勢古浩爾のレビュー一覧

  • 続 定年バカ

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    ぐたぐたと定年本、老年本に文句言ってるのが面白かったが、最後のたちばなのあけみ橘曙覧を教えてくれて感謝です。勢古浩爾さん、2冊目。

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    2020年07月19日
  • それでも読書はやめられない 本読みの極意は「守・破・離」にあり

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    勢古浩爾(1947年~)氏は、明大大学院政治学修士課程修了後、洋書輸入会社に勤務する傍ら読書を続けてきた、エッセイスト、評論家。
    人生論、読書論を中心とした著作を多数発表している。
    本書は、70歳を超えた著者が、これまでの読書人生を振り返ったものであるが、その面白さは、著者も本書で取り上げている立花隆、丹羽宇一郎、出口治明、斎藤孝、佐藤優、松岡正剛ら所謂エリート「読書家」とは異なる(こんな言い方をすると、勢古氏には誠に申し訳ないのだが)、市井の「読書家」である著者が、古今の名作・名著(著者は、文学を「名作」、哲学を「名著」と呼び分けている)と格闘した様子が綴られていることにある。
    著者は、少~

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    2020年06月10日
  • それでも読書はやめられない 本読みの極意は「守・破・離」にあり

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    読書を楽しむのに理屈はいらない。
    理解できないことを嘆くより、理解できた喜びやその先を目指したい、な。

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    2020年04月07日
  • 続 定年バカ

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    ネタバレ

    世の中の定年本を滅多斬りするのはこの著者のパターン。その著者も72歳。
    脳梗塞を体験して、いよいよ来るものが見えて来た感じ。
    好きか嫌いか?
    その基準をしっかり持つ。
    世の様々な言説に惑わされない。
    まあ、そういうこと

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    2020年01月25日
  • 定年バカ

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    定年後に続く、20年、30年という人生を思うと、人はいろいろと考えてしまう。生きがいは? 健康は? 老後資金は? などなど。しかし、多彩な趣味や交友、地域活動などを通じて充実した定年後を送ろう、いや送るべきという「圧」が昨今やたらと強くなってはいないか? 無理して「地域デビュー」なんてしないほうが互いの幸せだったりもする。「なにもしない生活」だってアリなのではないか。

    「好きなように生きる」。これが結論。

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    2020年01月19日
  • 定年バカ

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     ここ数か月で「定年もの」を何冊か読んでみているのですが、それらの内容の“平凡さ”に辟易したので、これはどうだと手に取った本です。
     著者の主張は、この手の本で定番の「地域社会への貢献」とか「資格を取って自立」とかの勧めとは全く異なります。「自分のしたいことをすればいい」、「したくなければしなくていい」、要は、自分自身にとって「意味」があると思えるように過ごせばいいという考え方です。
     私のような“ずぼら系”の人間にとっては大いなる応援団のエールです。が、実際、そうだろうなとも思います。「利他」にしても「利己」にしても、自分自身がそうしたいと思うことをしているのでしょうし、それが他者らの強

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    2020年01月02日
  • 続 定年バカ

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    正直なところ「バカ」が付いたタイトルの本は好きではないのですが、この著者は、本音丸出しで面白いので読んでみました。
    彼の定年本はこれまでも何冊か読んだことがありますが、主張していることは、「定年であれこれ心配しても仕方がない。自分の好きなように生きよう」ということ。これは彼のどの定年本でも一貫しています。
    定年後に気になるのは、カネ、健康、生き甲斐、この3つが大きなテーマで、この本では、定年に関する専門家の様々な著書を読み漁り、実態との比較で内容を考察しています。専門家が書く定年本は、自分の経験や専門分野からのアドバイスという形で書かれていますが、その中には実態とかけ離れている理想論も多い。定

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    2019年11月25日
  • 続 定年バカ

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    人生100年時代のから騒ぎ。前作『定年バカ』が刊行されたのは二〇一七年末である。わたしの主張はたったひとつ、定年後は「自分の好きにすればよい」であった。それで内心、本気八分、うぬぼれ二分で、ほとんどの定年本の息の根は止まったな、と思っていた。だが当然、世の中はそんなに甘くはない。人生一〇〇年時代の登場である。バカみたいな増殖ぶりである。ついこの間まで「終活、終活」と騒いでいたのに寿命が二十年も延びたのである。

    さて、どうしましょうか。

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    2019年11月23日
  • 定年バカ

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    定年後の生き方について色んな指南書を片っ端から切っていく一冊。

    著者の姿勢はわかるが、批判ばかりで脳がないように感じた。

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    2019年11月11日
  • 人に認められなくてもいい 不安な時代の承認論

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    ・著者による日本人論、テレビ論、マスコミ論
    ・のりは軽い
    ・「怒らないこと」アルボムッレ・スマナサーラ
    ・マズローの欲求5段階説
    ・桑田真澄を褒めている
    ・アメリカ人の行き過ぎたポジティブシンキングへの懸念
    ・生きることの意味
    ・この著者は多くの本を取り上げ、紹介、引用しているが、最後に参考文献一覧がないのは残念

