鈴木智彦のレビュー一覧

  • ヤクザと原発 福島第一潜入記

    Posted by ブクログ

    「ヤクザ」について取材を続けるジャーナリスト鈴木智彦さんが東日本大震災で発生した福島第一原発事故後に作業員として勤務した潜入記です

    以前に読んだ今野敏さんの『潜入捜査』シリーズで原発での危険な作業に人を派遣し上前をはねるヤクザが描かれていて暴対法後にそんなことは出来なくなって来たんだけど、原発事故というどさくさの中でどうやらヤクザが暗躍していたらしいという情報もあることを知り、調べてみたところ本作の存在を知り手に取りました

    まずね、ちょっとというかだいぶ読み辛かったです
    なんか時系列がやや入り組んでいるうえ、説明なしで専門用語が飛び交うので、かなり読みにくかったです
    まぁその分、当時の現場の混乱した状況が、伝わってくるような臨場感はあったけどね

    で、原発村の闇みたいなんはよく分かったんだけど、肝心のヤクザよ
    ヤクザたちが具体的にどう福島第一原発と関わっていたのか?っていうところではなんかふわっとしてました

    「ヤクザと原発」というタイトルから期待した内容とは少し違ったけれど、原発事故直後の現場を知るルポとしては十分に読む価値がありましたよ

    0
    2026年07月16日
  • サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~

    Posted by ブクログ

    各章ごとに取り上げられた海産物とヤクザとの関わりを描いた作品。少し情報は古くなってはいるが、自分たちが口にしている海産物が正規ルートのものと言えるだろうか?人の文明の興りは必ず水辺であった。これ即ちヤクザも同じなのだろう。

    0
    2026年04月11日
  • ヤクザときどきピアノ

    Posted by ブクログ

    ピアノの世界はスポ魂に近いとあるが、音楽全般においていえるなと思う。
    インスピレーションを実現するための途方もない努力。

    音楽は楽しむものだけど、演奏者になるのは決して簡単でははないのだと改めて思った。
    乗り越えた先にしか見えない景色がある。

    YouTubeで発表会の動画を見て勇気をもらった。

    0
    2026年03月13日
  • ヤクザときどきピアノ

    Posted by ブクログ

    普段は暴力団に関する記事を書いている中年男性ライターが、ABBAのダンシングクイーンをピアノで弾くためにピアノを習い始めるエッセイ。めちゃくちゃ良い先生でほっこり。
    文章がわかりやすくて楽しく読めた。
    私もピアノ始めてみようかなー。

    0
    2026年01月11日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても面白く読ませてもらった。タピオカがヤクザのシノギだということは初耳。原発の話はとても興味深い。

    0
    2025年12月04日
  • ヤクザときどきピアノ

    Posted by ブクログ

    わたしも大人になって音楽教室でサックスを習い始めたので、共感できるところがあるかなと思い読んでみました。

    楽器が違うからかそこまで共感ポイントは多くなかったけど、練習しないと上手くならない、は共感しかなかったです。
    ピアノの音を「蜂蜜色の音」と表現した方がいるというエピソードが素敵で印象的でした。

    0
    2025年10月26日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    幼少期からヤクザに関しては「悪」「世の中の厄介者」としてしか受け取っていなかった。

    20代以降、チラホラと、そんなヤクザにも必要悪的なポジションがあったと目に、耳にすることはあったが、そうした意見も発言は憚れるような風潮があるためか、どこかフィクションのように感じていた。

    入念な取材をもとにしているというマンガ『闇金ウシジマくん』を読んで大分意識が変わってきたが、本書で私の対ヤクザ意識としてはある程度の結実を得た気がする。

    暴力性が取り柄という特性を持つ連中、一人減の、生き延びていく上での一つのスタイルがヤクザであって、その捉え方の変化の方がむしろ劇的で、現在のヤクザ観を形作っているのだろう。

