高橋由紀子のレビュー一覧
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自分は幸せだと思える人のほうが優秀になりやすく、成長も促進されていく。一般的にポジティブ心理学と言われるジャンルを実験など科学的アプローチを通して明確にした本。
実績を証明する考察にページを割いていますがそれ自体は同じ内容の繰り返し。要点は、「自分が幸せだと思うことの優位性」であり、「人と比べて不幸と思うことの非生産性さ」です。
「人間は理由を見つけては自身が不幸だと思おうとしてしまうものだ。幸せの前提があるから不幸を見つけられる。不幸から目をそむければずっと幸せだからね。生きていることそれ自体が本来幸せ。」
私たちは兎角なにかと比較したり、他人と比べてしまうことで不幸の入り口にたってしまいがちです。
本来補いあって生きていくことに人間の強みがあるにもかかかわらず、短所を弱点と信じ込み、劣等感を抱く。他人を尊敬するのではなく、羨むことで劣等感を持つ。これらは全て自分で自分を不幸にしているに過ぎません。
ないものに注目するものではなく、あるものに感謝すること。人間は本来幸せになるに決まっているとわかって生きることで、人は幸福になれるはず。 -
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マインドフルネスの本。
アメリカ人で日本の禅を学んだ筆者(アメリカのお寺の僧?)が、禅の考え方を、日々の生活の中でできることとして説明。
過去、未来への思い、考えに拘ることの弊害。
現時点の体の様子を観察することの大事さを説いた本。
考えつづけ煮詰まる、いつも同じようなネガティブな思考に陥る。そんな状態の時に、立ち止まり、自らの普段なにも気にしていないような動きを観察するのは、確かに世界を新しい観点で見ることが可能になるのだろうなと思う。
1週間おきに、日々実践するようなお題が53題説明されています。
それぞれのお題に対して、
どんな練習、取り組むコツ、この練習による気づき、深い教訓、自分を変える言葉
という構成で記載されているので分かりやすい。流石欧米人という感じ。
筆者も書いているように実践をすることが大事なのだろう。
実践するのは意外と大変そうだけれども、できるものからやってみようかな。
1.「利き手でないほうの手」を使う
2.痕跡を残さないように暮らす
3.「つなぎ言葉」に注意する
4.自分の手に感謝する
5.食べるときは「食べること」に専念する
6.心からの「ほめ言葉」を伝える
7.姿勢を意識する
8.一日の終わりを「感謝」で締めくくる
9.「身の周りの音」に耳を澄ます
10.電話がなったら深呼吸する
11.優しい手で触れる
12.「待つ時間」を活かして使う
13.メディアを断つ
14.「優しいまなざし」を向ける
15.人知れず「善行」を行う
16.3回、深呼吸する
17.「別の空間」に入ることを意識する
18.木々に目をとめる
19.手を休める
20.否定しない
21.「青いもの」に目をとめる
22.「足の裏」を意識する
23.「何もない空間」を意識する
24.ひと口ずつ味わって食べる
25.「限りない欲望」を意識する
26.苦悩を意識する
27.「バカ歩き」をしてみる
28.水に意識を向ける
29.高いところを見上げる
30.「自分のもの」という心を意識する
31.「匂い」や「香り」を意識する
32.「今死んでしまうかもしれない」と思って接する
33.「厚さ」と「寒さ」の感覚を意識する
34.「足もとの地球」を意識煤
35.「イヤだ」という気持ちを意識する
36.「何か見落としていないか」と考える
37.風を感じる
38.すべてを吸収するように人の話を聴く
39.「感謝すること」を見つける
40.「老い」の表れに目を向ける
41.時間に遅れない
42.「先延ばしにする心」を意識する
43.舌を意識する
44.「いらだつ心」を意識する
45.不安を意識する
46.マインドフルに運転する
47.「食べるもの」に思いをはせる
48.光を意識する
49.「お腹の空き具合」を意識する
50.「体の重心」を意識する
51.「愛と慈悲の瞑想」をする
52.ほほえむ
53.場所はモノを居間よりよくして去る -
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「今、ここ」に意識を集中する練習
2016/7/28 著:ジャン・チョーズン・ベイズ
マインドフルネスは医療分野はもちろん、「今していることに注意を向ける」という科学的なメンタルトレーニングとして、ビジネス分野でも広がっている。
なぜ、マインドフルネスを実践するといいのか。
「今」を充実させるためである。「今」という瞬間の連続が人生である。「今この瞬間に、自分はどこに注意を向けるのか」というのが人生をつくっている。
本書の構成は以下の2章から成る。
①マインドフルネスによって、もたらせるもの
②マインドフルネスを日常で実践する53の練習
最近になり巷でよく見かける「マインドフルネス」関連の本。ご多分に漏れず私自身も数冊関連本を読んでいる。毎日の生活に入れ込むまではいかないものの考え方や気持ちをリセットしたい時にエッセンスについては活用させていただいている。
脳みそが疲れ切り、集中力がなくなったときにはやはり休息が必要であり、体ではなく脳を休ませる際にマインドフルネスは力を発揮してくれる。定期的に寝る前等の時間を確保して取り入れるのが効果的ではあるもののいかんせん布団に入ればすぐに気を失って眠りについてしまう。それはそれでいいのかもしれないが、近いうちにそれにも挑戦したい。 -
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アメリカでのいじめについての研究書。
いくつかの実例が挙げられ、いじめの概要、そしてそれがどのように解決されたか、もしくは不幸な終わり方をした例について、その後関係者はどうなったかという分析がなされる。
インターネット以前の世界では、主として学校内で起きる出来事だったいじめが、インターネットというツールを手に入れて、いつでもどこでも行われるものに変容した。
ノルウェーから始まり、アメリカにも伝えられたいじめの研究及び対処プログラムの紹介。
そして、フェイスブック、MySpaceでのいじめ対策についての紹介を含む。
ネットいじめとその対処について割かれているページは多くないが、いじめの全体構造の中で、ツールとして使われていることを考慮すれば、そのくらいの扱いなのかもしれない。が、若干の物足りなさは感じた。 -
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資本主義経済の限界については多くの書籍に書かれていて、自分自身でも感じています。
「では次に来るのはどんな世界なのだろう?」という疑問があり、関連する図書を継続して読んでいます。
この本は、アメリカ人のドキュメンタリー番組の制作等に関わっている作家と経済学者による共著。
そもそも経済とは何のためにあるのか、という基本的な問いかけを読者に投げかけた上で、まずはGDPという現在の「尺度」の問題点を指摘します。
その上で、「最大幸福を」「最大多数に」「できるだけ長期間に」提供するという視点で、現在のアメリカという国の課題を挙げて、今後どうしていくべきかという提案をしています。
全体を通じて、アメリカという国の問題をアメリカ国民に問いかけるような構成になっていること、そして提案よりも課題提起にページがさかれているので、日本人の僕には当事者意識が持ちづらいように感じました。
しかし日本という国にも共通する問題も多く、特に資本について「物的」「自然」「金融」という形に分けてとらえるという考え方は参考になりました。
世界を牽引するアメリカという国も、多くの課題があり、多くの悩みを抱えているのですね。
この分野については、継続して勉強していきたいと思います。