内藤朝雄のレビュー一覧

  • 「ニート」って言うな!

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    卒業論文の参考。

    「ニート」という言葉の誤認に対する批判、原因を自己責任、教育の責任に終始する記事や著書に対する批判が中心となっている。

    ニートに関する著書や記事の紹介と、それに対する支持的な視点、批判的な視点での評価がされている。

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    2011年04月29日
  • 「ニート」って言うな!

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「ニート」とは、働かず、就学もせず、求職行動もとっていない若者を指す言葉で、日本では二〇〇四年頃より使われ始め、その急増が国を揺るがす危機のように叫ばれている。様々な機関が「ニート」の「人間性」を叩き直そうと「支援」の手を差し押べており、多額の予算が動いている。
    このような状況下において、本書では、まず、日本での「ニート問題」の論じられ方に疑問を覚える本田由紀氏が、「ニート」という言葉自体の不適切さを量と質の両面から明らかにする。
    また、『いじめの社会理論』の著者である内藤朝雄氏は、「ニート」が大衆の憎悪と不安の標的とされていることを挙げ、憎悪のメカニズムと、「教育」的指導の持つ危険な欲望について解説する。
    さらに、ブログ上で「俗流若者論批判」を精力的に展開し注目を浴びている後藤和智氏が、「ニート」を巡る言説を詳しく検証する。
    その急増が国を揺るがす大問題とされる「ニート」。
    しかしそもそも、その定義自体が妥当なものなのか?
    大衆の憎悪のメカニズムと教育的指導に潜む危険な欲望とは?
    ニート論が覆い隠す真の問題を明らかにする。

    [ 目次 ]
    第1部 「現実」―「ニート」論という奇妙な幻影(「ニート」のイメージは間違っている 若者に対して真に必要な支援は何か)
    第2部 「構造」―社会の憎悪のメカニズム(青少年ネガティヴ・キャンペーン 佐世保事件にみる諸問題 ニートをめぐる「祭り」の状況 ほか)
    第3部 「言説」―「ニート」論を検証する(「ニート」論前夜―「自立しない若者」への苛立ち 「ニート」論はいかにして広まったか 週刊誌における「ニート」 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年04月07日
  • 「ニート」って言うな!

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    学校の授業の課題書で、ちょっと気に入っている本。
    マスメディアに踊らされるな!
    ニートが増えた社会構造をどうにかしろ!
    こんな本です。

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    2010年11月16日
  • 「ニート」って言うな!

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     どうせ安易なニート擁護の本であろうと期待せずに読んだのだが、ちゃんとしたデータに基いた精緻な議論がなされており、読んでよかったと思える内容だった。ニートの増加という「社会現象」を何の疑いも無く信じていた自分が恥ずかしくなった。無気力、怠け者といったイメージのいわゆる「ニート」ととして想起されるような若者は、ニートと定義される人々全体のなかではほんの一部に過ぎず、その数は以前と比べてあまり変化していないという分析には特に納得させられた。実体のない「ニート」という虚像だけが一人歩きして、そのような言説に基いて、政策や社会運動が進められているのは実に愚かしいことだと思う。本書は、ニートについて考えたい人には必読の書である。

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    2012年01月10日
  • いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

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    人が集まって関わっている以上、いじめの構造は避けて通れないのかなと思いました。
    まずは自分の弱さを認めながら、人と関わっていこうと思います。

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    2024年06月12日
  • 子どもの人権をまもるために

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    子どもの人権をまもるというテーマに沿って……かな? けっこうそうそうたる人々が稿を寄せている。宮田雄吾(大阪共立病院・大村椿の森学園)、山野良一(名寄市立大学・専門社会調査士)、駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表)、仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表)、熊谷晋一郎(東京大学・当事者研究)、大塚玲子(編集者・ライター)、内田良(名古屋大学・教育社会学)、大貫隆志(「指導死」親の会共同代表)、大原榮子(「メンタルフレンド東海」世話人代表・名古屋学芸大学)、前川喜平(元文部科学省事務次官)、白濵洋子(佐賀女子短期大学・学校保健)、内藤朝雄(明治大学・社会学)、山下敏雄(弁護士)、村田和木(ライター・社会福祉士)、南和行(弁護士)、土井香苗(国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウオッチ日本代表)といった方々。
    一方で、どこか子どもの立場に立った活動なのだろうかと思わせもする。子どものためを思って考えての活動ではあるだろうけど、子どもの思いに直結できているだろうか。ほんとにほんとに子どもの人権をまもる活動といえるだろうか。厳密にいえば、たとえとして、大人が余裕をもって子どもを育てられるまちづくりのような活動は、子ども第一ではないと思う。そんなことを気にしながら、各人の稿を流し読んだ。
    なぜ木村草太氏が編集になっているのかちょっと疑問。それらしい人ではあるけど、これまた厳密にいえばそのものズバリな人って感じがせず、彼の知名度に頼って編者にしたのかなって勘ぐってしまう。

