谷口義明のレビュー一覧
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著者は、愛媛大学宇宙進化研究センター長の天文学者。
日進月歩の天文学・宇宙論の中で、世界各地の天文学者たちが追い求めているもののひとつに「宇宙のはじまりの星(=宇宙で一番最初に生まれた星)」があり、その探求は現代天文学の中でも最重要事項の一つとして、多くの研究者を魅了しているテーマなのだという。
著者は本書で、天文学の歴史、宇宙の誕生・成長の仕組みなどにも触れているが、「宇宙のはじまりの星」について以下のように述べている。
◆現在宇宙の膨張は加速しているが、このまま加速が続くと膨張速度は光の速度を超えてしまい、遠ざかる星が放つ光は地球まで永久に届かなくなる。つまり、地球から最遠の星が観測できる -
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推理を重ねて、暗黒物質の存在をあぶり出していく。惑星系形成の話は、いくつか読んできたが、銀河系、銀河団の形成は初めてだったので、興味深く読んだ。ここから暗黒物質の存在が出てくるのですね。
・銀河の形状、回転を調べることから暗黒物質の存在が強く示唆されてきた。
・構造形成という観点から見ると、宇宙の進化を決めていたのはバリオンではなく、暗黒物質だと結論せざるをえない。
・宇宙年齢70億年あたりから、宇宙膨張は加速されてきている。
・原子物質だけだと重力が弱く、現在の宇宙年齢である137億年の間に銀河はできない。
・P206宇宙大規模構造の形成シミュレーション -
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銀河は蜂の巣のような構造の空間分布を作っている。この宇宙の大規模構造は,いかにして形成され,維持されているのか。現時点での知見をもとに宇宙の進化を論じる。
銀河,銀河群,銀河団,超銀河団といった宇宙の構造が残っているのは,エントロピー増大の法則からすると一見不思議なことらしい。すべてが時間とともに無秩序な熱死に向かうなら,なぜ銀河は雲散霧消してしまわないのだろう?
それは,宇宙の膨張と関係がある。宇宙の体積が増え続けているので,エントロピーの捨て場所がどんどんできる。そのため局所的にはエントロピーの低い場所として銀河のような構造を作り上げることが可能になるという。宇宙膨張がなければ,銀河 -
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ネタバレ[ 内容 ]
最新の観測技術と理論によって、この宇宙が生まれてきた姿がかなりのところまでわかってきました。
宇宙は、何もない真空のゆらぎから137億年もの時間をかけて星々を生み、銀河を育て、いまなお変化し続けています。
本書では、銀河の母体となる暗黒物質にフォーカスしつつ、この宇宙創生の壮大な物語をつづってみたいと思います。
[ 目次 ]
第1章 暗黒の宇宙(宇宙は暗いのか;天の川を見る;銀河を見る;宇宙は暗い)
第2章 暗黒宇宙の誕生(膨張する宇宙;ビッグバン;インフレーション;宇宙の誕生)
第3章 銀河宇宙の誕生(銀河の産声;銀河の時代;銀河を操るもの;進化する銀河)
[ POP ]
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[ 内容 ]
私たちに見えている宇宙の質量は宇宙全体の数パーセントにすぎない。
残りは「暗黒物質」、「暗黒エネルギー」と呼ばれる正体不明なもので満ち溢れている。
宇宙にはびこるさまざまな「ダーク」暗黒星雲、星間ガス、ブラックホールなどの実体を検証しながら、宇宙の誕生と進化を支配し、宇宙の運命をあやつる黒幕の正体を突きとめる。
[ 目次 ]
第1部 ダークな宇宙まで(プロローグ;宇宙のダーク)
第2部 ダークな天体(暗黒の星;暗黒の残骸)
第3部 宇宙のダークサイド(暗黒星雲;暗黒の銀河;暗黒の銀河間空間)
第4部 宇宙の暗黒(宇宙の質量;宇宙の枠組み;暗黒物質―ダークマター;暗黒エネルギー― -
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[ 内容 ]
クェーサーは太陽の1兆個分の明るさをもつ宇宙で一番明るく、そしてもっとも遠い天体だ。
宇宙誕生後10億年頃に現れ、現在の宇宙ではほとんど観測されない。
多くの謎に包まれたクェーサーの正体とは?
最新の観測データからその実体に迫る。
[ 目次 ]
第1章 謎のクェーサー
第2章 クェーサーの発見
第3章 クェーサーの種類
第4章 クェーサーの起源
第5章 クェーサーの進化
第6章 クェーサーの謎解き
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆ -
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天文学者の知見から、ゴッホの描いた星の配置や月の形、空の色などを丹念に検証しながら、なぜその星空を描いたのかという謎に迫る。口絵や様々な図による説明もあるため、わかりやすく面白い。ところどころ見たことがなかった絵も挟まれており、ゴッホという人物にあらためて興味を持った。特に”バラのある花瓶”は知らなかったので、見れてよかったと感じている。
また本著の内容で美術展などがあれば、非常に魅力的で行きたいのだが、私だけだろうか?いずれにしても、知識からひとつの絵を追っていくというのは非常に楽しいものであり、似たような著作があれば是非読みたいとも思う。 -
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ネタバレゴッホについて、これまでにも本やポッドキャストでいろいろと読んだり聞いたりしていたけれど、
この本では、天文学者の著者が、特にゴッホの描いた星空に焦点てて、何の星やどんな月。どの時間帯や時期、方角のものが描かれているのか、いろんな推測をちりばめて解明が試みられています。
前提として、ゴッホが夜空を描く際に、だただいたいでではなく、実際の星座や月の角度などに忠実に描いていたのでは、という考え。
それで、実際はそれとはズレていたり、うまく当てはまらないのならば、ではどういう意図や背景で、たとえば空の違う方角や部分を持ってきたり、違う時間帯の月や星を入れたり、したのか、
というような、
完全 -
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ゴッホが描いた5点の絵について、その中に表現されている星空を、天文学者である著者の谷口義明(たにぐち よしあき)さんが、天文学の知見に基づいて検討します。
ゴッホが絵を描いた頃、星空は本当に描かれた位置に存在したのか?
絵の構図通りに、星空は見えていたのか?(著者は遠近画法等にも詳しい)
星空の色は、描写されたとおりだったのか?
なぜ、ゴッホは、そのように描写したのか?
筆者の観点と解説により、わたしたちは新しい絵の見方を獲得し、ゴッホの製作意図や感性を垣間見ることができます。
「実に、面白い!」
ガリレオシリーズ(東野圭吾)の湯川先生なら、そう言うかもしれませんw
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ネタバレ我が家のリビングには《夜のカフェテラス》のジグソーパズルと《星月夜》のレゴが飾られている。ラピスラズリ色の美しい背景、眺めていると不思議と落ち着きを感じるカフェの明かり、不安とも異なる心のうごめきを感じる渦巻きの空に魅了され、いつの間にか手に入れたものだ。しかし、これらの絵が描かれた背景や、そこにゴッホが込めた想いについては、何も知らなかった。そうした中、本屋で本書が目に入り、手に取り読み進めた。
内容は、ゴッホ作品の中でも星空が描かれた6枚の絵に着目し、描かれた場所、季節を基に、天文学者である東北大学院理学研究科出身の谷口さんが描かれた星について多角的に考察し、そこから更に踏み込んで当時のゴ