原田泳幸のレビュー一覧
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アップルの日本法人社長からマクドナルド日本法人の社長に転身した著者のビジネスへの考え方がマクドナルドでの実際の活動を通して語られている。
1.現場重視の考え方
問題の解決策は現場にあり、著者も社長でありながら(普通は本社にいる)、現場に赴いて気付いたことをフィードバックしているらしい。また気付きの源である現場のスタッフには充分な教育と能力発揮に応じた昇格というインセンティブを与えている。店舗での売り上げが全体の売り上げの多くを占める事業にとってこの姿勢は大事であると思う。逆にそれができないビジネスは衰退している。枚挙に暇がないくらいである。
2.数字の考え方
どの指標を重点的に追いかけるかという点で、著者が注目しているのが「客数」である。客数は「顧客の獲得数×来店率」で求められる。リピートがなければ客数は落ちていくのである。この意味で最近注目したのがマックのコーヒーだった。「プレミアムロースト」という名前がついて美味しくなったと思う。しかも価格は従来通りの100円。私は今のところコーヒーだけを買っているがそのうち時にはランチもオーダーしそうだ(元々マックのハンバーガーは好きだが、食べ過ぎる傾向があるので今はあまり行かないようにしていた)。このコーヒーは新しい顧客獲得・リピートに充分寄与できると思う。競合としては他のファーストフード・コーヒーショップも捉えているのでないかと思う。
3.個人のキャリアの考え方
マクドナルドとの話とは若干離れて、個人のキャリアについても語られている。
・異動はサラリーマンの醍醐味であり、今まで自分が気付いていなかった潜在能力・開発すべきスキルにもつながるケースがある。
・転職についてはその意味を十分に考えてからでないと現実逃避になってしまう。
マクドナルドの基本的なビジネス方針が一般のビジネスにも適用できるよう平易に書かれていて、自分の今までの経験とも照らし合わせられる部分が多く、興味深い一冊であった。 -
Posted by ブクログ
1秒の大切さと怖さ、1円の大切さと怖さ。この本を読んでいると外資系の会社。特にアップルで鍛えられた人間の凄みを感じます。
確か、この人の本は以前読んでいた記憶があったんですが、内容を思い出すことができなくて、先日、もう一度読み返しました。原田さんが日本マクドナルドの社長になったときには『マックからマックへ』なんて、ずいぶん言われていたそうですね。で、肝心の内容のほうは、率直な言葉でつづられていて、ガツーンと正面から、僕の心に響いてくるものばかりでした。
特に、社長に就任してから4年間はQSC(クオリティ・サービス・クリンリネス)に徹しなさい。というところで、原典回帰。基本を忠実にしたからこそ、傾きかけた業績が持ち直し、その後のキャンペーンが功を奏したのだという記述には読んでいてなるほどな、と感じました。
そして、原田社長自身のことにも触れていて、大学時代はダンプの運転や植木職人までやっていたという話には衝撃を受けました。こういう体験があって、技術畑を皮切りにして営業やマーケティングなども経験し、結果を出してきたんだな、という事実に敬服しました。原田社長の説く1秒の大切さと怖さ、1円の大切さと怖さ。この重みをクルー(アルバイト)にいたるまで熟知しているからこそ、日本マクドナルドは高収益を上げ続けることができる企業なんだなと、改めて感じました。 -
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なんとゴーヂャスな講師陣!それぞれの講師のエッセンスがぎゅっと濃縮してあるが、それゆえもっと知りたい事も出てくるのでそれぞれの著書で深読みしたくなる。
○大人の時間割を作る。時間割で自動的に動くようにすれば、深く考えないでスムーズに行動できるようになる。タイムマネジメントのスキルアップは「てこの原理」で少ない労力で、大きな成果を上げる。(本田直之氏)
○情報収集やデータ分析は思考そのものではなく、考えるための材料集めに過ぎない。
○「なぜ」「どうすればいいの」この2つの質問を何度も自分に問うだけで、自然に思考が深まる。