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    2023年07月22日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニートという言葉は、イギリスのNEET(Not in ducatoin、Employment or Trainjng)からうまれた言葉であるが、イギリスと日本における、その言葉の定義を見ていくと、年齢層と失業者で大きな違いがある。具体的には、イギリスでは16〜18歳を対象として失業者を含むが、日本では15〜34歳と範囲は広めだが失業者が含まれないとあり意外であった。

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    2023年01月15日
  • 「ニート」って言うな!

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    本田氏の「教育の職業的意義」、内藤氏の「マスコミ論・社会論」、後藤氏の「ニートをとりまく分析」それぞれベクトルが多少ずれている感があるが、面白く読めた。
    感情的ともいえる内藤氏のマスコミ・メディア批判論調は、それはそれでよいが、ではどうすればよいかについては中途半端にも思える。
    後藤氏は当時、現役の大学生でありながらたくさんの文献を読破し、調査し、そのレポートをされたという印象。主観的な意見はあえてかくすところは大学生らしくない。

    本田氏の担当された内容は、この後に出版された新書「教育の職業的意義」のプロローグともいえる。賛否はあろうが、主張は一貫している。

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    2020年02月24日
  • いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

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    全体的になぜ人はいじめるのかを書いていた。私には「全能筋書」や「全能感」などのワードの意味があまりしっくり掴めなかった。いじめの起きる原理、その連鎖がなぜなのか、新たな視点で見ることができるかと思う。

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    2018年10月22日
  • 「ニート」って言うな!

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    メディアなどが「ニート」という言葉を使い、人々に一定の印象を与えている。そういった言葉でくくられた人たちの実際の状態というのはどのようなものなのか、そしてどのような社会のフォローが必要なのかを考える。

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    2018年10月09日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニートの定義は日本に入った時に変わっちゃった。
    ってことをいっしょうけんめいに説明している。
    その国ごとに事情は異なるので、
    ちがうのはあたりまえ!

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    2017年01月24日
  • いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

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    ネタバレ

    「閉鎖空間でベタベタすることを強制する学校制度」(第5章1節タイトル)
    これを読んで、大学進学以降、中高時代の友人が「あの頃に戻りたい」というたびに「絶対にいやだ」と言い続けてきた理由がわかりました。
    「みんな」で「仲良く」が求められること、同一同進度を求められることが苦痛でたまらなかったんだろうなぁ…。
    もちろん、そういう環境が好き・いいと思う人はいるだろう。しかし全員がそうであるとは限らないのである。
    「学級制度をやめる」ほか、様々な提案(実現は難しそう)があった。
    「治外法権」をやめ、何かあれば「警察」を呼ぶというのは徹底されてほしいなぁ…。いじめることが損である、というメッセージは大半のいじめを落ち着かせることができるような気もする。
    また学級制度やそうでない形を学ぶ側が選べる形になってほしいとも思う。

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    2015年06月26日
  • 「ニート」って言うな!

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    非常に主張がはっきりしていることが特徴的である。
    「ニート」がテーマの中心ではあるが、マスコミ等が「世間の常識」として形作っている世論らしきものを無条件に信用することに警鐘を鳴らしているところに共感できる。
    しかし、「ニート」論への批判は納得できる、できない半々というところか。

    中身とは直接関係ないが、元々見ず知らずの三人の著者がブログのコメント欄でつながり、この本の出版につながったというところが面白い。ネットワーク社会の産物の一つと言えるのかも知れない。

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    2014年09月16日
  • 「ニート」って言うな!

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     3人の著者が、バトンをわたすようにして、それぞれの立場から「ニート」言説について切り込んだ本。問題意識としては「三者三様」という面もありながら、その中心点として「ニート」という言葉が析出するところに妙がある。

     第一部の本田由紀のパートが、俗流「ニート」論のまやかしをわかりやすく示している。だいたいのところは

    ・統計で見れば、ニート(働く気がない若者)は増えていないし、以前からわずかである
    ・そもそもイギリスの「ニート」は、経済的に恵まれず低学歴な若者が社会から排除されるのを問題視するために生まれた言葉だった
    ・しかし日本では15~34歳までと対象が大きく拡大され、しかも「失業者」が除外されてしまった
    ・このことにより、日本では「ニート」問題が失業者対策から遊離し、さらに「ひきこもり」との同一視がすすんだ結果、つまりは「心の問題」であるとされてしまった
    ・「ニート」問題は、本来の就業問題としてとらえ直されるべきである
     というあたりだろう。

     この部分だけでよければ、前半の60ページだけで十分。あとは、「ニート」をダシにして、「職業教育」「いじめの心理」「若者バッシング」という3人それぞれの土俵へと読者をひきずっていくつくり。まぁ、それだけ「ニート」言説がかなりの広がりをもっているということだろう。
    「近頃の若者は……」という言葉で耳が汚れたとき、解毒剤としてかなり効能が期待できる。

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    2014年03月30日
  • 「ニート」って言うな!

