矢立肇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読むのは3回目だと思うのですが、何度読んでも今回こそは別の結末があるのではないかと思ってしまいますね。
まぁ、そんなこと起るわけもなく毎度この巻で私は大いに凹むわけですが、3回目でもそう思えてしまうような描かれ方がされてるってことなんだと思うんですよね。何となくいい結末がありそうな。まぁ、初回が、15年以上前で2回目からも10年近く経ってると思うので、忘れてると言えばそれまでですけど。
まぁ、致し方ないと言えばそうなのですが辛いですなぁ。あと、これも毎度思ってことなんでしょうけど、リディはあの後でも一人になった自分を憐れんで涙してるんですよね。こりゃダメだわ。という気がしますね。 -
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購入済み
面白い
ガンダムの世界は「MS戦闘」だけなんかじゃない
敵艦への潜入、身1つで目的地までなんとかして潜入する
チェイス・スカルガードというモビルスーツに乗るだけじゃない男だから描けるミッション
その一方で連邦軍のパブリク達。原作だとビーム撹乱膜を散布したという結果だけで扱われていた彼らも
それを達成する為に決死の覚悟が必要だったという
解像度高く描写される1年戦争
そしてアニメのガンダムではカメラがそちらに向くことがなく描写されなかったザクフリッパーなどのMSV機体
これが1年戦争の外伝だ!というパワーを感じる
ガンダムは決して窮屈な作品ではない
ガンダムで表現できる可能性はたっぷりある
それを感 -
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Posted by ブクログ
従軍記者(重大なネタバレになるため人物詳細は伏せます)が北極海へ向かうユーコンの艦内で撮影したスナップ写真とキャプションで航海日誌のようにストーリーが無声で進んでいく中盤の表現手法にまず感心した。こういうやり方もあるのか。
前半はシャアがマッドアングラー隊に着任するまで。
そのシャアにガルマの死について問い詰めるブーンのシーン(帯で公開されているのとブーンが疑念を持っているのは前巻で描写があるのでネタバレではない)での緊張感たるや。当 当然すっとぼけるシャアの声には脳内で勝手にCV: 池田秀一がついてきます)
そして、先述の静謐な中盤を挟んで後半は一転大きな動きがあり、クセの強い従軍記者と捕虜 -
Posted by ブクログ
深海からの脱出戦。
死線を何度も何度も掻い潜り、ついに生き延びたマッドアングラー隊の面々。
もうこれが、物語のクライマックスでいいんじゃないか、と思うほどの熱量でした。ジーク・ジオンの大合唱が、命を振り絞っての叫びの圧がやばい。
ちょっと言葉で表すには、自分の語彙力が足りないのでもどかしいのですが、久々の心震える戦いをみた、という感じです。
鬨の声を、心の底から出る叫びを、脅威と興奮と覚悟で圧倒されてしまいました。
物語上、アムロとガンダムとの戦いが待っているのはわかっていることだけど、これ以上の興奮をくれるのでしょうか。どうも、自分としてはここで盛り上がりすぎた、という気がしています。