    本書を呼んでなお、密漁などの犯罪行為、すなわち反社会的行為を行う連中は許されざることであるし、不条理な暴力は迷惑千万であるから、徹頭徹尾、関わり合いたくないとしか思わないことには変わりない。

    しかし「生き延びるためのすべ」という行動には、人間であれ獣であれ植物であっても原始的な美しさはある。きっとそうした部分に人は惹かれるのだろう。少なくとも私はありのままに人を、情報を受け入れて包み込めるような心の広さを身に付けたいものだ。

    最後に。何とか組の○○、のような人名、団体名が多く出て、対談であるから仕方ないとはいえ、基礎知識がないと変数として読み進める必要がって少し大変だった。
    一般人としては、それ誰やねん、といった感じだが、その筋ではきっと個々人の影響度が大きく、キーパーソンと、全体を取り巻くグループ関係を掴む必要があるのだろう。

    0
    2025年09月15日
  • ヤクザときどきピアノ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ピアノは大人になってから習った方が面白い、というのはまったく個人的な見解だけれど、興味を持ったことに大人になってからチャレンジするのは、やっぱり面白いことなんだよ、とひしひしと感じられた。

    私自身は、子どものころから高校生までピアノを習っていて、数年前からもう一度レッスンに通っているんだけど、かつて苦行でしかなかったツェルニーも、「なぜこれをするとよいのか」とか、「ここからどんな得るものがあるのか」とか、習う過程の先が見通せるようになった今の方が、圧倒的に面白い。

    ついでに言うと、昔、通っていたところ(先生の個人教室)には1つ年下に、すごく上手い子がいて、絶妙に比較されるのがいやだった。
    ここまで大人になっちゃうと、もうそんな比較なんかないもんね。

    「私、今回、がんばった」以上で終われる習い事はとてもストレスがなくて楽しい。

    自分の子がプロになれるとは思わなくても、「うまくなるかも」みたいなうっすらとした期待感を背負うこともない。

    ついでに、自分でお金を出してる分、毎回本気で取り組むのもいい。子どもは親の財布事情に思いを馳せない。

    ピアノというまったく新しいチャレンジをするなかで、ひとつずつ感動している様子は、羨ましいくらい。
    私はまったく経験がないことに対して腰が重いタイプなので(だから今から習い始めたのも、経験があるピアノ)、そのチャレンジは尊敬に値する。

    40年以上生きてくると、だんだん自分の経験が増えて、知っていることばかりになってくる。たまには未知の領域にチャレンジして、知らなかった感動を得た方がいいかもしれない。

    さて、なににチャレンジしようか。

    0
    2025年08月30日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    ヤクザは働かないことに誇りをもっているということが面白かった。儲かりそうなところに寄って行って、暴力で言うことを聞かせて上りを掠めとるのが、ヤクザ。発電機の根元につけると永久に電気代がタダになる機械を売る会社(完全に詐欺)に投資しようとした組長がいるという。騙されても暴力で回収するから構わないのだそう。

    0
    2025年07月16日
  • サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~

    Posted by ブクログ

    密漁の3パターン
    ・漁師が漁獲制限を超えるかもしくは許可されていない海産物を捕獲するケース
    ・漁業権をもたない非漁業者が漁に出るケース
    ・海水浴客などが知らずに定着性の海産物をとるケース
    自分の中での密漁は、漁師や非漁業者が真夜中に
    漁を行っているイメージだったが、
    正規の漁師が1つめのパターンで上限を超えて取ることもあるらしく、さらに黙認されていることもあるようなので意外性を感じた。
    また、普段市場で並んでいるものは漁師がとったものと信じてやまなかったが、ヨコモノも流れてきており、ヨコモノと分かっていながら仕入れている現状があるということに驚きを隠せなかった。

    0
    2025年04月09日
  • ヤクザときどきピアノ

    Posted by ブクログ

    レイコ先生
    練習すれば、弾けない曲などありません。
    練習をすれば上手くなる。しなければ上達しない。
    練習をしない言い訳にはなんの意味もない

