大下英治のレビュー一覧
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高市さんの政策についての書籍はいくつか読みましたが、半生については読んだことがなかったので、購入しました。印象に残ったのは、高市さんが、松下政経塾に所属していた頃、アメリカの下院議員であるシュローダーさんに会うために、議員会館を訪ねたところです。とてつもない熱意と行動力に驚嘆と敬意を感じました。また、その後はアメリカ連邦議会のコングレッショナルフェローになるため、いろいろな分野を勉強し、その成果をレポートにして、全スタッフのボックスに放り込んだとのことです。現在の高市さんの行動力、政策立案能力はこの頃から培われたのかなと思いました。翻って最近は、石破政権の媚中政策に対して、声を上げない、ガス抜
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ー わたしのいちばん好きな言葉は、『知ることは愛することだ』という一言です。そして、二番目に好きなのが、アナトール・フランスがいった『もしもわたしが神様ならば、青春を人生のいちばん終わりに持ってくるだろう』というすさまじいまでの青春への追憶であり、憧憬の言葉です。
知ること―これは、すべてについて、その追求が深ければ深いほど、深い『愛』につながるでしょう。人に対して、物に対して、そして、技術、文学などの創作活動に対しても。小さな世界としてみるならば、みなさんが港湾カレッジを通じて知り得た港、そして自分…。知ることが永遠の愛に昇華するよう、まず知ることに青春を傾注することが、『青春を人生のおわ -
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1970年 熱い日々をおくっていた青春。
1969年9月25日。藤圭子は『新宿の女』でデビューした。「演歌の星を背負った宿命の少女」。
売れたレコード枚数 88万枚。
私が男になれたなら
私は女を 捨てないわ
ネオンぐらしの 蝶々には
やさしい言葉が しみたのよ
バカだなバカだな だまされちゃって
夜が冷たい新宿の女。
1970年2月5日 『女のブルース』売れたレコード枚数 100万枚。
女ですもの 恋をする
女ですもの 夢に酔う
女ですもの ただひとり
女ですもの 生きていく
1970年4月25日 『圭子の夢は夜ひらく』売れたレコード枚数 90万枚。
15 16 17と -
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数年前とても話題になっていた事件だったので、経緯を知りたいと思い読んでみた。
日本金融史上稀に見る勝利には、弁護士が優秀だったからだけではなく、弁護士と被害者が一種の友情のような、強固な信頼関係を構築したうえでの勝利だった、ということが熱く語られているように思う。
いい意味で想像を裏切られ、少年漫画を読んでいるようでワクワクさせられた。
事件当時は、騙されるのも自己責任だと相当なバッシングを受けていたであろう被害者の方々、想像を絶する苦痛だったと思う。
絶対的に騙す方が悪いのだが、自己責任論は根強い。
その状況でも河合弁護士を信じ通し、信念を曲げずにデモを行い、抗議をし、この勝利を勝ち取った -
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「石原慎太郎」と言えば、大変に著名な人物であるが、2022(令和4)年に89歳で他界されたところである。それを受けて「“石原慎太郎”?」という問いへの回答を試みようとしているのが本書であると思う。
著者は、様々な分野で当事者や関係者の話しを丹念に聴き込んで綴るライター、或いは作家として長く活動を続けている方だ。大変な著名人であった石原慎太郎御本人とも面識が在って、何度も「1対1」で話している経過も在る。編集者を伴って、雑誌記事向けのインタビューを行って、その後に編集者が帰ってから「一寸、話さないか?」と一緒に食事をしながら話したというような経過さえ在ったことが本書にも綴られている。
そんな方が -
