大下英治のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
自分は凡人だけれども、改めて凡人だと徹底的に痛感させられる本。
自己啓発視点でみると、モチベーションMAXにあがるけど、
一方で残念な自分にも改めて気づかされ
多少の落ち込みもセットでやってくる。
本のなかで紹介されるエピソードの数々は
「えっ、こんな人がいるの?ほんとに?」
と強烈なインパクトを残してゆくうえ、
ジェットコースターのようなスピード感で
エンターテイメントの小説としても
むちゃくちゃ楽しめた。
この本を読んで孫さんが身近に感じられる人もいれば
異性人のような遠くの存在として感じてしまう人もいるかもしれないな。
だって、思考回路やモノを判断するモノサシが
違いすぎるもの。あ -
Posted by ブクログ
政治・歴史的な詳しいことは相変わらずわからないしあんまり興味も持てないままだけど、今まで読んだ田中角栄関連書籍の中で一番好きだったかも。ところどころちょっとうるうるしちゃった。
田中角栄に関する本は、彼がいかに有能で素晴らしい政治家だったかを力説するか、お金にモノを言わせて権力を拡げていったと糾弾するか、その両極端であるように思える。この本は、必要以上に田中角栄に肩入れしたり神格化したりすることなく、かといって罵倒・糾弾することもなく、ニュートラルな立場から彼の業績と、身近な人物たちとの関係を記述している。とはいえ、どちらかといえば著者の文章の全体の雰囲気になんとなく田中角栄への愛を感じて -
Posted by ブクログ
長期政権となった第二次安倍政権のキーマンである、ふたりの怪物。このタイトルと表紙のお二方の写真に、半ば義務感のようなものを感じて、手に取った。
政治に関する書籍は、興味のど真ん中なので大体読む。が、その大多数がトップに関するものであり、いわゆる裏方と言われる人にスポットを当てた書籍は少ない。私もどちらかと言えば、支える側に回る一人だ。その鏡みたいな人物を題材にしたこの書籍は、自ら読んでくれと言わんばかりに書棚から話しかけてきた。パッと目について、焼き付いて、離れなかったのだ。
このふたりの怪物の生い立ち、地方から国の政治家へ、自民党内の陣笠議員から一国の総理を支える政治家にまで 駆け上がっ -
Posted by ブクログ
日常生活でスッカリおなじみの業界の中に「100円ショップ」がある。最近では100円以上の価格で売っている商品もあるが、それでも安くて普通に使える商品を売っていて重宝している。
そんな「100円ショップ」の代表といえば、ダイソーを運営する株式会社大創産業。その創業者は矢野博丈。
経済面で恵まれない家庭に生まれ苦労して、会社を起こしたあとも金を持ち逃げされたりと、苦労の連続だった。
1972年に矢野商店を創業して、1977年に株式会社大創産業にして法人化。今では日本以外に、世界の26の国と地域にも出店している。
店を支えてきた人や矢野が影響を受けた経営者のこと