丸山宗利のレビュー一覧

  • だから昆虫は面白い くらべて際立つ多様性

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    ネタバレ

    美しい虫や珍しい虫を、写真とコラムで紹介する書籍。図鑑風の写真集といった印象。ポップで読みやすい。
    オオツメカクシクワガタが可愛い。アゴスティマンマルコガネの変形する様子が詳しく載っているのも嬉しかった。

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    2020年07月18日
  • 「カラー版」昆虫こわい

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    彼らの昆虫愛が伝播する、ワクワクドキドキする作品
    こんなに熱中できる何かを見つけた人、あるいは今なお夢中になり続けられる人が羨ましい

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    2020年07月05日
  • 昆虫はすごい

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    新書の持つ軽い教養の持つ魅力は素晴らしい。費用対効果最高の知的好奇心大満足の一冊。

    地球上で最も種類の多いという昆虫。その多様性を「収穫する」「狩る」「着飾る」「まねる」「恋する」「まぐまう」「子だくさん・一人っ子」「旅をする」「家に棲む」などに分けて紹介する。

    さらに別に章立てされているが昆虫の社会性。集団での戦争から奴隷もあれば農業や牧畜も。脊椎動物が行う制度はたいていは昆虫が行っている。

    ポッケットに入るサイズの教養。新書の持つ手軽さはIT時代が来ようと変わらないだろう。そんな新書の魅力を十二分に堪能できるのが本書です。読んで間違いないです。

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    2020年03月15日
  • きらめく甲虫

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    図鑑というよりはヴィジュアルブック。
    全ページカラーで大きな写真もあり、見やすい。
    創作品のモチーフとしての使用◎

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    2019年12月12日
  • きらめく甲虫

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    甲虫たちの写真が美しい。いつまでも眺めてられる。

    標本写真は深度合成法によるもの。虫の金属光沢は太陽光の下で初めて自然な発色を見せるので、撮影は困難を極めたとのこと。どうりですごく美しい……!そしてこの写真はそんなに簡単に真似られないものだとしる。

    昆虫採取と標本作製、残酷だと責められるけど、それよりも、熱帯雨林を切って作ったものたちを消費する行為の方がはるかに昆虫を葬り去っている。昆虫採取はむしろ、新種の発見や、博物学の発展に役立っている。

    昆虫の金属光沢、擬態に向かないと思いきや、太陽光のキツイ暑い地方では、強い光線に紛れて擬態できている、というのが面白い。

    甲虫たちの模様のデザイ

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    2019年10月27日
  • 「カラー版」昆虫こわい

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    ネタバレ

    旅行記のような昆虫探しのエッセイ。
    新書はほとんど読んだ事がないのですがものすごく楽しく読めました。

    私も著者丸山氏のように過酷な外国に行って現場を見てみたい!とは思いませんが、熱心に淡々と活動し続ける様子が易しい言葉で丁寧に綴ってあり、丸山ワールドにのめりこんでいきました。
    まさか蟻の巣にさりげなく一緒に住んでいる他の虫がいるなんて。それ自体知らなかったです。しかもそれを専門に研究している人がいるなんて...正直言って地味すぎる!
    著者が昆虫を紹介する際、頻繁に「かっこいい」という言葉が出てくる通り、心の底からホントに虫好きなんだなぁーと思いました。そして同士にも恵まれている。

    子どもの

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    2018年01月24日
  • 昆虫はすごい

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    昆虫こわいに触発され、こちらも読んでみた。冒険譚ではないけれど、昆虫の凄さが怒涛のラッシュという感じ。昆虫も色々あるのだなぁ。頭の中で、昆虫の世界に彩りが与えられ、世界にもっと興味が出た。昆虫はすごい。タイトル通り!

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    2017年09月14日
  • 「カラー版」昆虫こわい

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    最高の一言。昆虫学者として?人として?とにかく生き方に憧憬の念を抱かざるを得ない。勿論昆虫も面白い。昆虫についてもっと見てみようかなという気持ちになる。物凄く引き込まれた。カラー写真も美しい、これは宝物になる一品。

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    2017年09月14日
  • 昆虫はすごい

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     虫取り網を持って、走り回っている子どもの姿をほとんど見かけない。いや、全く見かけない。
     雑木林には蝉やカブトムシやタマムシたちが、野にはトンボやアゲハ蝶が、土の道にはハンミョウ、アリ、シデムシたちが、川にはさまざまな魚たちや水生昆虫たちが、今を盛りに生きているというのに…。
     私たちはどれほど、彼らたちから生きることの意味を教えてもらったことやら…

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    2017年08月08日
  • 昆虫はすごい

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    ウミアメンボの仲間は、流木などの漂流物に産卵し、遠くの海や海中にも適応している【大航海】

    ガガンボモドキは、オスがメスに獲物を与える婚姻贈呈を行うが、その贈り物の量や質によって配偶相手が決まるという【贈り物作戦】

    トコジラミのオスは、メスの腹部の適当なところに陰茎を突き刺して精子を送り込む【異常な交尾】


    狩猟採集、農業、牧畜、建築。
    そのほかにも恋愛やコスプレ、カースト制や奴隷制、寄生や戦争や子育てに関する亜社会性…。

    まさに人間界の縮図のようです。昆虫界。

    「私たちのやっていることのほとんどは
    昆虫に先にやられてしまっている」

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    2018年02月18日
  • きらめく甲虫

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    写真と甲虫そのものがとても美しい。コンピューター処理の写真処理技術ができて初めてこの本を作ることになったというが、それがよくわかる。
    プラチナコガネは実在のものとは思えない。

