佐川光晴のレビュー一覧

  • おれたちの約束

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    随分長い事積読したものだ
    しかし、読み始めたら一気に読んでしまった
    今回は、おばさんとの再会は無しか
    続刊も既に文庫化されている様だし、もう少し楽しめそうだ

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    2020年09月30日
  • 鉄道少年

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    幼少期の記憶がないのは辛いけど、鉄道を通して愛され、育てられた鉄童と呼ばれた存在だったことが分かっていく。
    大人になり、変わらず鉄道を愛し、新幹線の整備士になり、結婚し、幸せになって本当によかった。
    と、国鉄の古き良き時代も味わえた。
    特に鉄道ファンではないけど、郷愁というか、切ない感じが良かった。
    J Rで旅にでたいなぁ。

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    2020年04月28日
  • おれのおばさん

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    ある日突然自分を取り巻く環境が変わる。

    小公女ならずとも、むかしからよくあるテーマだけど、この主人公が平凡なようでいて、なかなかにスーパー中学生なので、そこがいい。

    変に卑屈にならず、賢いので自分を取り巻く環境に自分をうまく適応させることができる。

    タイトルの「おれのおばさん」もすごいけど、主人公の陽介くんもなかなかにすごくない?ってのが感想です。

    面白かったー!

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    2020年04月18日
  • おれたちの約束

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    素直に陽介や卓也の成長が気になり読んでしまうシリーズ。今回の作品は震災も絡み、当時の東北の状況をあらためて思い起こさせてくれた。

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    2019年03月14日
  • おれのおばさん

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    おばさんの運営する養護施設に住む羽目になってしまった中学生の話なのだが、周りの人々と交流しながら、前向きにたくましく成長して行く姿に引き込まれた。続編もすぐに読みたい。

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    2019年03月11日
  • 主夫になろうよ!

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    いろんな夫婦のカタチがあっていいと思えました。

    また、夫婦どちらも仕事も家事もできる方が何か起きても家族の生存力が高いっていう意見にも納得です。

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    2018年10月05日
  • 大きくなる日

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    子供の成長を疑似体験でき小説。山あり谷ありなのよね。それが楽しいんだよね。なんでも一緒だ。立ち止まったら終わり。

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    2018年07月16日
  • 大きくなる日

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    四人家族の横山家を中心に、少年と家族の心の成長を瑞々しい筆致で描く家族小説。
    子供の成長は早い。本編の太二少年も、自らを「都営地下鉄三田線」と名乗っていた幼少期から、あっという間に高校受験。多くの人々との出会いを重ねて一人の人間を形成していく。この小説のいいところは、少年だけでなく家族の成長もリアルに表現されていること。たくさんの人に読み継いでほしい作品である。

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    2018年07月02日
  • あたらしい家族

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    おれのおばさんシリーズは大好き←うろ覚えだけど(^_^;)もう一度読み返したいと思う。
    アキラの存在もいいし、善男と婆さんたちのやりとりがいい!
    善男が善男っていう名前なのもいい。
    有里が善男をゲットする様もいい。

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    2018年02月09日
  • 鉄道少年

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    プロローグから第二話まで、鉄童と呼ばれていた時のゆかりの人を訪ねる話が続き、このまま記憶を取り戻す旅が続くのかと思っていたら、良い意味で裏切られた。まるで転轍機で別の路線へ進むように妻・友紀子との日常や、雑誌「鉄道の友」編集者との交流が語られる。特に「鉄道の友」に寄せられた6巻のカセットテープを聞く主人公の描写によって、彼が何故記憶を失い、孤児として児童施設にいたのかを知らされる。鉄道に寄り添うような情景に、鉄道ファンとして満足の一冊。

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    2017年08月12日
  • おれのおばさん

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    「人と人はお互いの何もかもを知らなくてもつきあっていけるのだし、だからこそ、いつかすべてを知っても、それまでと変わりなくつきあいつづけられるのだ。」

    父の横領が発覚し、進学校を退学、一家は離散。この理不尽な状況を嘆くのではなく、自分を客観視し、すぐに行動にでる主人公。それは彼が置かれた環境が、児童養護施設であり、いろいろなものを抱えた子供が自分以外にいること、また見守ってくれている大人がいたことが大きかったからだと思う。お互いを気遣う優しい気持ちであふれた一冊。