    ヤクザ関連のノンフィクションライターである著者52歳が、マンマ・ミーアを見てABBAを弾きたいばかりにピアノを習い始め、発表会でダンシング・クイーンを演奏するまでの話

    0
    2025年03月29日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    溝口氏と鈴木氏の対談形式で最後まで行く。
    教養としてのヤクザ、といったら、まずはヤクザの定義とか、どういう組があり、勢力はどうで、シノギやらヤクザ専門用語解説といったところ体系的なところを期待したのだが、基礎知識があるのを前提で話が進んでいくものだから、なんとなくそうなんだろうなで読み進めてしまうところも多かった。面白かったが、タイトルから期待したのとは少し違ったかな。面白かったのは、ヤクザというのは個人事業主の集まりで、暴力団とは互助会みたいなものというとこまりというところ。映画やドラマで描かれるヤクザのイメージがあまりに良すぎて、強くて不器用で悲しい過去をもち兄貴と弟のギリ人情の世界かと思いきやそうわけでもなさそう。いまは半グレもヤクザも反社という括りでいっしょになって、いままでのようなヤクザ幻想も薄くなっているんだなと感じる。

    0
    2025年02月01日
  • ヤクザときどきピアノ

    Posted by ブクログ

    わたしも大人になってからピアノをはじめたもんで、珍しく帯につられての購入。
    共感が多く、たのしい。
    練習すっかなー(したい!!)って気持ちになる。
    ト音記号のアレとヘ音記号のアレが同じドなことがわかっても、
    わたしはまだまだ「音楽の国の入国審査」はパスできた気がしないけど、このままレッスン続けていきたいなって思わせてくれたのでありがたいなって。

    0
    2024年08月16日
  • サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~

    Posted by ブクログ

    ルポ好きの人なら楽しめると思う。特に前半は良い。後半はサカナとヤクザというより、密猟の歴史=結果的に不正(ヤクザ)が横行している、というような内容が多いと感じた。市場をヤクザが取り仕切っている、密猟がヤクザの資金源になっているといった点についてフォーカスが当たり続ければなお私の好みになったと思う。

    0
    2024年05月22日
  • ヤクザときどきピアノ

    Posted by ブクログ

    ずっとピアノを弾きたかった。
    ABBAのダンシングクイーンが弾きたい。
    まさに私。
    読むしかない。

    著者は52歳で実現させる。
    ヤクザのルポライターの経験談とピアノ体験の比較が興味深い。
    音楽教育の在り方についても頷くばかり。
    行動あるのみ。

    0
    2024年05月02日
  • 日本の黒い聖域

    Posted by ブクログ

    まさにドス黒い聖域。
    面白かったのは悪名高き官房機密費。はみ出す事なく余らす事なく使い切る菅さんの手腕、笑。
    きな臭いカジノ利権と、みみっちい経済安保利権。
    地方議員の闇と、死刑制度の不都合な真実。
    闇はどこにでも転がっている。見えないようにされているか、自分が見ないように(気づかないフリを)しているだけ。

    0
    2023年09月16日
  • 日本の黒い聖域

    Posted by ブクログ

    鈴木智彦、望月衣塑子、西崎伸彦、鳥集徹、ほか『日本の黒い聖域』宝島SUGOI文庫。

    2022年1月に刊行した宝島社新書『日本のタブー3.0』を改訂し、再編集、文庫化。忖度報道に終始する大手メディアが報道しない『聖域』をテーマにした15本の記事コラムを収録。


