勢古浩爾のレビュー一覧

  • 続 定年バカ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「定年バカ」の続編。相変わらず舌鋒鋭く勢古さんの正直な観点で世の中の定年本を滅多斬りにしている。

    ただ、本当に素晴らしいのはこの本のラスト。

    橋本治
    樹木希林
    佐野洋子

    の死を引用しつつ、最後に独楽吟でまとめたのは本当に素晴らしい。

    一日1日を大切に生きること!それしかない。

    0
    2020年05月27日
  • 人生の正解

    Posted by ブクログ

    ネガティヴケイパビリティを身に付け、まじめに生きろってことかなあと理解した。目立ったりするのはいいけど、そればかりが正解ではないと。
    後半は著者のグチっぽいところが目立ってちょっとげんなりした。

    0
    2019年06月30日
  • 思想なんかいらない生活

    Posted by ブクログ

    並いる思想家、批評家、哲学者を名指しで罵倒している本です。

    竹田青嗣、加藤典洋、橋爪大三郎、小浜逸郎の4人については、社会的現実性を手放そうとしないことをそれなりに評価しつつも、なお思想的・哲学的思弁に終始しており、「生活」している「ふつうの人」にとって彼らの「思想」など何の意味もないと著者はいいきります。柄谷行人、蓮實重彦に対してはさらに手厳しく、柄谷を「ぬけ作」呼ばわりし、蓮實の発言をつかまえて「バカ丸出し」と、いいたい放題です。大澤真幸には「言葉の見栄えを気にしているだけ」、福田和也には「やっていることは贅沢なことばかりなのに、佇まいが貧乏くさすぎる」、姜尚中には「食わせ者」、中島義道

    0
    2019年02月27日
  • 定年バカ

    Posted by ブクログ

    定年ごときでオタオタしない。好きに生きればいいと著者は言う。
    定年後の不安が和らぐ本である。
    人それぞれだから自分で決めた定年後の人生が正解なのだと思う。

    0
    2019年02月17日
  • 定年バカ

    Posted by ブクログ

    参考になった。
    定年後は自分なりに好きに生きればよい。巷に溢れる情報に左右されることはない。なるようにしかならない。といったところか。

    0
    2018年12月01日
  • 定年バカ

    Posted by ブクログ

    世にあふれる定年に備えよ本に一石を投じる本。いわゆる定年本に踊らされることなく、定年後だって自分のやりたいように好きに生きればよい、という著者の主張にちょっと安心した。
    もちろん定年本にも定年後の不測の事態を避けるための警鐘としての価値があるとは思うが、世の中に何十万人だか、あるいはそれ以上いるかの人たちが全て定年本のようにしているとは思えず、大多数は著者のように毎日テレビ見て、ちょっと近所を散歩して等、何の変哲もない毎日を過ごしているのでは、と思うと何となく安心する。
    遠からず定年が来る筆者に別の視点を与えてくれた良書である。

    0
    2018年03月08日
  • ああ、自己嫌悪

    Posted by ブクログ

    この本、そういえばまだ読書にはまっていない時期に、勢古さんのこともまだぜんぜん知らない時期に、タイトルで買ってた、そんなことを思い出した。
    せっかく自己嫌悪したんだ、ひとつだけ強い自分になっていないと自分に申し訳が立たないじゃないか。そんなふうに思って、勢古さんはこの本を書いたんじゃないかと思う。

    0
    2014年12月31日
  • 思想なんかいらない生活

    Posted by ブクログ

    第四章が長すぎて挫折しそうになったが(言い回しにもセンスが感じられなかった)どんでん返しを期待して、最後まで読んだ。結果、あの長い批判が功を奏して、最後の作者の伝えたいことが鮮明になったと思う。

    0
    2013年12月27日
  • 自分に酔う人、酔わない人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    毎度おなじみ、自己愛の化物と化した現代人への徹底的な罵倒の書。
    本来は他人に強要できるはずもない「自分への愛(自分を知って欲しい、認めて欲しい、共感して欲しい、愛して欲しい、嫌わないで欲しい、批判しないで欲しい)」が肥大しておかしな事になっちゃってる状態を、「ほろ酔い」「やけ酒」「泪酒」等、酒による酔態に例えて述べるという。

    「『酔う』とは自己批判力の減衰」(28頁)――……

    はい。耳が痛すぎます。
    自分を客観視できなくなるから、言わなくていい事言ったりやらなくていい事やったり、言わない方がいい事言ったりやらない方がいい事やったり……ああああああっ!!(思い出し絶叫)

    酒にも自分にも「酔

    0
    2014年01月20日
  • 人に認められなくてもいい 不安な時代の承認論

    Posted by ブクログ

    年寄りの繰り言のようにも思えるし、鋭い洞察があるようにも思える。付箋をつけたところだけもう一度読み直したい。桑田真澄さんが徹底した自己管理のできる凄い人だということがわかった。

