梨とりこのレビュー一覧
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評価は4に近い3かな。
攻め:柚原桂一
受け:里見彰
父が入院・手術後、一人息子である彰はそれを機に大学から就職まで過ごした東京を離れて故郷に戻ってきた。
地元では昔から何かに付けて里見家と張り合っていた柚原家があり、柚原家の長男とは同じ学年なのに接点が無かった。しかしその頃から彰は桂一にほのかな思いを抱いていて…。
ロミオとジュリエット的な要素はあるものの、そうでも無かった。受け側で意識し過ぎていただけだった。
それにしても、四分の3くらいまで二人のシーンは少なく、受け側の思いの羅列…。それをえんえんぐるぐる書いてる。すごい。←ほめてる(^_^;)
最後の最後でやっとエチ場面。あ〜長かった。でもこういう悶々系は嫌いじゃない。
やっぱり遠野先生が好きだなぁって思いました。 -
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ネタバレなに、このイキモノかわい過ぎて凶悪っ!!
工場作業服ものといえば、鳥城あきらさんの『許可証をください!』なのだけど、あそこまでお仕事色は強くなくて、比較的ラブ多めな感じです。
中三の夏休み土砂崩れの事故で家族すべて失った幸弥。
引き取られた先の叔父の元から逃げるように、中卒で工場に就職を決めた。
独りひたむきに生きている幸弥を見守る周りの目も温かい。
だたひとり、華奢で小動物みたいな幸弥に何かとセクハラを仕掛けている工務部長の大谷を除いては。
幸弥には憧れの人がいる。同じ工場の組立一課で班長をしている関目だ。
長身で精悍な顔立ち。面倒見がよい兄貴肌。
年下だけど同期入社の幸弥を何かと気にかけてくれる。
幸弥といつも昼食を共にしている千林は工場にはめずらしいワイシャツ・ネクタイ組で、関目に対する幸弥の気持ちをあっさり見抜いてしまい、
それとなく関目としゃべるきっかけを作ってくれる。
工務部長のセクハラがエスカレートしたことをきっかけに、千林の協力もあって、幸弥のアパートに泊まり込みをすることになった関目。
元々何事にも一生懸命な幸弥を憎からず思っていたところに、同居してみてさらに好意を深めていく。
とにかく傍にいたら、かわいがらずにいられない幸弥をみるにつけ、
今までかわいい弟をかばうみたいな庇護欲とは別に、捕食欲を抑えきれなくなり懊悩する関目。
このお話。視点が幸弥と関目と交互にスイッチする。
なのでそれぞれの気持ちが読者には丸わかり。
お互いの立場に配慮しても抑えきれない気持ちが全てわかっているだけに、早く早くとじれったい。でもそこもいい。
幸弥が本当に健気でかわいくて、近くにいたら絶対なでくりまわしたくなるタイプ。
好意を隠せない熱っぽい目で無自覚に誘いかける幸弥に関目が壊したい壊したくない衝動の狭間でのたうちまわるのを見てると、こっちも床ローリングしたくなります。
ほんっと、このイキモノかわい過ぎてまいる…
なんか色々萌え萌えして癒された。
そして攻の関目が、ナチュラルにいい男だった。
一瞬当て馬かと思いきや、だたの親切な同僚だった千林も、
インテリ眼鏡ビジュアル含め、ちょっと腹黒くて策士なとこもすごく好み。 -
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いとこ同士
保護者がわりでもあるいとこへの恋心を自覚した大学生の主人公は、
毎夜毎夜の淫夢に悩まされていた。
男性との経験はないのに、触手によって翻弄され高ぶる身体。
ある夜、淫夢にうなされていたところをいとこに発見され、高ぶった身体をみられてしまう。
あの淫夢になにかいみはあるのか、いとこの気持ちは・・・?
