高橋ユキのレビュー一覧
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著者の淡々とした文章が好き。冒頭の小説家の方との対話が面白かった。小説家から見たノンフィクションとは、、このルポを読んで、現実のあり得なさに(多分悔しくて?)泣いた、と買いてあって、面白いなあと思った。事実は小説より奇なり、、フィクションだったらありえないだろーって言われるような展開が現実だとあるのが面白い。
こうゆう犯罪もののルポって、ここでこんなもの食べてました、とか急に身近で現実感があるものが登場するのが面白いと思う。犯罪者がどんな心理でその行動を起こしたのか、ということに興味があってノンフィクションを読んでいるので、人間ぽい一面がみれると、その心理が少し分かったような気持ちになる。 -
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著者の取材の過程が綴られてるだけで、何か大きな事実が明らかになるわけではないけど、限界集落の気味悪さがリアルに伝わってくる。多かれ少なかれ、田舎だけではなく限られたコミュニティってこういう気味悪さがあるなあと。こっちの言ってる常識が伝わらない、自分たちの常識の中で生きてるって感じ。一体誰の言っていることが本当なのか、、モヤモヤした気分になりながらも、携帯も繋がらない、夜になると真っ暗になる限界集落に、著者である女性が何度も一人で訪れる描写にゾクゾクしながら読み進めてしまう。
犯罪もののノンフィクションというより、閉鎖された田舎の怖さに関するちょっと特殊なルポって感じ。
あとがきが良かった。「う -
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前半は2018年当時けっこう話題になった今治の開放型刑務所を出て瀬戸内の島に潜み海を渡った例と、富田林署を出て自転車旅を装っていた例が紹介される。これがめっぽう面白い。どちらも飄々と巷を移動していく。つかまりそうでつかまらない強運もあるのか。潜伏先の島の人々や接点をもった人たちが両例の「脱走犯」たちのことを、ある種の親しみをもって語るのも印象的。そして、捕まるときはわりとあっけない。
彼らによれば逃げたのは刑務所での扱いが不満で理不尽なものだったからだという。それはこの両者の例の後に紹介されている昭和の脱獄王・白鳥由栄も同じ。こういう動機によるものか、いやそれが明かされる以前から妙に人々は彼ら -
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ネタバレ2013年7月21日山口県周南市・須金・金峰地区の郷集落で2件の火災が起こり、3名が死亡した。翌日になるとさらに2名が殺害されていることがわかった。合計5名。5名と親しかった女性一人は生存。被害者女性の夫は村外に旅行に出ていて難を逃れた。
村に住む一人の男の行方が知れず、重要参考人として捜索が行われる。山中で発見し逮捕に至る。
当時マスコミは村でのイジメが動機であるとして報道した。実際にイジメがあったのか実際に現地に出向きインタビューと村の歴史から事件の全体像を探ったものである。
20190617最高裁最終弁論
20190711最高裁判決・上告棄却(死刑確定)
夕方から被害者遺族3名の記 -
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ルナリア姫が壊れかけていて
うーん、ファザコンっぽいですね。その辺は1話にもちょっと出てきていましたが。
また別の魔術師が来て、こちらはもう少し高級な?魔法も使えるようですが、金食い虫では…………姫がんばって欲しいですね。 -
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ルナリア姫ダイタンですね
思いあぐねて再び魔術師?の許を訪ねた姫、多分そうするんだろうなぁと思ったように、服を脱いで好きにして良いわよと誘いますが、お相手が紳士で良かったですね。(まぁ、そういうエッチなまんがでもないでしょうし)もう少し女体、見せても良かったかな……
まぁそれはともかく、お城に彼を呼び寄せて、続き、気になりますね。 -
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ワガママお姫様は悪くはないです
むしろ割と好きですね。
コメディタッチで、その辺は良いです。ただ、いかんせんお金がないみたいなので、やりくりに四苦八苦する主婦みたいになっていましたね。
ちゃんとお目目は少女まんがっぽかったですね。 -
匿名
ネタバレ 購入済み真相は闇の中……?
2023年4月読了。
昔、とある対談番組で、○○地方出身の著名人達が(自分達を育んだ)地元愛を散々語り合っていたのだが、番組の終わり間際に突然、「でも、田舎の人達って、(当人が居なくなると)直ぐに悪口言い始めますよね…」と笑って話し終えていたのを見て、しばし目が点に成った記憶が有る。
その時は思わず「結局、ディスってるんじゃん!」と笑ってしまったのだが、一緒に見ていた地方出身の妻が「私には笑えない…」と真顔でボソッと呟いて、驚いた事があった。「世間体を過度に気にする」「周りの家に見られたら(聞かれたら)会わす顔が無い」…こう云った心理は、「都会か田舎かに関係無く」閉鎖的な環境下 -
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高橋ユキ『つけびの村 山口連続殺人放火事件を追う』小学館文庫。
2013年に起きた山口連続殺人事件の背景に迫るノンフィクション。事件から10年という節目に新章となる「村のその後」を書き下ろし、加筆、文庫化。
何かテーマを持って事件についての大きな謎を解き明かすという訳ではなく、報道では伝えられない細部に肉付けしたようなノンフィクションだった。
2013年7月、僅か8世帯12人が暮らす山口県の限界集落で、一晩のうちに5人が殺害され、2軒の家が燃やされる事件が発生した。被疑者として逮捕された保見光成は裁判で死刑を言い渡される。
著者は取材を通じて、犯人である保見の異常な性格と行動と、住人の -
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ネタバレ逃げるが勝ち
~脱走犯たちの告白
著者:高橋ユキ
発行:2022年6月6日
小学館新書
「Slow News」(調査報道サイト)での連載を加筆修正
タイトルからは「逃げるが勝ち」を人生訓にしているエッセイのように思えてしまうが、サブタイトルにあるように、3人の脱走犯たちを中心に彼らの告白文や手記などに加え、彼らが逃走していた街の人々への取材で構成されたノンフィクション。記憶にも新しい2人の逃走劇については、著者自らが潜伏先だった街で取材したり、逃走犯に直接書いてもらったりした文などで構成。もう1人は「昭和の脱走王」について、資料などをもとにルポしている。また、最後のまとめの章では短くいろい -
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よく取材したなという意味ではすごいと思う。読んで面白かったかというと、今一つ。それは書籍化するために無理して分量を増やしたように見える点があるから。精神科医への取材は面白い切り口だったと思う。ルポタージュに拘らず、なぜ集落でうわさは起きるのかや、郷集落の中が悪いのかなどは、社会学者にヒアリングしてもよかったと思う。
ルポタージュとしてはそもそものつけびとなったもう一つの放火について掘り下げられたらもっと面白かったけど、存命の方のことがあるから書けなかったのかもしれない。
いずれにせよ、精神鑑定による判決の余地の基準が定まっていないことへの筆者の意見はなるほどと思うが、こういうことに今の投票で