○ブザーが鳴るまでの30分間、一切本を読んだり情報集めたりせず、ひたすらに考える時間を設ける。考えるための専用時間を確保することが重要。(ちきりん氏)
○他人のわがままな振る舞いを見せつけられると、抑圧している自分そのものを見せつけられているようで怒りがわき起こる。そうなった場合、怒っているありのままの自分を観察する。深呼吸する。怒りに対して「抑圧する」「こちらも怒る」というのは良い選択肢ではない。(小池龍之介氏)
○仕事を半分の時間で達成してみようとか、コストを下げて実現するとか、自分で目標設定すると、新しい発見が生み出される。
○仕事で最高の結果を出し続けるためには、残業をできるだけせず、決められた時間で仕事終わらせる癖をつける。与えられた時間の中で、与えられた目的を達成するのが仕事。(原田泳幸氏) -
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全体としては4の評価ですが、7人の連作?なので、執筆者によって評価に差がありました。確かに、P3 人生に限界が無い、P5 「希望」をつくる方法
1. 本田直之さん、P20 言い訳思考と工夫思考。P25 短期間でやれることをものすごく多く見積もって、長期間でできることは、とても少なく見積もっている。すぐに結果を求めてしまい、時間をかけて準備しないからできない。P 26 時代は常に変わっていて、やり方は進化している。P27 時代は物質主義から精神主義に。P28 副業ではなく、複業を持つことを勧める。スキル、特に「セルフモチベーション」が大切。P31 モチベーションを管理する時に、ドキュメンタリー映画を観たり、本を読んだりして、自分より辛くて大変な状況でも、チャレンジを続けている人に触発されて、モチベーションを維持。P38 縛られない生き方の為に、「住む場所を選ぶ」「会社以外の仲間を作る」「ものを減らす」「お金の使い方を学ぶ」「複数のフローを作る」P51 ① 常識とは何かを考える ② できないという「言い訳癖」をやめる ③ 制約されないための考え方、スキル、実践を学ぶ。 ④ お金を払ってでもやりたいことを見つける
2. ちきりんさん、P62 若者に対する転職に対するアドバイスの内容として、あなたの判断基準として重要な基準2つは?ちきりんさんは、・今の仕事は楽しいか、今の仕事を通して、成長できているか? P65 自分の頭で考えるために、① なぜ(WHY)と② だからなんなの(SO WHAT)?を問い続ける。
3. 小池龍之介さん、P86 あの人を「不快」に感じるのは、その中に「あなた自身」を見ているから。他人の行いの良いところは見習い、悪いところは反面教師にする。他人はまさしく鏡として自分を写す。
4. 平田オリザさん、P102 自分の子どもが、学校から嬉しそうに自宅に帰ってきて、「今日ね、僕、宿題やって行かなかったけれど、担任の先生は起こらなかったんだよ」に対するあなたの返答は?子供は、担任の先生が優しい先生だ、ということを伝えたくて嬉しそうに帰ってきた。その気持ちを受け取るべきで、宿題をしなかったことを責めると、そのギャップに子供が戸惑う。まずは、相手の気持ちを受け取って。「先生は優しいね、怒られなくてよかったね」の後に、「明日は怒られてしまうかもよ、宿題はやったの?」と、する。P110 そもそも心から「分かり合うこと」なんてできない。分かり合えない同士が、「共感できるポイントを見つけていく」ことで深く通じ合う、落としどころをみつける。日本は「察しあう文化」欧米は「説明しあう文化」
5. 竹中 平蔵さん、P126 「金持ちを貧乏人にしたところで、貧乏人が金持ちになるわけではない」byサッチャー元イギリス首相。
6. 原田泳幸さん、P151 「基本に忠実であること、ただし非常に革新的なやりかたをすること」そして、徹底してやることがポイント。成長している人に共通している事 1) 基本を大事にしているから、常に課題が見えている。 2) 成功しているときこそ、危機感を持っている。P164 自分で目標を設定すると新しい発見が生み出される。「変化を起こしてやろう」という気持ちが、心をふるいだたせる。P168 仕事で最高の結果を出し続けるためには、残業をできるだけせずに、決められた時間で仕事を終わらせる癖をつける。与えられた時間の中で、与えられた目的を達成するのが仕事。
