惠谷治のレビュー一覧
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現実にないとは言えない
完結編。空母の有る無しで軍事的にも外交的にも優位性が大きく変わってしまう。そういう現実に一石を投じる作品。日中両国とも敵機は撃墜しても、パイロットは救助するという紳士的な軍隊で良かった。日米安保、自衛隊、憲法改正、核兵器の賛否などの諸問題をそろそろ真剣に議論すべき時に来ていると思う。
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中国軍に対峙する空母いぶきは
迫力ある空中での戦闘機通しの戦いから、相手の空母を無力化するところまでは、ハラハラする緊迫感のあるストーリーでした。そして、その戦闘の先を見る二人の艦長のやりとりは、日本と中国軍の立場の違いを見せました。最後は、人として信じることができると言う事が、現実でも通じると信じさせられる、素晴らしい終わり方でした。
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購入済み
次巻が待ち遠しい
かわぐちかいじさんの作品は、空母いぶきが初めてだったのですが、大変興味深い内容で続編の本編も続けて読んでいます。大国の中で日本の自衛隊がどう行動するのか、ということを考えさせてくれます。毎度ですが、次巻が待ち遠しいです。
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ネタバレ 購入済み
おお!!
前作の2国間の紛争よりもスケールが大きい今回では米ロとの緊張感が半端じゃない。前作では「結局自衛隊の勝ちでしょ」的展開が見え見えだったけど、さすがに今回はどうなるのか分からない分ドキドキしながら読んでます。外交戦にも注目だ!
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一読の価値ある作品
作者がこの作品で言いたかったことは、平和ボケした日本人に、近い将来に発生するかも知れない我が国への武力侵略事態について、良く考えて欲しいということだと思う。何をモデルにして書いたのかは言うまでもないが、多くの人に読んで欲しい作品だと思う。