鈴木智彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は、ヤクザ専門誌の元編集長(えっ⁉︎)鈴木智彦さんの体当たり潜入ルポです。5年もの身を削る取材を通して、組織的な密漁、ヤクザの介在をあぶり出していきます。
何と言っても、著者の現場主義的な執念に頭が下がる思いです。
三陸アワビ密漁団と海上保安庁の攻防、流通ルートを探る築地4カ月潜入労働、北海道の中国発「ナマコバブル」、銚子のヤクザのドン、北方領土問題とカニ、ウナギの国際密輸等々、余りにも広範囲で、その深く暗い闇に衝撃を受けます。
私たち消費者側も、理解と意識改革など、できることから始める必要がありそうです。飽食、〝映え〟を求めるインスタ、グルメを煽るマスコミと飛びつく私たち…。学生 -
Posted by ブクログ
長崎の島原を営業職で回っていた時の話。とある化粧品店の店主から「普賢岳がもう一度噴火すればいい」と耳を疑うような発言を聴いた。なんでも、普賢岳が噴火した際、多くの土木業者が復旧工事の為に年単位で停泊した。娯楽の少ない田舎町では、稼いだ金は酒と女に消え、めぐりめぐって化粧品が飛ぶように売れたという。労働者が集まる街には闇が巣食う。漁業に限らず、炭鉱や港湾の工業都市だって同じようなもんだよな。隆盛を誇った時代は追憶の彼方に…
もうひとつ思い出したのは、SFC版ソフト桃鉄HAPPYでは釧路と稚内の物件「カニ漁船団」を買うと、収益率がその場では確定せずに???%の表記になる。毎年3月の決算時に-30 -
Posted by ブクログ
普通の経済・法律の枠組みに収まらない反社会勢力は一体どういったロジックで上手く回っているのかといったことがずっと気になっている。単なる怖いもの見たさもあるが、自分がそういったことをしないにせよ、悪意を持ちルールを破る覚悟をしている場合にどういった手段が存在するのかということを知っておくことは、自衛のためにもなるのではないかと考えている。「サカナとヤクザ」という本を知り、読みたいと思ったが電子書籍が出ていなかったので、同じ著者のこの本をまずは読んでみた。
最初は反社会勢力と原発の関係は一体どんなものなのかと想像もつかなかったが、本書で取り上げられている接点は、そこまで特別なものではないように思