    0
    2011年12月25日
  • こういう男になりたい

    Posted by ブクログ

    歯に衣を着せぬ文章が心地よい。
    著者の言う「男」については、理解出来ていない部分もあるが、「男」として生きていく事を考えさせ、感じさせてくれる一冊。必読。

    0
    2011年07月18日
  • 思想なんかいらない生活

    Posted by ブクログ

    蒟蒻問答に自己撞着している知識人批判は痛快だけど、途中でちょっと飽きてきた。ちょっとワンパターンだ。

    自分も若い頃に患ったが、知らない事実が世の中には山のようにあるということに気がついたことから始まる、社会的に共有された知性へのコンプレックスってやつが煮え立つ時期があるのは「わかる」んだよな。そしてそれってある程度本を追いかけて集めて読まなきゃおさまらないものなんだとは思う。

    「ああ、どうでもいい」という気持ちへ落ち着くまでは無駄なお金を沢山使って、無駄な時間もたくさん使って、しかも最後は全部手放すというか、そういう過程が必要なんだろうか。無駄なことしたなぁ、というか。

    また、読みもしな

    0
    2010年07月28日
  • 「自分の力」を信じる思想

    Posted by ブクログ

    ロジカルであるかどうかは別として、この本にある論はとても好ましいし、力になる。自分とはなにか、なんてどうでもいい、という言葉は印象に残っている。ずっとそんなことを考えてきたから。だけど、そんなことに鬱々としていたって仕方ない。今、あること、すべきことを真面目に努力する、それが大事だ。今、ここにいるのは何かを選択してきた結果であり、ごちゃごちゃ言ったって仕方ない。自分を忘れるくらい、付加をかけ、ちょっと無理してもやってみたとき、作者が言うように自分の力がつく。真面目に、考え続け、行動し続ける、それだけだ。

    0
    2010年03月26日
  • こういう男になりたい

    Posted by ブクログ

    10/01/07 中年男は中年以外の全世代から嫌われている。
         なぜか。
         人間は50年、60年生きても、本質的にはほとんど成長し     ないということを証明しているから。
         多少の処世術を身につけただけで一人前の顔をしている     から。
         身体的魅力はすっかり減退しているのに、性的欲望だけ     は煮こごりのように残っている。そのアンバランスが      「醜い」。その存在のしかたが「醜い」。
         要は「中庸」が大切。
         もって瞑すべし。

    0
    2010年01月30日
  • こういう男になりたい

    Posted by ブクログ

    今まで見てきた本の中でも、とても偏見のあるひとだなと読んでいて感
    じた。男という生き物を、あらゆる観点で記しているので、参考にな部分
    がたくさんあった。さらに、読んでいて感じたことは、私という人間がかな
    り自己中だなと思った。かなりの殿様感覚で生きてきたのか読んでいても
    のすごい考えさせられた。今からでも、この自己中な自分の性質を直して
    いきたい。そして、自分の思うような男になっていきたい。

    0
    2010年01月26日
  • こういう男になりたい

    Posted by ブクログ

    「男らしさ」についての考察。けっこう毒舌なんで好き嫌いは別れると思う。俺は面白い考えと思ったし、共感も出来る。
    オマケやけど各章の最後にあるブックガイドも面白い。

    0
    2009年10月04日
  • ああ、自己嫌悪

    Posted by ブクログ

    内容はこれまでと変わらない、というより一貫していると言うべきか。でも、その考え方は嫌いではない。とくに「好かれてたまるか」は何度も読み返すと思う。

    0
    2009年10月04日
  • 思想なんかいらない生活

    Posted by ブクログ

    インテリなんてものの胡散臭さを有名な学者連中の実名挙げてこき下ろす本。

     面白いけれども、具体例の部分が冗長な気がします。あれほどくどくど例をあげて説明していくところに、著者自身も同じ穴の狢では?と、(著者の言う)インテリの臭いを嗅ぎとってしまいます。
     しかし、この本を読んで、実名挙げられている人物以外で(心当たりがあって)怒り込みあげる人っているんでしょうか?
     みんな漠然としたものであっても、この本に書いてあるようなこと感じていると思います。書中で標的にされている大学教員たちにしてもその半数以上は、
    「私も常々こう思っていたんだよ」
    「うん、なかなか面白いね」
    と言いそうな気がしてなら

    0
    2009年10月04日
  • 思想なんかいらない生活

    Posted by ブクログ

    新書って若者にはとっつきにくい存在ですが、おもしろくて一気に読めます!思想、評論の意味に疑問を持ったことがある方は読んでみてはいかがでしょうか。ふつうの人間の生活が擁護されたっていいじゃないか、思想なんかいらない生活を私たちは実際送っているんですから。

    0
    2009年10月04日
  • ただ生きる

    Posted by ブクログ

    歳を重ねた著者の感想文。
    その歳にならないと気づけない事もある。
    ただ、それまで世の中に振り回されるのも勿体無い。しっかり生きよう。

    0
    2025年08月27日