5:その父、保見友一
6:疑 -
Posted by ブクログ
猟奇的な事件は実際に起こる。犯人を駆り立てるものは何だろうと興味を持った。
著者何度も現地に足を運び、疎まれながらも丁寧に取材した。本を読むとその成果は十分伝わってくる。
犯人に同情の余地はない。そもそもコミュニケーション能力に乏しい人間が、限界集落のような濃密な地域に生活拠点を移したのが間違いだ。「助け合い」「思いやり」など期待したのが間違いだ。この事件は起こるべくして起こったのだ。
今後また集落、いや都会で悲惨な事件は起こるんだろうなと憂う。どこかで孤立した人間が妄想を募らせ、自称『正義の鉄槌』を下す準備をしている。そして私たちはそれを防ぐ術を未だ知らない。 -
ネタバレ 購入済み
嘘も方弁
時期国王である姫の戴冠式がもうすぐ始まります
ここで賢いなこの姫。と思ったのがビンボーで煌びやかな式ができない理由を
「お父様の一周忌なので質素で省略…」と咄嗟に言ってしまう事 -
購入済み
実にリアルに描かれている。
美人というのはそれだけでずいぶん得をすることが多いが、逆に不幸を招き寄せることもある。というお話である。
作者の画力が優れているため、DVにより最大の長所であった美しさまでが崩れてゆく様子が実にリアルに描かれている。読後感はよくないがしっかり考えて描かれた作品だと思う。 -
購入済み
格言を再度認識
ストーリー展開はかなりありふれているがかなり読み手の心に負担がかかる内容である。 作者の画力はかなりのもので、醜い女は思いっきり醜く、美人は思いっきり美人に描かれている。 見た目の美しさは幸せになれる条件の一つであるが、それだけで十分というわけではない という言い古された格言を再度認識させられる。
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Posted by ブクログ
ネタバレうーん、、、結局核心的なことは何もわからず。誰がどう思って事件を起こしてその引き金はこうで、、、みたいなミステリ小説のような綺麗なオチはないとしても、もう少し踏み込んだ犯行理由があればよかった。母親への夜這いの話もちょいちょい出てくるのに回収されずに終わってるし。。
有名作なので読んでみたのですが売れた理由がわからないまま終わってしまった。当時の報道ぶりを知ってたらまた違ったのかな。
ただ心神喪失者と心神耗弱者への刑罰のあり方や判決の偏り方への指摘は勉強になった。有名な事件ほど死刑になりやすいとは、、裁判官も結局は批判を恐れて保身に走る公務員ってことですかね。死刑制度自体は無くしてほしいけ