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    2019年09月23日
  • 定年バカ

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    定年をテーマにした本、メディア報道、言説を片っ端から切り捨てる。なにをしてもしなくても大差なし。達人面しているけれど、誰にとっても初めての経験なんだから、かくあるべきなんていうものでもなかろう。

    定年関連本39冊の星評価と一言コメントが面白い。言っちゃっていいんだって感じ。

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    2018年10月13日
  • 60歳からの「しばられない」生き方

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    「定年後人生」の達人が教える人生初の自由を手にするための指南書。
    著者の本は「定年後のリアル」以降、何冊か読んでいるが、これもその系統の本。
    内容は、定年後は社会のしばりから解放されて、自由に生きよ。人の意見に左右されない、世間を気にしない、お金や常識に縛られないようにしようといった内容。定年後の自由とは何かを考えさせられた。
    長年会社で働くと、定年退職しても会社の事が気になったり、面子を気にしたり、何もしないことに罪の意識を感じたりするようだ。自分も会社の老後セミナーを受けたことがあるが、まず退職したら何をするかを考えろと言われた。退職すると時間があり過ぎて退屈する人が多いらしい。何もするこ

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    2018年10月10日
  • 自分に酔う人、酔わない人

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    自我を持ってしまった人間は、「自分」に酔わずにはいられません。人間は自分に「ほろ酔い」でなくては生きていけないのだと、著者はいいます。しかし現代の日本人は、ほろ酔いの「自分」の上に、資産、地位、権力、知名度といった資本主義的自我を積み上げて、二階建ての「自分」に酔ってしまっています。こうして、現代の日本は「自分様」たちであふれかえることになったと著者は嘆いています。

    個人的におもしろいと思ったのは、ひろさちやに対する批判をおこなっている箇所でした。ひろは、「苦しみを楽しむことができれば、あなたの人生はすばらしい人生になります」と述べますが、これに対して著者は「これらの言葉は、どこか上滑りして

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    2018年04月30日
  • 人に認められなくてもいい 不安な時代の承認論

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    「他人に認められたい」という承認欲求に骨がらみになっている人間の姿を冷徹に見つめて、その醜悪な事例を鋭い筆致で描き出している本です。その一方で著者は、「自分はこれでいい」「やるだけのことはやった」と自分で自分を認める自己承認が必要なのではないかと主張しています。

    おもしろいと感じたのは、著者が自己承認が揺らぐということを率直的に認めていることです。「自分はこれでいい」と思っても、なかなかそうした境地に安住することはできません。「だから、何度でも打ち立てられなければならない」と、著者はは述べます。

    本書で語られている、元読売ジャイアンツの桑田真澄さんの姿勢がとりわけ印象に残りました。

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    2018年04月30日
  • 定年バカ

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    こういう定年関連の本を読むようになってきました。
    とはいえあまり実感はないのですが。
    でも、もうすぐだなんだなと思うというか。
    定年後に向けてのことを考えだしたほうがいいなと
    思っているだけですが。
    この本は、世間の定年に向けてという風潮より
    もっと自由にということであったと思いますが。
    そのとおりだと思いますし、人の人生って人それぞれで
    一概にこれがいいとか。こうしたほうがいいとかは
    ないのだろうと思います。
    でも、なんとなく次のステージに向かうというわくわく
    感は今はあったりします。

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    2018年04月05日
  • 定年バカ

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    定年後は好きに生きたら良い、というメッセージを何度も繰り返す。多くのいわゆる定年本を辛口評価しているところは面白い。が、著者ならではの役立つ情報の提供はない。何もしてないんだから当然。

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    2018年02月20日
  • 定年バカ

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    定年後の生活について。定年に限らず、キラキラ系推奨の反対側を狙った本は多いし、自分に合ったほうを選べばよいと思う。40年近く働いたあとの過ごし方くらい、自分で好きに決めたらいい。

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    2018年01月14日
  • 定年バカ

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    20171221 停年本が乱立している今だから出た本かも。最初は、作者の主張に慣れずになんでも反対、真剣に何かするのはバカ。適当に楽しく生きようよ。と言ってる気がして読むのが辛かった。最後まで読んでこの人も適当には生きていないと無理に納得させた。

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    2017年12月21日
  • 日本を滅ぼす「自分バカ」

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    文字通り、自分に拘る人たちについて綴った一冊。

    分析というよりは勢古浩爾のエッセイという感じ。

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    2016年01月09日
  • 日本を滅ぼす「自分バカ」

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    かなり昔に読んだのを、今回再読。
    好きな著者の本を読み続けていると、おなじ本でも「読め方」が変わってくるのがとてもおもしろい。
    自分がこうなったのは他の責任でもあるが、それでも責任を取るのは自分でなければならない、というのが、なるほどだから勢古さんはこうなのか、と思った。
    でもこの本は、さすがに愚痴っぽいと思えてしまってあまり好きではないかな。やっぱり勢古さんは、人生論がいい。

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    2014年10月23日