高橋由紀子のレビュー一覧
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とても良い本だと思う。
どこがいいかというと、著者のランガーさん自身が人生をとても楽しく味わっていることが本書全体からよく伝わってくるからだ。
本書の9章に「マインドフルネスは伝染する」という記述があるが、本書を読んでいると、まさにランガーさんのマインドフルネスが自身に伝染してくるような気がする。心が軽くなり何だか楽しい気持ちになってくる。
また、本書の前書きでも記載があるが、今まで自分はマインドフルネスに興味を持ちながらも、それが瞑想の実践と同義のように表現されていることが多いことに違和感を感じていた。
それに対してランガーさんのマインドフルネスの定義は、瞑想とは関係なく「積極的な気 -
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ネタバレ非常に面白かった。
私の好きなアドラー心理学に通ずる「超実践的」な書籍だと感じた。
膨大な数の論文と書籍の内容を引用しており説得力がある。
引用した内容はうまく本の構成に落とし込まれており、スムーズに読め、理解しやすい。
専門的な内容が続くと少し読むのに疲れるが、実話を間に挟みながら話が展開されるので読んでいて飽きることが無い。
特にプロローグから巻末まで登場するジェッドのレジリエンスの高さには感動した。
ジェッドの人生を知れたことは私の人生にとってとてもプラスとなるだろうという確信がある。
翻訳も非常に素晴らしいと思う。
翻訳本は「直訳感」があって読みづらく感じる事の方が多いが、本書 -
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ネタバレ幸せって、なんだろう。
そんなことを考える機会が増えて、この本を手に取りました。
本書を通じて感じたのは、幸せは自分の心の捉え方次第で決まるということ。物事をポジティブに受け止められる人は、それだけで幸福を感じやすいと分かりました。
さらに印象的だったのは、「幸せな人が成功するのであって、成功した人が幸せになるわけではない」ということ。ポジティブな思考が、自分の人生を良い方向に導いてくれる。
幸せの連鎖は自分から始まる。例えば、相手の目を見てしっかり話す。それだけで信頼関係が生まれ、周りの人まで幸せにできる。自分の態度は1000人に影響する、そんなことが書かれていました。
自分が幸せに -
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人間がどのようにして(バイアスによって)他者を判断しているか?他者は自分をどのように見ているのか?を教えてくれる本。各章の終わりにはまとめもあります。
1.人が人を認識するプロセスについて
「人を理解することの難しさ」
人は認知のエネルギーをケチる「認知の倹約家」であるため、第一のフェーズでステレオタイプ・思考のショートカット・ヒューリスティック・対応バイアスなどで自動的に相手を判断してしまう。第一印象とか状況だけを切り取って判断するみたいなことでしょうか。そして、それを修正するための第二のフェーズは、注意力とモチベーションがかなり必要になるらしいです。
2.誰にでもある!
バイアスを形 -
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なぜ幸福(ポジティブ)であることが大事か、幸福と感じるにはどのようにすれば良いかが書かれた本。
筆者はポジティブ心理学の第一人者であり、豊富な経験や研究結果を用いながら説明かれており、説得力があり読みやすい。
本書を読んでいる最中から、自身がポジティブになっていくのがわかるくらい、ポジティブであることが人生にとって重要であり、実践出来る内容が書かれていた。
成功の周りを幸福が回っているではなく、「幸福の周りを成功が回っている」を始まりとして、幸福優位性をわかりやすく7つの法則き分けて紹介していた。
以下は7つの法則について、個人的な超ざっくりとした解釈を記載。
①幸福優位性(ハピネスアド -
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ポジティブ心理学の本。
『成功するから幸せではなく、
幸せだから成功するのである。』
幸せだから集中して頑張れる。
幸せだから健康でいられる。
世界中の企業でポジティブ心理学を説き、
実際に悩みを解決してきた実例はどれも共感できるものばかり。
ある人がいるだけで周りの人達が萎縮してしまい成果を出せないのは、ある人のネガティブな効果が周囲に波及するからである。
(組織における心理的安全性の重要性を説いた恐れのない組織と考え方の部分でリンクする部分があると思う。)
まずは私自身がポジティブなマインドを持ち、その波及効果で周りの人達に影響を与えていけるよう、下記のエクササイズを取り入れたい -
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とても学びが多い本だった。自分に置き換えて考えて「幸福優位」にするために大事なことを3つに絞ってまとめてみる。
1.利他的、親切な行為は自分の精神にとても良い影響与える。
2.幸福優位性を活用するためには、すぐに効果が出るような習慣を作り出すことが不可欠(意志の力に頼るのではなく、環境を整える。例えばスマホを使いにくいところにわざわざ置いたりゲームのアプリを削除したり、次の日にやることを紙に書き出してから眠りについたり)
3. クラスの能力を決定づけるのは、クラスに誰がいるかではなく、教師はそのクラスにどう「てこ」を用いるかである。教師は、月曜日ごとに自分にこれら3つの質問してみると良 -
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幸福が先で、その後に成功がついてくるという思考と幸せのなり方について語られた1冊。
目的としては、読み込んで論理的な人にもポジティブを伝えたいということ、著者の思考を自分の思考にしたいという2点。
・成功→幸せではなく、幸せが中心にあって、成功はその外を回っている。
・著者にとって…自分の可能性を追求して、努力する時に感じる喜び
・ちょっと幸福になるために
①瞑想する
5分呼吸に集中。脳も変化。
②何かを楽しみにする
想像だけでも効果がある
③意図的に人に親切にする
1日5つ!幸福度上がるらしい
④運動をする
⑤経験や他人にお金を使う。物は短期間
⑥強みを生かす
収集性 目標 -