高橋由紀子のレビュー一覧
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マインドフルネスの本。
アメリカ人で日本の禅を学んだ筆者(アメリカのお寺の僧?)が、禅の考え方を、日々の生活の中でできることとして説明。
過去、未来への思い、考えに拘ることの弊害。
現時点の体の様子を観察することの大事さを説いた本。
考えつづけ煮詰まる、いつも同じようなネガティブな思考に陥る。そんな状態の時に、立ち止まり、自らの普段なにも気にしていないような動きを観察するのは、確かに世界を新しい観点で見ることが可能になるのだろうなと思う。
1週間おきに、日々実践するようなお題が53題説明されています。
それぞれのお題に対して、
どんな練習、取り組むコツ、この練習による気づき、深い教訓、 -
Posted by ブクログ
「今、ここ」に意識を集中する練習
2016/7/28 著:ジャン・チョーズン・ベイズ
マインドフルネスは医療分野はもちろん、「今していることに注意を向ける」という科学的なメンタルトレーニングとして、ビジネス分野でも広がっている。
なぜ、マインドフルネスを実践するといいのか。
「今」を充実させるためである。「今」という瞬間の連続が人生である。「今この瞬間に、自分はどこに注意を向けるのか」というのが人生をつくっている。
本書の構成は以下の2章から成る。
①マインドフルネスによって、もたらせるもの
②マインドフルネスを日常で実践する53の練習
最近になり巷でよく見かける「マインドフルネス」関 -
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Posted by ブクログ
アメリカでのいじめについての研究書。
いくつかの実例が挙げられ、いじめの概要、そしてそれがどのように解決されたか、もしくは不幸な終わり方をした例について、その後関係者はどうなったかという分析がなされる。
インターネット以前の世界では、主として学校内で起きる出来事だったいじめが、インターネットというツールを手に入れて、いつでもどこでも行われるものに変容した。
ノルウェーから始まり、アメリカにも伝えられたいじめの研究及び対処プログラムの紹介。
そして、フェイスブック、MySpaceでのいじめ対策についての紹介を含む。
ネットいじめとその対処について割かれているページは多くないが、いじめの全体構造の -
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資本主義経済の限界については多くの書籍に書かれていて、自分自身でも感じています。
「では次に来るのはどんな世界なのだろう?」という疑問があり、関連する図書を継続して読んでいます。
この本は、アメリカ人のドキュメンタリー番組の制作等に関わっている作家と経済学者による共著。
そもそも経済とは何のためにあるのか、という基本的な問いかけを読者に投げかけた上で、まずはGDPという現在の「尺度」の問題点を指摘します。
その上で、「最大幸福を」「最大多数に」「できるだけ長期間に」提供するという視点で、現在のアメリカという国の課題を挙げて、今後どうしていくべきかという提案をしています。
全体を通じて、アメリカ -