小山田浩子のレビュー一覧

  • 工場(新潮文庫)

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    とにかく全編通して薄ら居心地悪く、薄気味悪く、落ち着かない。特に食事のシーンは、こんなに嫌な感じのする食事があるか!というくらいゾワゾワする。
    読んでいる間中少しずつ生気を削られていくような妙な力があって、それが魅力でもあるのかもしれないが、2周目を読むのはちょっとしんどい。
    特に虫嫌いはやめておいた方がいい。
    コロコロと語り手や時系列が変わる形態は「意識の流れ」っぽくて面白い。

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    2025年07月13日
  • 工場(新潮文庫)

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    「工場」
    2010年第42回新潮新人賞
    2013年第30回織田作之助賞

    不可思議な巨大工場での日々
    三人の従業員の視点から
    契約社員の女
    その兄の派遣社員の男
    研究者の正社員の男
    非現実的な工場を寓話的に描き
    現実的な作業、働くという持続性を
    一つの社会として完結する中に読む…のかな?
    次作「穴」で芥川賞作家となる事を予測させる作風

    「ディスカス忌」
    熱帯魚の飼育をする金持の男
    若い妻と結婚して子供が産まれる
    友人ふたりはお祝いに行く
    その後金持の男は妻子を残して亡くなるが
    その理由はわからない
    語部の僕は不妊について悩み熱帯魚の繁殖
    金持夫婦の生殖について蝕むように純文的に
    いわゆるわか

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    2025年07月02日
  • ものごころ

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    小山田さんの書く文章はいつもクセのある文体で好き嫌いが激しく分かれそうと思っているけど今回ほもっとクセ強になってきましたね
    文中の会話文が「」で書かれず普通の本文中に流れるように会話が入ってきていて、すごく戸惑うのですが、慣れてくるとそれもまた入り込めちゃうから不思議
    会話が放流されている感じがします

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    2025年05月12日
  • 工場(新潮文庫)

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    不思議な文章だった。ずっと気持ち悪い感覚が残るいい作品でした。話は基本的に多視点で述べられるが、人が変わるだけでこんなにも印象が変わるのかと考えさせられるものでした。

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    2025年05月04日
  • ものごころ

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    いつも難解な芥川賞作家の作品、しかも苦手な短編集。案の定、句読点ゼロ、文の途中で突然年を取っていたり。が、わかりやすく読みやすいのもあった。子供がスモモの種を飲み込んで、母親がものすごく心配する話は、私のことか?
    他のも読めるかも

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    2025年05月01日
  • ものごころ

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    懐かしい気持ちに何故だろうと思いながら読む。パンデミックや携帯も登場するのに昭和を読んでいるような。短編なので読みやすいが段落がないので長編だったらしんどいだろうなぁ。

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    2025年04月23日
  • 最近

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    最近のことだし、皆が共有したあの時間。あの時の特別な景色、意識、会話。その色合いはどんどん薄くなっているけれど、確かにあった最近の話し。

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    2025年04月06日
  • 最近

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    【収録作品】赤い猫/森の家/カレーの日/おおばあちゃん/遭遇/ミッキーダンス/えらびて

    コロナ禍とその後の日常が、一組の夫婦とその周りの人々の視点で綴られている。

    淡々とした描写は好みなのだけれど、文が途切れなく続いているのが気持ち悪い。だらだらと… ではないのだが、目にだらだらと見えてしまう。
    垣間見える社会諷刺は面白いのだが。

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    2025年04月05日
  • 工場(新潮文庫)

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    不気味な面白さだった!
    はじめは工場についてで、
    不穏な描写と、発展の象徴とのギャップに心穏やかに読めず笑 

    けど、次第に工事で働く一職員たちの視点で後半の物語は語られていく。
    何気ない日常にある、何気ない悪意がとてもリアルで読み進める手が遅くなるくらいじっとりしていて読み応えあり、、。

    癖になる文体で、他の作品も読みたいと思った

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    2025年03月26日
  • 工場(新潮文庫)

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    工場、ディスカス忌、いこぼれのむしの3篇どれももうホラーで一番恐ろしいのは人間!
    工場が一番まともくらいの感覚。
    他人のことなんて、絶対にわからないのに、わかったように毎日が過ぎていく不思議。その事を日々の中で、小説でこうしてハッと見せられることがある。
    人間はすごいバランスで保っている。

