トム・ピーターズのレビュー一覧
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すみません。これを読むまで著者のことは知りませんでした。
どうやら世界的に有名な経営コンサルタントだそうで。今は本業よりも毎年何百ものセミナーを開講しているそうな。
著者は民間のコンサル、ホワイトハウス、ペンタゴン等、およそどうやったら働けるのかも分からない場所での職務経歴があり、本作はそんな輝かしいキャリアから自らが得た、タイトル通りエクセレントな仕事人になるための知識と経験を披露したもの。
非常に興味深いです。会社のあらゆるシーン(会議、休憩時間、通勤時間等)の在り方への提言に始まり、もちろん私生活の過ごし方、そして企業を健全に保つための心構え等、本当に多岐に渡った内容となっています。 -
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ネタバレエクセレント・カンパニー
■超一流企業でやっている事の一般化
①行動の重視
②顧客に密着する
③自主性と起業家精神
④人を通じての生産性向上
⑤価値観に基づく実践
⑥基軸から離れない
⑦単純な組織・小さな本社
⑧厳しさと穏やかさの両面を同時に持つ
■まずは何より「実行」
・自主性を持って考えて、実践する。
■価値観を変えていく力
・新しい価値観を獲得できた企業が生き残り、それが出来ない企業は淘汰
・環境の変化とともに、価値観を変えていく力が必要
・ビンから出られないハチにならない。ハエになって色々試す
・戦後の一時期うまくいったからと言って日本的経営にしがみついている姿は、知恵と成功体 -
Posted by ブクログ
■感想
ブランド人、素晴らしいプロジェクトという前作を受けて、セクシーにプロジェクトを遂行する方法、要諦を解説するもの。できる人が気をつけていること、多分本当は教えたくないことを体系化していて、勉強になる。
■学び
・創造
思いつきを集約するノート
小さい問題の影にビッグプロジェクト
定期的にまぎれもなく凄いプロジェクトか見返す
愛しているプロジェクトほど人に愛される。恋に落ちるまで練ること
情熱、愛、美しさ
まずデザインありき。デザインでカッコよくする
共謀者。サポーターを集めておく
すごい、きれい、革命的、インパクト、熱狂的ファン
・売込み
早い段階で売り込む相手は上層部ではなく、仲間 -
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ネタバレ■感想
学生時代に一度読み、それ以来。8年ほど会社員をして行っていることの意味を実感。ただ、実行力がないことも実感。
今の自分のレベルてきには、あなただれ?どこへ向かうの?というのを考え、ブラッシュアップしておく必要あり。あとは8つの帽子。
■学び
実行とは政治。政治力を身につけよ。
エクセレントになりたいなら、エクセレントでないことをやめろ。IBMトム・ワトソン
今やる。あとでやらない。これは本当に凄いことなのか、そうでなければやめよう、とその都度問う。
プロジェクトの魅力があなたの魅力。そのプロジェクトにどれだけ燃えられるか、そのプロジェクトがどれだけ衝撃的か、で点数をつける。プロジェク -
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著者の2人はどちらもMBAの学位を持ち、R・H・ウォータマンはマッキンゼー社で21年の実務経験を持つ。訳者は技術者としても豊富な実務経験を持つ、大前研一氏。アメリカの62社をサンプルとして取り上げ、25年間のデータを分析した結果に基づいて書き綴られている。リーダーシップのあり方について論じている内容が多く、経営分析や経営計画などを偏った合理主義に基づいて推進すれば、生身の人間から構成される組織の活きた要素を取り除いてしまう点を問題提議している。「合理主義的な考え方は、価値観とういものがいかに重要かを忘れさせる」(P103)ということです。
経営研究家のクリス・アージリス氏が1950年代にマトリ -
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「何でもいいから、とにかく始めよう。
始めたら、それを続けよう。」
とにかく、それに尽きるのでは。
たくさんの行動プランも提案されており、読み始めた当初から 行動しよう!しなきゃ! とウズウズさせられる本でした。
ちょうど最近、とある講演会の中でPDCAサイクルならぬ“DCPAサイクル”のお話があり、思考型から行動型へ変えていこうとしていたタイミングだったのもあって、良い後押しとなりました。
ただ、今は一人でいろいろと考え行動している段階なので、「ブランド人になること=チームスポーツである」と実証できるような仲間を見つけることが課題かなと思っています。 -
Posted by ブクログ
ビックチェンジを生み出すのはリトルシング。つまり、小さな積み重ねこそ大切。
連絡を取りすぎてtoo muchってことはない。
不況時は売上高にこだわれ。
回復力のある人材にーレジリエンス
落ち着いている。自分を良く知っている。うろたえない。ユニークな経験値。適度の混乱を好む。エネルギッシュ、素直、まっすぐ。高い共感能力。決断力があるが頑固ではない。実践重視。
今後求められる事ーオリジナリティと人脈
行動でしか変われない。
新しいアイディアを考えたり脳を使え
人に興味を持てば、相手の関心も得られる。
思いやりはタダ!スピード、コストカットな世の中だけど甘さではない相手を思いやる姿 -
Posted by ブクログ
今となっては素朴な科学知識、当時の水準からみても無邪気すぎるマックス・ウェーバーの理解。論理展開のための材料の一つ一つが四半世紀のときの流れを感じさせます。エクセレント・カンパニーの条件としての、創発的な個人の行動とそれらの総合を全体として一定に方向づけるしくみ、という大枠自体、70年代に大きく進歩した分子生物学に出てきそう。
とはいえ、いくら古いと入っても、個々で述べられていることから私たちが学べることはまだまだ多い。多いからこそ、今でも名著として読み続けられているわけだし、多くの実務家や研究者に影響を与えてきたわけで。
エクセレント・カンパンートして紹介された企業の多くが今では全くエク -
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本の色からして、押し出しが強い。関西人を思わせるアクの強さだ。「個人をブランドにする」戦略について様々語っていて、言っていることはちょっと極端なことが多いけれど、参考になる意見もある。
自分の意識を変えていくには、なるべく、自分の意見とはかけ離れた人の話しを聞いて、実践してみるのが一番で、そういう意味で、アイデアの宝庫の本であると言える。
自分の名前をブランドにできるかどうかは、署名入りのすごいプロジェクトをやり遂げられるかどうかにかかっている。だとすれば、気が散るものをできるだけ排除し(排除目標は96パーセント!)、署名入りのすごいプロジェクトに全力を傾注しなければならない。(p.93)