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Posted by ブクログ
天文学者の知見から、ゴッホの描いた星の配置や月の形、空の色などを丹念に検証しながら、なぜその星空を描いたのかという謎に迫る。口絵や様々な図による説明もあるため、わかりやすく面白い。ところどころ見たことがなかった絵も挟まれており、ゴッホという人物にあらためて興味を持った。特に”バラのある花瓶”は知らなかったので、見れてよかったと感じている。
また本著の内容で美術展などがあれば、非常に魅力的で行きたいのだが、私だけだろうか?いずれにしても、知識からひとつの絵を追っていくというのは非常に楽しいものであり、似たような著作があれば是非読みたいとも思う。
Posted by ブクログ
ゴッホが描いた5点の絵について、その中に表現されている星空を、天文学者である著者の谷口義明(たにぐち よしあき)さんが、天文学の知見に基づいて検討します。
ゴッホが絵を描いた頃、星空は本当に描かれた位置に存在したのか?
絵の構図通りに、星空は見えていたのか?(著者は遠近画法等にも詳しい)
星空の色は、描写されたとおりだったのか?
なぜ、ゴッホは、そのように描写したのか?
筆者の観点と解説により、わたしたちは新しい絵の見方を獲得し、ゴッホの製作意図や感性を垣間見ることができます。
「実に、面白い!」
ガリレオシリーズ(東野圭吾)の湯川先生なら、そう言うかもしれませんw
著者は、たとえゴッホが描いた星空が、天文学的に矛盾する場合であっても、こう言います。
「ゴッホには、そう見えたのだ。」
この一文を読むだけで、本書を読む価値はあるような気がします。
じつに、いいひとだ♡
◎目次
はじめに
【第1章】夜のカフェテラス
【第2章】ローヌ川の星月夜
【第3章】星月夜
【第4章】糸杉と星の見える道
【第5章】ウジェーヌ・ボックの肖像
【第6章】ゴッホが見た夜空と星の色
おわりに
Posted by ブクログ
ゴッホについて、これまでにも本やポッドキャストでいろいろと読んだり聞いたりしていたけれど、
この本では、天文学者の著者が、特にゴッホの描いた星空に焦点てて、何の星やどんな月。どの時間帯や時期、方角のものが描かれているのか、いろんな推測をちりばめて解明が試みられています。
前提として、ゴッホが夜空を描く際に、だただいたいでではなく、実際の星座や月の角度などに忠実に描いていたのでは、という考え。
それで、実際はそれとはズレていたり、うまく当てはまらないのならば、ではどういう意図や背景で、たとえば空の違う方角や部分を持ってきたり、違う時間帯の月や星を入れたり、したのか、
というような、
完全に推測でしかないのだけれど、
ゴッホが自分の書いた絵について書いている手紙が、
いつの時期や時間のものだったか、というような情報を収集する実際の史料になっているのですが、
まさかその手紙がそういうふうに読まれるとは思ってなかっただろうけれども、
自分の絵について手紙でも書いているところが何だか親近感が伝わってくるというか、
自分の絵について聞いてもらいたかったにちがいない、思うと、
こうして今日たくさんの人々がゴッホの絵に魅了されてその絵を読み解こうと時間を割いていることは、
きっとゴッホにとっても喜ばしいことに違いない、
となんか感慨深くなったりする。
とにかく、
ひまわりだけじゃない、
星空、本当に素敵ですね。
ゴッホは色彩の画家、とも言われるように、
きっといろんな色が見えていたんだろうなーと。
バラ色の星、というのも出てくるけれど、色に注目したときに、あるいは色への高い感度を通して眺められていたゴッホの世界では、
夜の空、星は、描かずにはいられないものであったのかなーと。
星々への強い思い入れ、こだわりを感じてゴッホの作品を鑑賞できると、その絵がもっと生きてくるように見えてくる。
そしてきっとそれは、星だけじゃなくて、彼の描いたもののいろいろについて言えるのだろうと思ったり。
この本を読んでからは感じて鑑賞できそうです。
宮沢賢治との類似点も、大いに納得しました。
たしかに世界観がとても似ていそう。
二人はとてもいい友達になれたかもしれないですね。
夜空の星たちと交感してその美しさを味わい、絵にしたゴッホ。すべてを解明することは不可能だけれど、その色遣いと感性が多くの人を魅了する力があるということは定かですね。
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ビジネス・実用
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