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Posted by ブクログ
昆虫はすごい。
わずか4つの塩基の配列で、これだけ多様で複雑な見た目、行動を実現できるという事実には目を見張るものがある。
アリ達の社会性の複雑さにはびっくりした。よくそんなで生き延びてるな…と思うばかり。きっとそんなニッチで多様な生態が、地球を支えているのだろう。感服するばかりだ。
身近な昆虫について調べるのはとても楽しい。目の前の虫の名前が分かるだけでも楽しい。ゴキブリだって、調べてみると面白いことが分かって少し好きになれる。
本当は、身近なところに面白い事は転がっている。まさに「足元にある未踏の調査地」。
そんなことを教えてくれる書籍だった。
Posted by ブクログ
先日レビューを上げた「昆虫戯画」の種本だろう。「昆虫戯画」は雑学ぽいと言っていいが、こちらの本はさらに詳しく、同じ項目についてはたくさん例を挙げて解説している。中学生ぐらいから読めるかな。昆虫に関心のある子どもにはぜひ読ませたい本である。昆虫たちの驚くべき生態が次から次へと繰り広げられる。昆虫が生き残っていくための戦略は数限りなくあって、昆虫の多様性を実感する。特に記憶に残るのは、擬態、寄生、生態系への寄与、アリの世界の驚異の実態、媒介する病気などだろう。ミツバチやスズメバチは特殊で、ほとんどのハチは寄生によって生きているということには驚いた。0.13ミリなんていう寄生バチもいるのだ。
昆虫の生態と人間の生活を無理に結び付けて考えようとしているが、どうなんだろう。同じ生物には間違いないが、いちがいに言い切れないところがあると思う。西洋流の人間と他の生物を厳然と分ける考え方というわけではないが。
この本で昆虫に関心を持った子たちはさらに詳しい本に進んでいけばいいだろうし、いや実際に昆虫を観察するのが肝要かな。
Posted by ブクログ
新書の持つ軽い教養の持つ魅力は素晴らしい。費用対効果最高の知的好奇心大満足の一冊。
地球上で最も種類の多いという昆虫。その多様性を「収穫する」「狩る」「着飾る」「まねる」「恋する」「まぐまう」「子だくさん・一人っ子」「旅をする」「家に棲む」などに分けて紹介する。
さらに別に章立てされているが昆虫の社会性。集団での戦争から奴隷もあれば農業や牧畜も。脊椎動物が行う制度はたいていは昆虫が行っている。
ポッケットに入るサイズの教養。新書の持つ手軽さはIT時代が来ようと変わらないだろう。そんな新書の魅力を十二分に堪能できるのが本書です。読んで間違いないです。
Posted by ブクログ
12年前に発行された本なので、取り上げられている事例はどれも『当時の最新情報』なので、今となっては多くが既知のものになっている。ゆえに目新しさはないのだけれども、著者の前のめりの姿勢で語られるあれやこれやがとにかく面白い。
著者の専門が好蟻生昆虫なので、アリのトピックがとても多様で実に面白い。身近な例や、海外で発見された最新の話題、その海外での話題を日本の事例に引き寄せて語る手法に、ううむと唸らされる。この本は新書で新書が前提としている読書層に合致するようこれでもかとばかりに配慮され解説されているのである。
楽しい話題が満載な本書であるが、最新データを組み込んだブラッシュアップ版があれば、是非とも読みたいと強く感じた一冊だった。
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