あらすじ
定年ブームにあやかって、次から次へと出版される定年本の数々。
「老後2000万円」問題など、不安をあおるメディア。
「孤独」「健康」「お金」への不安と煽りはとどまるところを知りません。
そんななか、世にはびこる「定年不安」に疑問を投げかけ「好きなように生きる」生き方を説いた「定年バカ」。
読者の溜飲を下げた本シリーズの続編がついに登場します。
定年ブームに踊らされず、定年の人生を考えるにはどうすればよいか。
抱腹絶倒。なのに、少し考えさせられる。
心がすこし楽になる、人生後半戦をあなたらしくいきるために、必読の1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
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同類の本を書いている著者を名指しで、ストレートに批判している文章が多く、痛快!
8割貶して、2割褒めている。
多くの人には嫌がられるだろうけど、自分の意見をちゃんと言えている著者に憧れた。
Posted by ブクログ
「定年バカ」の続編。相変わらず舌鋒鋭く勢古さんの正直な観点で世の中の定年本を滅多斬りにしている。
ただ、本当に素晴らしいのはこの本のラスト。
橋本治
樹木希林
佐野洋子
の死を引用しつつ、最後に独楽吟でまとめたのは本当に素晴らしい。
一日1日を大切に生きること!それしかない。
Posted by ブクログ
世の中の定年本を滅多斬りするのはこの著者のパターン。その著者も72歳。
脳梗塞を体験して、いよいよ来るものが見えて来た感じ。
好きか嫌いか?
その基準をしっかり持つ。
世の様々な言説に惑わされない。
まあ、そういうこと
Posted by ブクログ
正直なところ「バカ」が付いたタイトルの本は好きではないのですが、この著者は、本音丸出しで面白いので読んでみました。
彼の定年本はこれまでも何冊か読んだことがありますが、主張していることは、「定年であれこれ心配しても仕方がない。自分の好きなように生きよう」ということ。これは彼のどの定年本でも一貫しています。
定年後に気になるのは、カネ、健康、生き甲斐、この3つが大きなテーマで、この本では、定年に関する専門家の様々な著書を読み漁り、実態との比較で内容を考察しています。専門家が書く定年本は、自分の経験や専門分野からのアドバイスという形で書かれていますが、その中には実態とかけ離れている理想論も多い。定年をネタに一儲けしたい著者と出版社の意図が見え隠れして、著者はそういう文章を読むと腹が立つらしく、矛盾点を率直に指摘しています。(感情的な文章が多いけれど)著者の辛辣なコメントも楽しいし(著者が全て正しいとは思わないが)色々な本を紹介してくれて、定年本の選択の参考にはなりそうです。
自分も数年後に定年を迎えますが、気持ちとしては著者と同じ。今ある貯金と将来もらえるはずの年金でやっていくしかないと割り切っています。健康維持の運動を日課として、好きな趣味を続けていく。気持ちとしてその程度でいいのではないかと思う。時間があるとあれこれやりたくなりますが、欲を出してはいけない。著者のように見栄や体裁を捨てて、まず自分の身の丈を知ることが重要ではないかと思いました。
しかし、この本は面白かったけれど、取り上げている事例が最近の話題ばかりなので、時間が経つと「何のこっちゃ」という話になりそうです。賞味期限が短い本なので、興味があればお早めに、、、という感じ。