高橋ユキのレビュー一覧
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ネタバレ 無料版購入済み
ルナリア姫ダイタンですね
思いあぐねて再び魔術師?の許を訪ねた姫、多分そうするんだろうなぁと思ったように、服を脱いで好きにして良いわよと誘いますが、お相手が紳士で良かったですね。(まぁ、そういうエッチなまんがでもないでしょうし)もう少し女体、見せても良かったかな……
まぁそれはともかく、お城に彼を呼び寄せて、続き、気になりますね。 -
ネタバレ 無料版購入済み
ワガママお姫様は悪くはないです
むしろ割と好きですね。
コメディタッチで、その辺は良いです。ただ、いかんせんお金がないみたいなので、やりくりに四苦八苦する主婦みたいになっていましたね。
ちゃんとお目目は少女まんがっぽかったですね。 -
匿名
ネタバレ 購入済み真相は闇の中……?
2023年4月読了。
昔、とある対談番組で、○○地方出身の著名人達が(自分達を育んだ)地元愛を散々語り合っていたのだが、番組の終わり間際に突然、「でも、田舎の人達って、(当人が居なくなると)直ぐに悪口言い始めますよね…」と笑って話し終えていたのを見て、しばし目が点に成った記憶が有る。
その時は思わず「結局、ディスってるんじゃん!」と笑ってしまったのだが、一緒に見ていた地方出身の妻が「私には笑えない…」と真顔でボソッと呟いて、驚いた事があった。「世間体を過度に気にする」「周りの家に見られたら(聞かれたら)会わす顔が無い」…こう云った心理は、「都会か田舎かに関係無く」閉鎖的な環境下 -
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高橋ユキ『つけびの村 山口連続殺人放火事件を追う』小学館文庫。
2013年に起きた山口連続殺人事件の背景に迫るノンフィクション。事件から10年という節目に新章となる「村のその後」を書き下ろし、加筆、文庫化。
何かテーマを持って事件についての大きな謎を解き明かすという訳ではなく、報道では伝えられない細部に肉付けしたようなノンフィクションだった。
2013年7月、僅か8世帯12人が暮らす山口県の限界集落で、一晩のうちに5人が殺害され、2軒の家が燃やされる事件が発生した。被疑者として逮捕された保見光成は裁判で死刑を言い渡される。
著者は取材を通じて、犯人である保見の異常な性格と行動と、住人の -
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ネタバレ逃げるが勝ち
~脱走犯たちの告白
著者:高橋ユキ
発行:2022年6月6日
小学館新書
「Slow News」(調査報道サイト)での連載を加筆修正
タイトルからは「逃げるが勝ち」を人生訓にしているエッセイのように思えてしまうが、サブタイトルにあるように、3人の脱走犯たちを中心に彼らの告白文や手記などに加え、彼らが逃走していた街の人々への取材で構成されたノンフィクション。記憶にも新しい2人の逃走劇については、著者自らが潜伏先だった街で取材したり、逃走犯に直接書いてもらったりした文などで構成。もう1人は「昭和の脱走王」について、資料などをもとにルポしている。また、最後のまとめの章では短くいろい -
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よく取材したなという意味ではすごいと思う。読んで面白かったかというと、今一つ。それは書籍化するために無理して分量を増やしたように見える点があるから。精神科医への取材は面白い切り口だったと思う。ルポタージュに拘らず、なぜ集落でうわさは起きるのかや、郷集落の中が悪いのかなどは、社会学者にヒアリングしてもよかったと思う。
ルポタージュとしてはそもそものつけびとなったもう一つの放火について掘り下げられたらもっと面白かったけど、存命の方のことがあるから書けなかったのかもしれない。
いずれにせよ、精神鑑定による判決の余地の基準が定まっていないことへの筆者の意見はなるほどと思うが、こういうことに今の投票で -
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刊行されたとき、読む勇気が無かった。
私自身も、この事件は「村八分にされた村人の犯行」と思い込んでいたから。
亡くなった方には悪いけれど
どこか同情を引く事件だと思っていたので
犯人の心情が書かれているだろうと考え
興味本位で読むことを躊躇った。
それは、大きな間違いだったのだけれど。
丁寧に取材を重ね事件の真相に迫る。
村人に対して、いいことも、悪いことも隠すことなく書かれている。
「うわさ」が犯人を追い詰めたとしたら。
あとがき P295
〈土地で実際に囁かれるうわさ話、そして小さな事件は、なにも金峰地区に限って存在するわけではない〉
過疎化が進む村と限らず、どこででも起こりうる事件だと -
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ふたりの脱走犯との、手紙のやりとりや、脱走王の異名を持ち、4度の脱走歴をもつ白鳥由栄。そして、カルロス・ゴーン。
松山刑務所が塀のない刑務所で、日本には4つしかないということをはじめて知りました。比較的、自由であるからこそ、人間関係に辛くなり逃げ出したということでしょうか。最後に脱走犯が捕まるときに、ホッとしたというのは印象的でした。
自転車で2ヶ月近く、逃げ回ったひとも凄いと思うけど、逃げるには運も必要かもしれませんが、お金こそが必要だと感じました。
いつかは捕まるとは言え、警察の失態というものも、決して終わることがないなと思いました。脱走王の話に、人の油断があるからこそ、脱走ができる -
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今回の被験者はあまりにも自業自得で
同情の余地無しという気持ちです。
この母親の元に生まれてきてしまったことに関しては最大限に同情するけれど。
どんな人生が待っているのだろうか -
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2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。
犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが……
それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。
気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、
ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。
〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉に、震えが止まらない!
山口連続殺人放火事件についてのノンフィクション。ノンフィクションだけどエンターテイメント寄り。だから事件の残酷さも非道さも皆無。被告の精神状態が異常なのだと -
Posted by ブクログ
2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが・・・それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉に、震えが止まらない!
ノンフィクション大賞で気になっていたが、ようやく読み終えた。前半はほとんどWEBにあげられていたようです。私この山口の事件について全く記憶がないのだけれどいったい2 -
Posted by ブクログ
8世帯12人しかいない山間の集落で5人が殺された山口連続殺人放火事件。発生当時、報道やネットでは「田舎特有のイジメや嫌がらせがあり、その復讐だった」とまことしやかに語られていた。
裁判では、そのようなイジメ嫌がらせは無く、加害者は村人からあらぬ噂を立てられているという「妄想」をつのらせた結果の犯行であるとして、死刑が確定した。
筆者の丹念な取材の結果、次のようなことが分かった。
①判決のとおり、イジメや嫌がらせは無かった
②村では当時も今も、あることないことの噂話であふれているのは事実だった
③加害者は強い妄想性障害を持っており、犯行時にはほぼ統合失調症患者と同様な症状にあった。
つまり、