いわゆる因習ものなのですが、その因習にあまり厚みがないので、
ちょっと物足りないといいますか・・・。
もうちょっとこう・・・っていうか。
どうしても因習モノかつ触手っていうとハードルが高くなってしまう題材なのでしょうがないかもしれません。
お話自体は面白いので、これは・・・見せ方が失敗したかな、って思いますね。 -
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ネタバレ大学生の有也は、自身の性癖に気づき、田舎から出て、ゲイバーに通っていた。
けれど、通うだけで特に誰かと店を出て行くわけでもなく、ただひたすらに理想の男性を待ち続けていた。
有也の憧れる相手はただ一人、自分がまだ身体が弱かった時に入院していた病院の研修医の高林だった。
彼は、幼い有也の相手をしてくれ、ずっと励まし続けていた。
恋人ができるならあんな人がいい――そう思い続けていた有也だったが、有也の通うゲイバーでその高林と再会する。
まさか、と思う有也だったがどうやら間違いはないらしい。
おまけに、店の仲間の中での高林の評判はあまりよくなく、サディスティックな趣味があり、相手を傷つけてしまうのだという。
周囲に止められたものの憧れてきた気持ちを抑えきれない有也は、ひどくされるのを覚悟で一晩の誘いをかけてきた高林についていってしまう。
ひどくされても我慢できれば、本気で好きになってくれるかもしれない――そう悲壮な覚悟で高林についていった有也だったが、高林との行為は周囲の評判どおりひどいもので、性行為の経験すらない有也はぼろぼろになってしまう。
それでも、高林のことを嫌いになれない有也は――
という話でした。
ちょっとSMちっくな話ですが、かなり本気で痛いので、私の求めるSMの美学とは違うのがちょっと残念。
いや、実際にSMがしたいのとは別に「私の理想のSM像」っていうのが私の中にあるんですよね。
それとは大分離れます。
かなり本気で有也のことを叩く。
それも有也が快感を感じているか、感じていないのか、に関係なく。
もちろん、有也にMの気質なんて最初からないので、それで感じちゃうのもそれはそれで問題なんだと思うんですが、お約束の「実はMの気質があって――」というパターンの方が読んでる側には痛くないかな、とは思うんですよね。
けれど、それはそれでお約束過ぎるので、あえてこういう形にしたのかもしれませんが――
Mじゃない受けとドSな攻めの話。
正直、性の不一致はきついと思うんだけどなー……と思うんですが、それでもくっついちゃうのが物語のいいところだとは思います。 -
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ネタバレ大手建設会社の若きチーフ・デザイナー・緒方。
彼の次の仕事は、業界の第一線で活躍するアーティストを多数抱えたレコード会社の新社屋。
けれど、実はこの仕事、今大人気の新興のデザイン会社との合同の仕事であった。
大手の意地から、何としてでもイニシアチブを取りたい緒方たちだったが、相手の会社のデザイナーである堂島は、緒方の気持ちを知ってか知らずか、緒方との距離を近づけようとしてくる。
緒方は、己の才能を信じていたけれど、堂島のデザインを見て自分が打ちのめされたのを知った。
繊細でそれでいて大胆で――その確かな才能に見せられ、緒方の中で堂島がどんどん無視できない存在へとなっていく。
そして、二人で旅行に出かけた日。
堂島は緒方に、自身の恋心を露にした。
それっきり、堂島のことが頭から離れなくなってしまった緒方は――
という話でした。
かなり大人向けの恋愛話。
仕事もできて、稼ぎもきちんとあって、という大人な二人がお互いに仕事の才能をきっかけに惹かれ合って、最後はどうしようもなくなって、それでも余裕のポーズは崩さずに仕事は譲らずに、やる二人の話。
大人の恋愛ってこうありたいないー……と個人的には思いました。
読んでると少し背筋が伸びたような気がします。
だから最後も相手にゆだねるのではなく、まだまだ主導権は譲らない形でのハッピーエンドでした。 -
