Posted by ブクログ 2020年07月10日
音楽や本、アート、映画、商品、そして人物に至るまで、様々な分野におけるヒットの秘密を分析した良書。
ヒットの要因のベースにある「なじみ感」という指摘は確かにその通りで、音楽であれば耳馴染みの良いコード進行、映画であればストーリー展開などは、やりすぎるとただのパクリとして片付けられてしまうが、微妙なエ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月07日
・消費者のほとんどは「ネオフィリア(好奇心が強く、新しいものを発見したいと思う)」であると同時に、重度の「ネオフォビア(あまりに新しいものを怖がる)」である。優れたヒットメーカーとは、新しいものと既存のもの、あるいは不安と理解を組み合わせて「意味がわかる瞬間」を作り出す天才たちである。「どこかなじみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月08日
さまざまなヒットはどのようにして生まれたのかを分析した本。
冒頭に出てきた、なぜ印象派の中でもモネやルノワールが人気なのか?という裏話がとにかく意外で面白かった!
色々と勉強になる点が鏤められていたけれど、特に印象に残ったのは2点。
・人は、安心感(既視感)があるものを好むと同時に、見たことのないも...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月10日
あの作品がヒットし、逆にあの作品がコケたのは何故なのか?そんな疑問を徹底考察した一冊。バイラルとブロードキャストの違いを解説した第8章が目から鱗で特に面白かった。日本でも多くの作品が口コミでヒットしたと言われているが実態はそう単純ではない。同時に作品の質をヒット規模だけで語ってはいけないと改めて思...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月18日
①人は馴染みのあるものを選ぶ
馴染み感
「露出度」が「馴染み感」を生み、「馴染み感」が情報処理の容易な「流暢性」を生み、流暢性が「好き」という感覚を生む
人々は一般的に、すでに賛成している考え方、はっきりした映像、わかりやすいストーリー、解決しやすい謎を好む
=流暢性
流暢性を感じさせる大事...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月24日
タイトル通り、ポケモンGOからモネ、テイラースウィフト、フェイスブック(Meta)など、映画、音楽、絵画、SNSまで大ヒットしたコンテンツや企業、人について「なぜヒットしたのか」の過程が解説された一冊。全体的にその時の時流に乗って、広告宣伝にお金をどれだけかけれたかにかかっている感じがした、とくに現...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月27日
ブルーハーツの甲本ヒロトだったと思う。売れているものが良いものなら、日本で一番美味しいラーメンはカップラーメンという事になる。
質の良いものと、売れるものは違う。「質の良さ」とは何か。製品で言えば、作り手の思い込みもあるだろう。玄人がこだわっても素人である大衆に響かない事などよくある。流暢性という...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月19日
『ヒットとはカオスである』
ということが、何度も強調されている。
カオスゆえに明確なテンプレのようなものは存在せず、ヒットは予測不能である。
この本を読んでヒットする仕組みや背景を知ることはできるが、じゃあ自分がヒットを生み出せるかどうかは予測不能。
タイトル詐欺に思うかもしれないが、本書を...続きを読む