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    2025年03月20日
  • 庭(新潮文庫)

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    15の物語からなる短編集
    どれも不思議で不穏で意味不明なお話ばかり、だけどクセになる
    私がすきだった物語は『動物園の迷子』
    読んでいるうちに語り手がどんどん入れ替わり自分が今読んでるのは誰の事なんだろうと迷子になってしまう
    ほんとに不思議な作家さんだなあ

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    2025年03月16日
  • 工場(新潮文庫)

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    「いこぼれのむし」から感じたのは
    主観と客観のあまりのずれ
    意思疎通の難しさに非常に共感した
    表題作「工場」はあまりに不思議な世界で
    どう読めばいいか正直戸惑っている
    これからどなたかの考察でも読んでみることにする

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    2025年03月08日
  • 工場(新潮文庫)

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    すごい話題作だから読んでみたけどまさかの短編集で(ちゃんとみない私が悪いw)題名の工場は微妙だった、、、
    書き手がコロコロ変わって、大抵行開けたりするけどこれは急に変わるから分からず、難しすぎた。そしてそもそも論癖ありすぎるから難しい!
    最後の芋虫のやつはちょうど良い気持ち悪さと人間のあるあるの気持ち悪さで最高だった笑

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    2025年02月17日
  • 工場(新潮文庫)

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    「工場」「ディスカス忌」「いこぼれのむし」の3編。
    表題作は語り手が3人いる。あともう、雰囲気が灰色。
    個人的には「いこぼれのむし」が一番好みだった。
    すごくこう…モヤっとするのだが、実際あるよなーと思った。一番身近だったからかも。

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    2025年02月02日
  • 最近

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    コロナ禍の日常を描いた短編集。わずか数年前のことなのに、こんな感じだったなあ…と感じてしまう。だからこその短編集なのかも。
    この作家は、初めて読んだ。読点が少なく、ページに字がびっしりなのに、読みやすく面白かった。

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    2025年01月21日
  • 工場(新潮文庫)

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    工場は事前に主人公になる人物が三人いることを頭に入れておかないと、途中でよくわからなくなる。
    場面や心情をあらわにしている人間がよく変わるがイマイチわかりずらいのでサクサク読むよか、じっくり読んだ方が良い。
     話は爽快なオチとか読み終わった後のスッキリ感はない。世にも奇妙な物語を不気味なエッセンスを希釈して私たちの日常やらに少し寄り添った感じである。
     正直私は「ディスカス忌」と「いこぼれのむし」のほうが好みであった。
    ディスカス忌の方は分かりやすいしスルスル話が入ってきた。これは自分が熱帯魚に明るい部分があるからかもしれない。
    いこぼれのむしは読んだ後に、いや読んでいる途中にも節々のリアルさ

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    2025年01月15日
  • 工場(新潮文庫)

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    小山田さんと柴崎さんと、近くに平積みされて、共に初挑戦でしたが、お2人とも芥川賞の純文学派で、率直に難しかったです。工場の異なる職場で働く3人の日常か非日常か?を描く。ほか硬派な合計3編でした。

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    2025年01月11日
  • 工場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ひとつの街…っていうか市くらいありそうなボリュームの敷地を持つ工場で働くことになった3人。

    工場は異様な広大さで、南北を分つ大河があり、それに架かる巨大な橋があり、橋は自動車やバスがひっきりなしに往来している。
    工場の敷地内には、レストランから旅行代理店から住宅街から釣り堀から何でもあり、っていうか、逆に無いのん何よ?ってぐらい何でもある。
    なんなら、工場敷地内の固有種の動物までいて、え?ってなる。

    この辺りの人は、何かしらこの工場に関わる仕事に従事していて、小学生時代は社会科見学に訪れるほどなのに、この工場の業種が全く書かれてなくて不気味だし、この3人が工場で従事する内容の関係性が全く見

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    2025年01月05日
  • 庭(新潮文庫)

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    描写が細かい。私はそこまで思考しないから共感はできないが、常に思考する人はそういう気持ちで過ごしてるのだろうと感じれた。

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    2024年08月20日
  • 穴

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    オチのようなものはなく、日常に不可思議が入り込んだような世界観。読後に残る感じはなく、あまりはまらなかった。

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    2024年08月13日