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    言ってることは正しいけど、それはもうわかってるでしょ、
    とどうしても思ってしまう内容。

    "ニートとひきこもりを近似値で見ること自体が間違え、更に言えばひきこもりを否定的に見ること自体が間違え(要約)"

    "典型的なのは、2003年に内閣府が刊行した「平成十五年度版国民生活白書」における認識です。この白書の中では、「フリーター」問題は企業が若者、特に新規学卒者の採用を抑制したことから生じており、一番重要な原因は企業側にあると言い切っていました。"

    ニートという単語が張り切る前にフリーター論がそういう風に転んでいたのは初耳でした、おしい。

    "この時代の人々にとっては、十五歳少女がヒ素を使って妹二人を殺したという事件よりも高校野球の方が大事だったのです。"

    少子化による子供の神聖化がむしろ児童犯罪をクローズアップさせて少年が非行化しているように見せているという悪循環。また、殺人・強姦率は戦後一貫して下がり続けているといういつものグラフも掲載、大切。

    "かつての貧しい時代に起きた事件を見てみますと、兄弟が多すぎて、親の愛情が行き渡らなくておきた、というタイプの紋切型の報道がなされていたりします。"

    少年犯罪の典型報道に「兄弟が多すぎて愛が行き届かなかったから」という時代があったことには驚き、現在は「一人っ子で兄弟との葛藤や本当の愛を知らない」云々になるのでとても忙しい。

    全体的にもっとニートの雇用問題の話が多いのかと思ったら、少年・新卒付近の成年に対する社会の偏見について重点的に扱った本。若者論として見るなら古市氏の「絶望の国の〜」の方が優秀かと思われる。

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    2013年05月26日
  • いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

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    いじめの分析までは良かった。
    でも、途中から何か違和感を感じ始めた。この違和感は何だろう。

    おそらく、著者自身がこの書を通して「全能感」を得たかったのではないか。ああ、そこだな。中島道義氏と決定的に違うところは。

    ただ、いじめの分析は良かった。
    それは疑いようがない。

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    2012年09月27日
  • いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

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    ニュースでいじめの問題が報じられてこの本を読み始めた。

    本書によると、いじめが生まれるシステムは閉鎖的な空間による人間関係の特殊性によるものらしい。
    この空間の内部では、通常の秩序よりも強いノリによる秩序が優勢になる、
    そこにおいてはいじめる側のシナリオ・いじめられる側のシナリオが機能してしまっているなど、今までに見たことがなかった考察で、とても参考になった。

    ただ、後半は現在読んでいる途中で、示された解決策が有効なのかどうか興味深いところ。

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    2012年09月22日
  • 「ニート」って言うな!

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    「ニート」という言葉を正しく再定義し、その上で新たに考察しようとしてる一冊。

    ニートについて思うところは色々あるけれど、根本的には若者の怠惰な姿勢よりも、不景気に由来した社会の構造改革が必要だと痛感した。

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    2021年08月22日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニートという単語が元々の意味から離れて間違ったイメージだけで使われている。
    そのイメージはマスコミや一面的な分析者によって誘導されたものだ。
    いろんな人がニートを問題視し、解決策を議論しているが偏った見方をしていたら問題の本質には触れられないだろう。
    ニートの概念だけに留まらず、自分がいつのまにか持っているイメージを見直し、物事を多面的に捉える必要がある。

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    2012年07月31日
  • 「ニート」って言うな!

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    ・ニート主婦。ほっとけよ。
    ・ニートなんて昔からいたのに、社会の不安や不満のはけ口のために、血祭りにあげられた。結局人口構成比にうやむやにだまされてるだけだ。
    ・でもじゃあニートと呼ばれた人たちはどうしたらいいのか、誰かが何かしてくれるのか、完全に無のままなのが残念だ。
    ・暇を持つことが悪だというのは、日本のひどい文化だと思う。仕事なんて他にやる大事なことがない人がやるものだと。

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    2011年11月15日