小山田浩子のレビュー一覧

  • 穴

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    初めて出会った感じの不思議な小説でした。
    読み終わっても、疑問だらけで部分的に読み返して解明しようとしてみたがどこがどう繋がっているのか、義兄と義祖父、獣と穴と大勢の子どもたち、老人達の関連など過去と現在が何かで繋がっているのだろうかと読み戻ってみても掴めず。分からない事だらけですっきりはしないのにクセになる独特な作品だと思いました。

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    2021年09月16日
  • 穴

    Posted by ブクログ

    読書開始日:2021年9月7日
    読書終了日:2021年9月12日
    所感
    【穴】
    難解だった。
    「しんせかい」に似た空気感。
    全く歩み寄ってくれない感じ。
    あさひの未来が姑なのは予感がしていた。
    田舎は日々の動きが少なく、それも専業主婦となると時間を持て余し「穴」にじっといるような感覚に陥る。
    だからこそあさひは「穴」に固執していたのだと思う。
    こう考えたら楽をしているようになってしまうが、義兄と穴の獣は完全に妄想だと思う。
    義祖父の置き去りにされたような痴呆も不気味だ。
    義祖父はもうすでに意識が朦朧としていて、穴に篭りたかったのだと思う。
    あの地域の「穴」は、何も動きのない日々の恐怖からの逃げ

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    2021年09月12日
  • 穴

    Posted by ブクログ

    数年前に読んだ時、なんだか妙な気持ちになったのを覚えている。そして、なにかの拍子にまた手に取ってしまった。

    この本の良し悪しを語るには時間が必要だと思う。

    初めて読んだ時、意味のわからない奇妙な余韻が残った。少し怖いような、寂しいような、グロテスクなような。

    ただ、記憶に残る。
    記憶に残っていたからこそ、数年ぶりに手に取ったのだと思う。

    穴に落ちて以来、世界が変わったのか、それとも主人公自身が変わったのか、それは誰にもわからない。ただ、なにか、ボタンのかけ間違えたような違和感だけが残る。

    この本について、まだ評価ができない自分がそこにいる。良かったのか、悪かったのか。
    もっと長い時間

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    2021年09月08日
  • 穴

    Posted by ブクログ

    とある呟きを見て「そういや買ってたな」と思い出してタイトルだけ読む。そしてさっぱりわからんかった(笑)虫嫌いな方には全くお勧めしない。しかし、こういうものを読んでしまうとますます俺は小説って向いてないのかなと思ってしまう。何回か読めばまた違う世界が見えてくるのだろうか?

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    2020年09月07日
  • 穴

    Posted by ブクログ

    なんとなく怖いような不思議なような独特な雰囲気のある物語だった。
    なんでもない日常の中にぽつんと入り込んだ非日常みたいな感じで個人的には好みの世界観だった。
    表題作の「穴」よりも「いたちなく」が面白かった。

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    2019年10月14日