藤野英人のレビュー一覧
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【主人公我慢】
日本人の会社嫌いはよくわかります。
好き嫌いで会社を選んでないからです。
会社の規模、一流、安定性、高い給料、福利厚生の良さなどで結局一流企業をめざします。
そこには「好きだから」という項目がないのです。好きではないけどそれ以外はまあまあいいので仕方なくという我慢が生じています。
確かに大企業はスケールメリットがはたらき、効率的なため、安く調達して高く売るシステムができています。その分、労働時間のわりには給料が高いです。(それでも欧米よりは時間換算の給与は低いです。大企業がこの状態ですから、日本の中小企業は給与面では悲惨な状況です)
しかし、大企業に伸び代はありますか? -
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基本的には前半で2万円を超えてもバブルではない根拠で主な3点として、「伊藤レポート」「日本版スチュワードシップコード」「コーポレートガバナンスコード」を上げていて、特に伊藤レポートに関しては重点的に書かれています。そして、後半は自らの投資手法についてが中心となっています。
個人的には伊藤レポートが根拠で2万円を超えてもバブルではないというのは、ちょっと根拠が弱いかなと思いました。
ただし、これから日本企業がこの根拠とされる3件の影響で、配当性向は高まり、株主向けの政策を取る、あるいは取らざる得ない企業が増えると言うのは、間違いないと思います。 -
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ネタバレ一番大事なことは「これは浪費か?投資か?」とアクションする前に考えること。そうすることで、コストを無駄にする危険性も減る。そして、
└浪費とは?
└「主体性」「運」「決断」のどれかがかけた消費のこと。
他にも、
・発信することで情報が集まってくる
・流行っているものはいち早く試すことで世の中の価値観に対して身体的感覚を得られる。
・お金を払うときは「応援する」という感覚を持って払う
・自己紹介も30秒と3分の2パターンを用意しておく。
結局これらを実施するためには、朝の時間の使い方が大事になってくる。
└朝は邪魔が入らないので、主体的に時間を使うことが可能。 -
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投資である作者の思考を解説する本
作者が本当に優れた投資家かはわからないけど、決断できる人だというのはわかる。
決断できて成功している人は、全てではないけど結構参考にできる考え方が多い
その中でも評価を軸にしてて割と自分の好みの考え方である。
失望最小化よりも希望最大化(転職・転居・交遊・趣味・投資)
①洞察力②決断力③リスクマネジメント④損切⑤時間⑥増やす力⑦選択力
①すべての意見は主観であり偏見、見ている情報は断片、関心事を増やす、複合的・立体的に見る
②決断とはしないことを決めること、決断をしないという決断、決断は必ず失うものがある、損得・善悪・美醜・好き嫌い、相性が合わない会社には -
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1.セゾン投信の中野さん以外にちゃんとした運用哲学を語ってくれる人の本を読んでなかったので購入
ひふみ投信をここまで盛り上げたファンドマネージャーは日頃から何を考え行動しているのかを知る
2.未来を勝ち抜くためには、7つの力が必要です。
1.主観に囚われない洞察力
2.やらないことを決める決断力
3.リスク分散は好奇心を分散させる
4.損切りは常に今の価値(本書では時価総額)を考える
5.時間を味方につける
6.増やす力はお金の本質から学ぶ
7.選択力で希望を最大化させる
これらが著者の述べる投資における姿勢です。投資=ギャンブルというイメージが取れない中、投資は企業の成長を助けるものと説き -
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ネタバレ「ヤンキーの虎」は、地方の若者層にあたる「マイルドヤンキー」のリーダー格であり、地方の経済と政治への影響力を伸ばしている。その生態系や背景までを解説した一冊。
藤野さんは実際に全国各地にひふみの投資説明会で足を運んでいるので生の一次情報を集めている。機関投資家としてリスクも取っているのでトレンドを追いかけるノンフィクション作家より信頼できる。
「ヤンキーの虎」が生まれた背景は、衰退する地方企業(経営者や職員の高齢化とコンサバ化がリスク・テイクを鈍らせて競争力低下など)を吸収(M&Aや市場で競り勝つなどして)しつつ、本社規模を維持することで管理コストの占める割合を下げて商品サービスの