7. 村上憲郎さん、P178 経済学とは、社会がその希少な資源をいかに管理するかを研究する学問。限られた資源を、どう増やして、どう分配して、社会全体の幸福に寄与できるか考えることが、貴方の仕事。社会全体に貢献するのが原理原則。P181 最低限、現地の歴史と宗教を勉強する必要性がある。 -
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■内容
生き方も働き方も多様化してゆく中で稼ぐ力を身につけるために知っておきたいことが具体的に書かれていた。
■どんな時に読みたいか
働き方が多様化し、仕事も働く場所も選択できる時代になりつつある。リスクを受け入れ選択すれば収入を増やすこともできる。このような時代の変化に戸惑ったり立ち止まった時に読みたい本。
■感想
稼ぐ力をつける為に何が必要なのか?という発想からこの本を手にとった。
とてもわかりやすく書かれていて、どの章にも自分が持ち合わせていない考えや発見があり、ひとつひとつ学びたいと感じた。ただしすべてを修得するにはかなりの時間を要することにも気付いた。時代が変化する中で、自分はどのように生きたいのか?と自分の考えを掘り下げ、思考し判断力を養うことが私にとっての課題だと感じた。
■抜粋
【情報収集でも分析でもなく”思考”に時間を】
「どんな情報があれば判断ができるか」ということを、情報収集を始める前に考えておく必要があります。
情報を集めれば集めるほどよい結論が出るわけではありません。ビジネスでも、「どういう状況になったら撤退するか」という判断プロセスを最初に決めておけば、ごく少ない情報で撤退の判断は可能です。一方そのプロセスを持っていないと、業績が悪化した時にも情報収集ばかりに明け暮れ、いつまでも撤退の判断ができません。このように、意思決定をする際には「判断基準」と「情報」を分けて考えることがとても重要です。《P61》 -
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現在、ベネッセの社長である、原田泳幸氏が日本マクドナルドの社長時代に書いた本です。
本書の前半の1~3章は、日本マクドナルドで行った施策を例に
「現場主義」
「原点回帰」
「戦略」
について書かれています。
ひとつひとつはオーソドックスな内容ですが、一貫性を持って実行することで大きな成果を上げていることが理解できます。
特に著者が重要視しているポイントは以下の点でした。
「スピードが大事」
「まず動け」
「成功は危機の始まり」
後半の4~5章は、著者のビジネスパーソンとしてのキャリアを振り返りながら
「個のビジネスパーソンとしての生き方」
「組織の在り方、組織の運用」
について書かれています。
個人的には後半部分の方が読んでいて面白かったです。
社員を物として扱わない会社・・・の件は、考えさせられるものがありました。
名経営者と呼ばれる著者の考え方に触れるには良い一冊と思います。 -
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つい一年前程にビジネススクールの課題でレポートを書いたことのあるマックと原田さんの経営
わからないことだらけで苦労をしたのを覚えているが
その当時のレポートに対する講師の方の解説にも驚いた経緯を思い出すと共にこうやって本人の書いたもので確認すると改めてそのスゴさとロジカルに考えられているストーリー性を感じ、あの時の感動を思い出した。
あのレポートの直後に読んでいたら感動がもっと違ったかも知れないし、時間が経過して読んだ今でも、考え方の基本の部分を改めて抑えていかないといけないってことを感じるようになった。
今はもう、レポートの課題になってないし
原田さん自身 ベネッセに行ったし
今はどんな経営しているのかなあ って気になったりしています。 -
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マッキントッシュからマクドナルド、そして現在ベネッセでトップとして活躍する原田泳幸さんは日本を代表するプロの経営者。