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    2015年09月26日
  • ツノゼミ ありえない虫

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    気持ち悪いけど、なんか面白い。
    生き物として、この形はなんじゃ〜がいっぱい。
    適当に開いて、パラパラ写真だけ見てても楽しめます。

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    2013年07月16日
  • ツノゼミ ありえない虫

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    ほんとうに多彩な形状のツノゼミたち。なぜこんな形状になったのか。それはまだ完全には解明されておらず、とても興味深い。そしてネーミング。「トッテツキツノゼミ」という素晴らしい名前をつけられたツノゼミもいる。そんなツノゼミたちを数多く精細な写真で観られる貴重な一冊である。

    残念だと思ったのはそんなツノゼミたちを立体的に思い描くのがむずかしいこと。「顔面カタログ」に取り上げられた種を除いて、基本的に1アングルであり、また、深度合成写真法が用いられていることもあいまってか、奥行きを捉えるのが難しい。1アングルの撮影でもかなり手間のかかる作業になるのだろうが、複数アングルの写真があれば……、と欲がでて

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    2013年06月22日
  • 昆虫はすごい

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    ネタバレ

    面白かった。
    そんなに難しい内容ではないし、一箇所を深掘りする内容でもないから、暫く置いて、気が向いた時に続きを読んでも問題なかった。
    サムライアリが自分で餌を噛めないと知って吃驚した。
    成虫になったら飲まず食わずで交尾して死ぬ虫は知ってたけど、こういうタイプもいるんだね!
    丸々生活を他の虫に依存してるヤツもいて、どうなったらそんな進化を辿るのか不思議。

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    2025年12月18日
  • 学習マンガ・理科 ウサウサ! 生きものレポート

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    小学校低学年向き。理科の学習まんがはダマンが人気だけど、あれは可愛くないし…という子にはお勧め。理科とあるけれど、生き物のシモの話多め。

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    2025年12月07日
  • 昆虫はすごい

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     昆虫大好き少年だった私が、大人になって忘れていた昆虫愛を再熱させられるきっかけになったのが本書でした。

     ほぼほぼ飛ぶのが昆虫ですが、鳥以前、さらには翼竜のいた一億年以上前に、昆虫はすでに空を飛んでいました。
    昆虫は、地球で最初に空に活躍の場を広げた生物であるという話からも、昆虫はすごい、と思います。


     オスをフェロモンでおびき寄せたり、メスに貢ぎ物をプレゼントしたり、子だくさんだったり、一個の巨大な卵を産んだり、擬態も得意です。
    これらの行動を、ヒトが同じような行動(求愛や育児やモノマネ)をするよりもずっと昔に、昆虫が既にやっていたとみると、やっぱり昆虫はすごい、なと思います。


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    2025年11月04日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    19人の研究者がそれぞれ1つの論文を挙げ、それについて語るという本。最初から論文への偏愛全開で読ませてくれる。学問領域は多岐にわたっているが、どの分野にもすごいブレークスルーはあるもんだとか、専門分野の伝え方というのは人によって違うものだと思いながら読んだ。中でも最後の2章、「老化」の話と「南極の氷で超巨大なニュートリノ望遠鏡を作る」という話はとても興味深い。
    数学の章は正直ちょっと残念。ただ体験を書くのではなくて、数学や代数幾何のおもしろさがなんとなくでも伝わる内容であってほしかった。

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    2025年10月12日
  • 昆虫はもっとすごい

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    昆虫学者さんが座談会形式で虫について語っています。帯に「昆虫を知れば知るほど人間がよくわかる」とありますが、まさに昆虫の世界にも社会があり、生態も人間くさいところも多々あります。人間も生き物なので相通ずるところも多くあったと思います。
    全体的に年代も違う、専門分野も違う昆虫オタク達が少年のように語り合ってるようで微笑ましくもありました。

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    2025年08月24日
  • 昆虫はすごい

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    様々な昆虫の生態について網羅的でありながらも詳細にわかりやすく書かれている。

    昆虫たちの生存戦略は極めて効率化されていて無駄がない。遺伝子を残すという目的を達成するために取られた進化の過程は、まさに独特で多様で本当に面白い。

    強い虫に擬態したり、安全かつ確実に子孫を残すために寄生したり、様々な毒を持ったり、全て種の存続のための進化の結果であると考えると、長い年月をかけて闘ってきた昆虫たちの道のりが頭に浮かんでくる。

    また、農業をするアリや他の虫と共生するアリ、他のアリを奴隷にするアリなど、アリたちの生き残ろうとする姿は、人間の歴史にとてもよく重なるように思える。

    これらを踏まえると、人

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    2025年08月22日
  • 「カラー版」昆虫こわい

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    昆虫への情熱と愛情が非常に強く伝わってくる。
    写真も魅力的で、私は虫は好きではないが不思議と可愛く感じた。

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    2025年08月05日