あらすじ
コントロール幻想・プラセボ効果・マインドセット
思い込みや態度を見直すと、健康や幸福度が向上する!
「マインドフルネスの母」による心で健康になる最新研究
アダム・グラント、トム・ピーターズ、ダニエル・ピンク 世界の研究者が大絶賛!
ベストセラー著者であり、"マインドフルネスの母 "と呼ばれるエレン・J・ランガー博士が解き明かす心と身体の超驚きの関係。
社会心理学者エレン・J・ランガーが、彼女の生涯にわたる専門知識と先駆的な研究をもとに、マインドフルネスが私たちの人生を変える力を秘めていることを明らかにします。ランガー博士は、心と身体が実際には単一のシステムであり、それを理解すれば健康をコントロールできるようになると言います。
ハーバード大学研究所での最新研究をもとに、心と身体が統一のシステムで動いていて、健康のための心を利用する方法を明らかにします。
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Posted by ブクログ
とても良い本だと思う。
どこがいいかというと、著者のランガーさん自身が人生をとても楽しく味わっていることが本書全体からよく伝わってくるからだ。
本書の9章に「マインドフルネスは伝染する」という記述があるが、本書を読んでいると、まさにランガーさんのマインドフルネスが自身に伝染してくるような気がする。心が軽くなり何だか楽しい気持ちになってくる。
また、本書の前書きでも記載があるが、今まで自分はマインドフルネスに興味を持ちながらも、それが瞑想の実践と同義のように表現されていることが多いことに違和感を感じていた。
それに対してランガーさんのマインドフルネスの定義は、瞑想とは関係なく「積極的な気付き」というシンプルなものであり、すんなりと腹落ちした。ランガーさんの定義が先にあり、その手段として瞑想があるのだと捉えるのが良いと思った。
また、下記がランガーさんのポリシーのようだが、いずれも深く同意する。おっしゃる通りだと思う。
・人は自分なりの視点で意味があると思う行動をとる。
・他者の気持ちがわかるというのは幻想だ。
・だから、決して他者の気持ちはわからないことを認識することが一番大事だ。
Posted by ブクログ
目新しいように感じるけど、ヨガ哲学的な内容でもあるなと。「思考で心と体を制御する」これに通ずると。それを実験で証明してくれているので、確信が持てました。ただ、100%そうだとは言えないだろうけど。
マインドフルネスでいると気付きがある。文章のミスに気付くかどうかの実験をした内容が書いてあるのに本書には校閲ミスと思われる箇所がある。後半まで読み進めるとこれはマインドフルネスで読んでいるかどうかを試す為の脱字なのだろうか、いやそうに違いないという気持ちになった。
Posted by ブクログ
思考や期待というマインドセットを少し変えるだけで健康や行動を変える事ができる、という自然療法界隈では何百年も前から言われ実践され続けてきたことを、40年間実験しては論文を書いて、世に出してきた著者。
内容に疑問がある箇所もあるけれど、76歳になった今も、常に新しい可能性を見出して挑戦し続けている姿は凄いな、と素直に思う。
Posted by ブクログ
まず気づくことの大切さ。
“まずは、自分が旧来のマインドレスな決定に縛られていると気づくことだ。そうすれば、過去に現在や未来を決めさせるのではなく、現状を見直して自分のニーズに合うものに作り替えることができる。”