その原田さんが、主にマクドナルドで業績をV字回復させるために実施した施策の裏にある戦略について包み隠さず紹介している。
表題にあるように、いくら施策を実施してもその順番を間違えると全く効果がないどころか、逆に業績の悪化にもなる可能性がある。
そう考えると、試作を打ちタイミングや順番の大切さを知る事が出来た。
気に入った言葉
売る為の手を講じずにコスト削減をやったら本当に自殺行為ですよ。
経営とは要はお金の使い方を考える事だと私は思います。
目先の数字を落としてでも将来の成長の足を引っ張るところは切っておく。元気なうちにです。つまり「手術で元気になる」ではなく「元気になったから手術を受けられる」 -
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【読書メモ】
●ビジネスに謙虚は通用しない
アスリートや芸術家が結果を出してもそこで慢心せず、さらなる高みを目指し続けるように、昨日までの自分にだけは謙虚になってはいけない
●どんな上司であっても、まずは仕え、サポートしなさい
どんな上司からも学ぶことはたくさんあります。上司をよく観察して、何を得られるか考えながらサポートすれば、自身の成長につながる
●企業の業績が悪くなる要因は常に内部にある。けっして外部要因ではない。これは個人も同じ
仕事とは、常に自身の問題点を直視し、改善し続けること
●業績不振の会社で働く社員は「トップが悪い」と被害者意識を持っていることが多い。自分自身が当事者であることを忘れてしまっているのだ
「自分で働いて自分で報酬をもらう」という発想がとても大切
●仕事に必要なのは、考え抜く力。精神的な健康は身体的な健康があってこそ
仕事力が健康管理と密接に結びついている
●自分の将来を細かくイメージしても大半はうまくいかない。それよりも目の前の仕事に全力を尽くすことが大事
キャリアはあなたが決めるのではなく、まわりの人が決めるもの。期待以上の仕事をしていれば、誰かが見ていて、自然といい方向に向かうもの
●キャリアとは「目指すもの」ではなく、「結果として形成されるもの」
ひとつの仕事が終わったら、「もっと難しい仕事をください!」とだけ言っていた。「チャンスをください」という言い方をしたことはない
●知らない世界なのに、自分に合っている、合っていないと決めつけるということが、自分の可能性を狭めている
●出世を目的に仕事をするのではなく、好きなこと、やりたい仕事で一人前になるためにはどうすればいいのか。それを試行錯誤しながら努力していく、これがビジネスパーソン本来の姿
●転職とは「現在の仕事以上に挑戦したいこと」が見つかった時にするもの
●挑戦したいことが見つかった場合、まずやるべきことは、現在の仕事をどうやってそこにつなげていくのか、次のステージに上がるために足りないものを、いまの環境の中からどうやって手に入れるか、ということを考える。それが次のキャリアへの近道
●転職した時はそれまでのキャリアや経験を捨てるつもりで働いてみる
いままでの経験を生かそうとすると組織の悪いところばかりが見えて、その問題を解決しようと躍起になり、その会社の「強み」を潰してしまう。転職してまずやるべきことは、その会社の強みを1日も早く見つけること
●20代は学ぶとき。30代は人生の方向を決めるとき。40代は決めたことをまっとうするとき。50代は後継者をつくって自分の第二のキャリアを考えるとき
●3年以上同じ仕事をするな。3年以内に後継者をつくるのが仕事である
あなたがもっと難しい仕事にチャレンジするためには、後継者を育てるしか方法はない
●リーダーが大きな目標を掲げるのは、会社のなかでこれだけチャンスがあるんだと社員に教えるためである
リーダーは、どんな難しい案件でも部下を「やる気」にさせて、目標を達成する。その時に大切なのは「やるぞ!」のひと言。一見「できるわけない」案件に対して、部下が「もしこれが実現したらすごいことになるぞ」と前向きなチャンスととらえるような、リーダーシップが必要。ただし本当に無理なことを押し付けてはいけない。自身の経験に基づいて、ある程度の確信があるからこそ部下を牽引できる