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    2017年08月06日
  • おれたちの約束

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    札幌の養護施設を離れて仙台の進学校に進んだ陽介。新しい友人との出会いや出所した父との再会、そして未曾有の大地震発生。夢と挫折、様々な葛藤を描く「おれのおばさん」シリーズ第3弾。
    人間って急成長するものじゃない。今日一日、地道にいろんな経験を重ねて明日を迎える。陽介の瞬時の判断が、自身の経験を糧に為されているような気がする。

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    2017年07月04日
  • 牛を屠る

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     「働く」ということを教えてくれた。そのとおりだなぁと思うと同時にそんなふうにオイラは毎日を過ごしているかなと振り返らせてくれた。オイラの好きな言葉に「何をしたかよりも、誰としたのかが大切だ」がある。定年を迎えた父親が息子に向けたラジオ番組への投稿だった。定年までいろんなことがあったけど、記憶に残っているのはどんな仕事をしたかよりも誰と仕事をしていたかということだった。
     佐川にとっても新井さんをはじめとする屠殺場で一緒に働いた先輩や後輩は生涯、忘れられない仲間なのだろう。オイラも新井さんみたいになりたいものだ、歳ばっかりとって貫禄がない。自信を持てる働き方をしていないからだろう。自信が持てる

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    2017年05月26日
  • おれのおばさん

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    第26回坪田謙治文学賞受賞作。

    名門中学に通ってた陽介の父親が横領で逮捕。
    母のおばさんが営む児童養護施設で、暮らすように。
    朝は基礎英語を聴き、種に交わらないようこつこつ勉強。
    読みやすく人情味もあって好きな本だった。

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    2017年05月08日
  • おれたちの青空

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    おれのおばさんシリーズで一番好き。卓也目線での短編に泣けた。陽介や卓也の成長を見守る母の気持ちになる。恵子さんサイコー!

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    2017年04月02日
  • 牛を屠る

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    知らない世界で面白く読めた。屠殺場での刃物を使っての仕事…危険この上ないけどお給料はたくさん貰ってるのかな…ありがたい事です。お肉は残さず食べようと思った。

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    2017年02月12日
  • あたらしい家族

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    昨年「おれのおばさんシリーズ」を3冊ほど読んではまった。
    本作の元の主題は家族芝居というタイトルで、シリーズが生まれるよりも10年前の作品とのこと。
    おれのおばさんの内では登場は僅かながらも、
    善男という人間のインパクトは強かったので
    彼が独り身になってからと、家を存続させていく様が見られたのでとても満足。

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    2017年01月27日
  • おれたちの約束

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    「おれのおばさん」シリーズ3作目。
    陽介も高校生となり、仙台での寮生活と新しい友達との話が物語の中心に。
    そして東日本大震災に遭遇。
    また成長するのだなー、たくましいぞ、陽介。
    おばさんがあまり出てこなくて残念。

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    2016年08月25日
  • おれたちの青空

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    前作のおれのおばさんの続編というかスピンオフ中編&短編集かな?

    まずは、陽介とは仲良しコンビの卓也の過去がわかる中編。
    うーん、卓也デカいぞ!w 出自に負けるな!頑張れ!!

    そして、おばさんの過去を書いた中編・・・離婚しちゃったおばさんだけど、今でも好きなのね~。。。これは、可愛いというべきなんだろうなぁ・・・わたし的にはありえんがw

    前回主人公だった陽介は最後の短編にだけ。
    これは全作の続編でもあり、最初の中編の続編でもあるわけねー。陽介、相変わらずいい子ね。続きが楽しみ♪

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    2016年08月20日
  • おれのおばさん

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    物語の舞台は札幌にある児童養護施設『魴鮄舎』
    主人公は、父親が愛人に貢ぐために横領して逮捕されたせいで名門中学を退学し、母親とも別れて暮らさなければならなくなった陽介。
    『魴鮄舎』は母親の姉ではあるが、パワフルすぎてアンタッチャブルで疎遠になっている恵子おばさんが経営してるのだった。。。じゃじゃーん。

    母親とおばさんの生き方、考え方の違い、思いのすれ違い、でもそれぞれが自分の道を懸命に生きている。
    フツーはこんな父親とはさっさと離婚、と思いきや、この陽介の母は離婚せず、家を手放し、息子を仲たがいしている姉に頭を下げて託し、住み込みで働きつつ、夫の刑罰軽減のために奔走し、借金返済の道を選ぶんで

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    2016年08月13日