山本小鉄子のレビュー一覧
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「チュチュンがチュン」で、主役を食う勢いだった当て馬(?)白鳥メインのスピンオフ。
変態でコメディちっくだった前作と比べて、異様に白鳥の男前度が上がっているんです。俺様なところは変わってないですけどね~
イケメンプロ野球スター白鳥×新人局アナ梟くん。
梟くん視点で話が進むので、彼にとって謎な事があれこれふくらんでいて、読者としてはすべて事情を知っているのに、またまた笑えるし盛り上がるし。
これから仕事を頑張っていこうと張り切っている矢先に、白鳥の餌食になってしまった梟くん。
イケナイと思いつつ、満員スタンド報道席の自分にだけアピってくる白鳥にズッキューンとなるのです。…ツボなシーンでした。ま -
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究極の健気受です。名作が新装文庫化となって帰ってきました。
書き下ろし付きで、イラストも金ひかるセンセから山本小鉄子センセへとお色直しです。
この話は「健気」「年の差」「遠距離恋愛」と、萌えツボがぎゅぎゅぎゅっと詰まっているんですよね。
うるうるさせられるわ、切なくさせられるわと身悶えすること必至。それなのに、何度でも読み返してしまう中毒性があります。
とにかく、小鳩くんが健気すぎ。昔読んだ時には、これ受は女の子でもいいんじゃないかと思ったけど、完全に間違えてましたね。
女の子じゃダメなんです。男の子だからこそのプライドとせめぎ合いながらもじっと耐える…そこに萌えるんだ!と認識しました。
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地味な印象だったので後回しにしていた1冊。発売後すぐに読まなかったことをふかーく反省しました。確かに何てことない設定だし、ペンドクター、万年筆と言われても今ひとつピンと来なかったわけですが、読んでみたらこれが心に沁みる良作!
主人公の智秋は、祖父から継いだ下町商店街の文具店をひとりで細々と守っていて、ペンドクターと言われる職人でもあります。そんな彼の店に足繁く訪れる客の檜野。檜野は隣町の診療所の医師なんですが、智秋は彼のことがとても苦手。
どうして智秋が檜野を苦手としているのか?という原因が読み進むうちにあれこれ出てきて、そのすべてに納得です。笑わずにはいられない話でありながら、切なくさせられ -
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大好き年下攻めパターンでありますが、この本で、なぜ自分が年下攻めが好きなのか理由がわかったような気がします。
生い立ちがどこか不幸な二人ではありますが、変な話、私が子どもの頃、攻めの光輝みたいな子が、身近にいたんですよね…。けど、だからと言って、彼らは別に不幸な大人になったりなんかしない。それぞれがそれぞれの拘りを持ち、幸せをつかんでいこうとするのです。
受けの浅生みたいな生活をする子もまたいるかな、と。ただ、彼の場合は、親の無関心が大きく問題があったようですが、この親のことはなんかまったく理解できませんでしたがね(それにはページが割かれてるわけではないので)。この流れは、なんとなく木原先 -
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ネタバレあらすじ…樋口力也は、恋愛対象が男性で18年間ずっと恋人がいない。
大学生となり、出会い系サイトで知り合った男と会うが、騙されてラブホテルへ連れ込まれてしまう。危機一髪、救いを求めた力也の前に1人の少年が現れる。
力也はなんと上級悪魔・エンドを召喚してしまったのだ!!
人間界に来たせいで、少年の姿となったエンドは力也の家に住み始め……!?
全編通して…好きです。可愛くて…好きです!笑)
ネタバレしてしまうとHはないのですが笑)、テンポ良く進むお話と、主人公のビックリする程のいい人っぷり(それでいて所々でツッコミが激しい笑))と、悪魔エンドの可愛くも勝手気ままな俺様ぶり…それで