●人に情熱を伝えるのは「we」という主語
「you(みなさん)」と言った瞬間、頑張るのは「あなた」であり、当事者ではなくなる。コミュニケーションにおいて重要なのは、相手のどこにたつか。つまり、どんなスタンスで相手に接するか
●不祥事が発覚した時も卑屈になる必要はない。反省すべきは反省して、あとは堂々としていればいい
●リーダーは朝令暮改でいい。やってみて検証し、その結果間違っていたら変える
リーダーの発言内容が変わると部下は戸惑うが、その時は、部下に「なるほど」と言わせるぐらいの勢いで説明すればいい。「たとえ間違っていたとしても、その次を信じさせる力」こそが、真のリーダーシップ
●マネジメントとは忍耐と寛容
●社員もお客様も論理では動かない、心で動く
ビジネスはサイエンスとサイコロジー。サイエンスは全体の0.2%で十分。残りの99.8%は人と人とのコミュニケーション
●リーダーは週に一度、部下から何を学んだか振り返ってみるべき
メジャーリーグでは安打を3000本近く打っている人でも色々と聞いてくる。立場を超えて学び続ける意識を共有し、新しい挑戦をしていくことが、真の組織力
●若者との対話で学ぶのは、いつも私のほう
どのようなことに興味があり、どのような考えを持って働いているのか、何がわかって何がわからないのか、こう言った話を聞くことは経営の課題を解決するひんとになる。普段接することの少ない世代の人々と話す機会をつくることは、有意義な学びを得るための一つの方法
●伸びしろのある人材には、仕事を任せることが最強の教育
ポストに空きができて、若手とベテランのどちらに任せようか迷った場合、若手を登用すべき
●部下に対しては、要求レベルをどんどん上げていくのが愛情。本気で褒めるのは年に一回でいい
●褒め方には2通りある。見返りを求める褒め方と、そうでない褒め方
●力を入れるところと抜くところ。リーダーに必要なのは、その使い分け
ハンズオンで現場に入り込みすぎると「社長に言われたことをやる」という意識が醸成されてしまう。私が何もしないことが、社員の育成にとって、最もいいこと
力の入れどころ、抜きどころを理解することで、仕事はさらに楽しく、ラクになる
●危機に陥ったら、落ち込むのではなく、リーダーであれば部下の成長を、そうでなければ自分の成長を加速させるチャンスだととらえ、できることを探して力を注ぐ
●人はいつ死ぬかわからないから、最期まで生き抜こうとする。仕事も同じこと
結果が出る前に人事を保証するというリーダーの行為は部下のやる気やエネルギーを削ぐ
●人を評価することがリーダーの仕事ではない。人をつくることが仕事
●評価とは「その人が次にもっといい行動をするための行い」
●どんな小さな組織でもリーダーになったら、自身の仕事と並行して後継者育成に取り組む
●後継者を育てることができたら、リーダーは自ら退任すべき。退任とは成功である
●私はメモを残さない。後から見直していては遅いからだ
●多くの人は締め切りに間に合うように決断するが、私の場合、締め切りが先だとしても、今日決断する
●人よりはやく動き、競争に勝つためには、ゴールから現在位置を見る。詳細な市場調査をして、方針を決めて実行するのはスタート地点からゴールを見てしまっている。リサーチは仮説を検証する目的で、あとから行う
●決断の大きさは金額に比例しない。真のビジネスインパクトにどれだけかかわるか
●商売は麻雀でいう、リーチ一発カンチャンツモ。いまだと決めたら、躊躇せず瞬時に動かなくては絶対に勝つことはできない。その勘を養うために普段から現場に足を運び「商売のにおい」を嗅ぐ
●業績のいいということもピンチの一つ。業績がいいということは落ちる可能性があるということ。業績がいいときでも常に危機感を持って問題点を探す
●経営とは、たくさんのピンチとほんの少しのチャンス。だから鍛えられる
●戦略に⚪︎も×もない。どんな戦略も⚪︎。結局はすべて、実行力で決まる
戦略を選ぶのは結婚相手を選ぶのと同じ。結婚相手を選択するときでなく、結婚後どう実行するかが問題。
戦略の決定に時間をかけるよりも、決断した戦略に力を注ぐほうが圧倒的に成功の確率が高まる