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本書は金融庁幹部に地銀の優等生と褒められた経緯のある地方銀行と天才詐欺師、それに群がり、結託した不動産会社・建設会社らの詐欺行為によって多額の借金を背負わされた被害者たちの戦いの記録です。本書の主人公の一人ともいえるSS被害者同盟のまとめ役リーダーと河合弘之弁護士の出会いが借金帳消しという勝利につながる運命の偶然というものに読んでいてとても感動しました。被害者の方たちの集まりにおいても組織の意思統一が難しく、時には組織そのものの存在をも脅かすこと、そしてそこをついてくる相手方(詐欺行為をした加害者側)と本書で描かれた事件の事実・経緯をたどっていくと本書で描かれた勝利へのサクセスストリーが平坦の
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行き過ぎた資本主義の弊害の1つのパターンに見えた
当事者の方々には大変な道のりだったことは理解しているが、それを読み物としてしっかり被害者に感情移入させ共に勝利を勝ち取ったかのような感覚にさせた著者の力量は素晴らしいと感じた
余談になるが興味深かったのはバイキング(フジテレビ)とスッキリ(日本テレビ)のメインキャスターによる発言の対比。
加藤浩次さんは現在テレビ東京で放送されてる『巨大企業の日本改革3.0「いきづらいです2021」~大きな会社と大きな会社とテレ東と~』を見ていても頼りになるアニキ感があるし、俗にいう加藤の乱もそこに繋がっているんだなと思った。それだけにあの行動が大きな -
匿名
購入済み自由民主党の深層 大下英治著
この本のタイトルだけを見たら、恐らく読もうという気にはならなかったかもしれません。
実は今、他の電子書籍を読んでいる最中ですが、タイトルは「安倍晋三 安部家三代 」大下英治著という電子書籍です。
ちょうどタイミングよくこの自由民主党の深層に興味がわいてきたことが、この本を読んでみようと思った一因です。
ご存知の通りつい最近、長きにわたって日本の政治を司ってこられた安倍晋三氏が、体調不良が原因となって首相の座を明け渡さざるを得なくなり首相が交代しました。
以前から思っていたことですが、なぜこんなにも長い間自由民主党の中にあって、トップの座を占めることができたのか、多くの問 -
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菅さんの凄さやこれまでの経歴、生い立ちが分かる。何も知らず政権や政治の批判ばかりしている人はこの本を読むなり、もっと勉強するした方が良い。
地盤を譲ってもらった楽な選挙を選ばず、お金がなくても地盤がなくても強靭な意志とたゆまぬ努力があれば何事もなし得ることを実現させた。
NHK受信料は年間16,140円。衛星受信料も含めると年間27,480円。衛星放送がスタートした平成元年と比べると地上波、衛星ともに年間4000以上値上がりしていた。NHKの受信料実際に払っていたのは32,000,000人にとどまり約10,000,000人が支払っていなかった。結果平成23年10月末、NHKは平成24年か -
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「ワールドビジネスサテライト]「日本新党」「細川内閣」「クールビズ」の共通項、わかりますか?その裏に裏に活躍したのが現東京都知事 小池百合子さんです。
自分が住んでいる東京を任せている首長の小池さんがどんな方なのか?知りたいな程度の気持ちで手に取ったのですが、想像以上にいろんなことに絡んでいた方なんだなあということを知れるとても良い一冊でした。
小池さんのことを「知る」のにも良いのですが、90年代以降の政治史をざっと確認するためにも良書です。(ということはつまり、それだけ要所要所に小池さんが絡んでいたという証拠?)
小泉元総理大臣は「自民党をぶっ潰す」!では、小池都知事は何をぶっ潰してく -
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『『冬の華』『駅STATION』『居酒屋兆治』『夜叉』『あ・うん』『鉄道員』『ホタル』『あなたへ』…「敗残者=アウトロー」に魅入られた稀代の監督。その生き方を体現し、運命的邂逅を果たした俳優、高倉健。以後55年、20作に及ぶコンビを組んだふたりの、旅の記録。』
降旗康男のインタビューを中心に高倉健の作品の場面とリンクさせて裏話を語る。とても緻密なのは大下さんのインタビューの力なんでしょうね。おかげでとても面白かった。また映画を見たくなる。
印象的なところのメモ。
日帰りでニューヨークに《ディア・ハンター》を見に行こうと倉本聰を誘う。《ディア・ハンター》は好きで日本で公開前にニューヨークで三回見