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刑事×検察官
刑事と検察官は、その立場の違いから決して仲が良いとはいえない。
しかし初対面から「裁判員制度導入を睨んで、検察庁は美人を選んだって噂は本当だな」といいう言葉をかけてきた刑事の印象は最悪だった。
しかし、とある事件に関わったことから二人は共に行動をすることになり、いい加減なだけと思われていた仕事態度がその場に合わせたものであることを知る。
真剣な仕事ぶりと、ゆれる胸の内を目の当たりにして主人公の中にあった気持ちが変化する。
主人公は絵にかいたような「真面目」「カタブツ」です。
正論を正論としてぶちかますという、可愛げのないタイプ。
台詞でもそういった部分が随所に見られて「本当にこんな人がいたらさぞかしめんどくさいだろうな」と思って読んでました。
ですが、後半でその性格がまっすぐに犯人へ向いていくのが読んでいて本当に気持ちいい。
ただその性格ゆえに心の動きが「え?!そうなります?」となってしまうので二人がそういうシーンに突入するときに戸惑ったのは事実。
続編が出ていたはずなのでそちらも読んでみたいですね。
カタブツで真面目な受けが好きな人はたまらんかな。 -
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バロックの裔で気になってたカプ。全くといっていいほど甘さのない本編だけど書き下ろしで少し甘さを感じられる。侑生の外殻を崩し本質を引きずり出そうとする桐谷の執着と、自分が培ってきたものだけでなく自分自身をも壊そうとする桐谷への侑生の憎悪がぶつかり絡まりあう。物語の展開により双方を動かすのが恋情だと読み手には伝わってくるのだけど、当人たちはそれを認めずというのがこのカプの味わいかと。石竜がとてもイイ男だった!桐谷が石竜に対する嫉妬や危機感を表してくれたらもっと美味しかったかも?(笑)
桐谷は、それだけで人を堕とし、イかせることができる声の持ち主って設定が美味しいです。耳にした瞬間に脳まで痺れる低音ってどんなーーー!!CD化されたら声優は誰だろ?ナギは勝手にモリモリの声で脳内再生してましたが(笑) -
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[麻薬取締捜査官同士]
ベテラン×新人
井原との絡みが多すぎて、
大曽根と結ばれた時の感動があまり無かった。
受けにもそれほど感情移入できなかったかもしれません。
しかし、ストーリー自体はまぁまぁ面白かったです。
もっと大曽根の心情がよく分かれば感動したのかな?と思います。
梨とりこさんの絵が凄く素敵でした。
☆あらすじ☆
来栖薫は、憧れの大曽根麻薬取締官の元で仕事をすることになった。想像通り彼は仕事のできる紳士だった。そしていつしか二人は互いを意識し始める。しかしある日、薫の前に元恋人が現れて大曽根に誤解されてしまう。「薫を幸せにするのが私なら、もっと嬉しかったよ」いつまでもこの人を見つめていたかった。けれどもう側にはいられない。ヤクに侵された元恋人が関わる事件に気がついた薫は、事件解決のためにある決意をするが…。 -
Posted by ブクログ
[建築デザイナー同士]
ツンデレ受け ワンコ攻め
同い年の2人、仕事も同業。
しかし、働いている会社の規模が違います。
久しぶりに秀さんの働く男の恋愛が読めて嬉しいです!!
こういうのを書いてこその秀さん!!
梨とりこさんの絵も素晴らしいです。
2人ともメチャかっこいい!!
個人的には堂島のルックスがスキですね~☆
お互いの才能に惹かれあう2人。
良かったです。
☆あらすじ☆
建設会社の若きチーフ・デザイナーの緒方。次の仕事は新興のライバル会社と合同の新ビル計画だ。会社の格と己の才能、当然リードするのは私だ-けれど相手方のデザイナー・堂島は、骨太な容貌に、繊細で確かな才能の持ち主。見せられた第一案に早くも打ちのめされる。「誰よりあなたに認めてほしいんだ」素直に意見を求める堂島に強い羨望と嫉妬を覚えつつ、緒方はその存在を無視できなくて!?