    新型コロナワクチン。新型コロナウイルス感染症が5類になってからは感染状況が詳しく伝えられず、どう対処すべきか全く解らない。未だに会社では何人か感染者が出ているが、マスク着用が個人の自由とされたので始末に負えない。製薬会社や政府の広告収入が目当てでワクチンの副作用や接種後の死亡例を伝えないマスコミ。ワクチンを接種しようが、感染するし、感染後の症状や後遺症は人それぞれのようだ。幸い自分も家族も感染したことはないが、自分がファイザー製のワクチンを2回接種した際は腕が痛く、倦怠感があったが、1日寝ていたら治まった。問題は3回目にファイザー製の二価ワクチンを接種した後だ。腕は痛くならなかったが、胃がおかしくなり、さらには激しい動悸に苦しんだ。会社で階段を昇ると動悸が激しくなり、息が切れ、目眩がする始末。寝ていても動悸は激しくなり、眠っている時に呼吸が止まったのではないかと驚いて飛び起きたこともある。それが3週間続き、何とか治まった。

    入管施設でのスリランカ人女性の死亡事故。在留資格を持たない、或いは喪失した外国人を収容する施設での人を人と思わない処遇には怒りを感じる。

    カジノ利権。パチンコや競馬などで身を持ち崩す国民が多い中、カジノだと。巨大ビジネスがある所には必ず利権が渦巻く。

    創価学会。そもそも自民党が宗教団体を背景に持つ公明党と連立政権を持っているのがおかしい。その上で、旧統一教会とも蜜月の関係を続け、票を集めて政権を獲得していたなど、どこに正義があるのか。


    福島第一原発事故以来、溜まりに溜まった放射能汚染処理水を地元の承認を得ないままに、この夏に海洋放出すると決めた政府。一度、海洋放出が決まれば、処理水が貯まる度に海洋放出するのだろう。新型コロナウイルス感染価で明らかになった政府の無駄使い。使う道の無い小さい布マスクを配り、支援金という名のばら撒きを行い、経済活動のために強引にコロナを5類に引き下げた。ところが、ロシアのウクライナ侵攻もあり、経済は相変わらず冷え切ったままで、物価は高騰し、ガソリン価格もリッター180円を超える勢い。そんな中、東京五輪の汚職が明らかになったり、自民党を始めとする多くの議員がカルト宗教団体と蜜月の関係にあることが明らかになったり、総理大臣が文字通りの外遊を行い、各国に多額の支援金をばら撒き、個人情報がだだ漏れの訳の解らぬマイナンバーカードを広めるのにさらに無駄使いを続ける始末。こんな状況でも議員は利権と金に固執する。こんな腐り切った日本は終わりかも知れない。

    定価900円
    ★★★

    0
    2023年08月07日
  • 教養としてのヤクザ(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    衰退していくヤクザ。ヤクザと半グレ。
    食品からオリンピック〜政治やメディアまで近年のヤクザ事情がなんとなく分かった。

    0
    2023年07月04日
  • サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~

    Posted by ブクログ

    日本は魚介類の宝庫で、寿司や刺身など海産物の恩恵を多分に受けている。そして、我々が口にする魚介類は当たり前のように日本の漁師が釣ってきたものか、海外からの輸入と思っている。

    しかし、この本が明らかにするように、ウニやアワビ、ナマコなどは密漁によるものも数多く流通しており、我々の口にも入っている。また、肉や野菜と比べ物にならないほど、産地偽装も横行している。

    昔から漁師は腕っ節が強く、護岸警備の観点からもヤクザとの関係が深く、今でも豊洲市場の関係者にはその辺りが曖昧になっている人も多いが、そうしたことも密漁ビジネスにヤクザが関わっている理由の一つかもしれない。

    山で山菜を取るのは自由なのに、なぜ海で海産物を取ってはいけないのか、またなぜ北方四島の周りで漁をしてはいけないのか、こうした難しい問題も残る。

    とはいえ、我々が口にするものがどこから来ているのか、どんな問題があるのか、知っておくことは必要ではないか。

    0
    2023年02月26日
  • 芸能界とヤクザ

    Posted by ブクログ

    ちょっと確認したいことがあって読みました。

    数人のライターさんが書いているので、それぞれの色があり、きっと取材力にも大きな差があるように思います。
    私が長年読んで信頼している鈴木智彦氏は信頼と実績の安定感で、読ませてくれました。
    さすが溝口敦の弟子的存在です。



    0
    2023年01月07日