●1年は13ヶ月で考えろ
1年の目標は13ヶ月分の数字で立てれば、目標を達成することで売上を8.3%上げられ、翌年の売上のベースラインも上がる
●過去を振り返っても意味がない。前だけを向いて生きよう
●企業というのは「らしさ」を忘れて不振に陥り、「らしさ」を取り戻してふっかつするもの
●世の中の変化についていったら負ける。自らトレンドをつくらなければ生き残れない
「変化に適応しないと生き残れない」という言葉に違和感を感じる。消費者に健康志向が高まっているからといってヘルシーメニューを出すのでは、長い目で見れば「らしさ」という企業にとっていちばん大切なものを失ってしまう。逆に一つ1000円のクォーターパウンダージュエリーを一日限定で販売した。お客様が気づいていない潜在的な要望を顕在化し、「驚き」を提供する
●変化の激しく熟成した市場で戦っていくためには、「無形の価値」をいかに提供するか
●会社の利益をあげるために価格を上げるということは絶対やってはならない。「値上げ」は商品やサービスの価値を上げてはじめて行えるもの。まず投資をして価値を上げ、それをご理解いただいたうえで、投資した分の価値を上げる
●ブランドをお客様に認知してもらうには、まず社員が価値を感じて「企業の心」を共有しなければならない。広告を打つだけではダメ
●「どこのコストを削減するか」という発想より「売るためにどこにお金を使えばいいか」という考え方が大切。経営とはお金の使い方を考えること。改革とはお金の使い道をよりよいものに変えること
●1年の売上だけを考えるならば、経営なんてラクなもの。持続的な成長を続けられるような戦略をいかにとれるか
●日本企業の経営陣は閉鎖的。女性、外国人など思い切った人選が世界で戦うための力を呼び込む
●「失敗を繰り返さない」というマインドは自分の欠点にばかり目が向いてしまう。成長するためには成功体験を積み重ね、自分の強さやオリジナリティを知り、それを伸ばしていくことが不可欠。「失敗から学ぶ」ということは、その失敗からいままで知らなかったことを発見し、壁を突き破り、それを成功にむすびつけるということ
●内側に思いを持っているだけでは何も変わらない。叱られる、嫌われるなどと思わずに、自分の思いや信念をぶつけてみることはとても大切です
●本当の学びとは、自分の頭で考えて、新たに発見し、発想すること
●答えを考えすぎると、人は考える能力を失う
●何かを吸収しようという姿勢を常に保っていれば、どんな経験も有意義になってくる
●現状に満足していたら、現状維持すら難しくなる
●成長とは階段を上るではなく、積み木を積み上げていくようなもの。成長するやしたがって、基礎をどんどん強くすることが必要
●成長のためなら、リスクは進んでとれ
●たくさんのアドバイスに惑わされるより、「これをやる」と決め、継続する方が、何事においても効果的
●世界で通用する人間になるのなら小手先の語学だけでなく、思考や文化の違いも学ぶべき。その違いを知るためにはまず、日本の文化を深く理解する必要がある
●「掟破り」とはいままでのルールを破ることではなく、全部を「捨てる」ということ
「ルールを破る」では結局ルールを裏返しにする程度の発想になってしまい、自由に発想できない
●「人間、できないことはない」と信じてやることが最も大事
●停滞しているように見えても、実は進歩している。そう思えば挑戦し続けられる
●失敗に対峙したときは、問題点を列挙するのではなく、これまでの成功を糧にする
問題点を挙げて対応しても、それでは競合と横並びになるだけ。それよりも、競争相手が絶対に追いつけない「強み」を探して、それを極限まで伸ばすことが成功につながる
●理詰めでモノを考えたときほど失敗しやすい。お客様は理屈でモノを買ったりしないから
●どんな問題でも、必死に取り組めば必ず解決の糸口は見つかる。「アイディア」がでないということは、その問題に対して本気で取り組んでいないということ
●それまでにらとことん考えてないと絶対にひらめきは出てこない
●仕事は時間ではない。質とスピードである
●仕事は足し算ではなく掛け算。Aが良くてもBがダメなら結果はゼロ
チームの構成員の仕事の積み上げでなく、関係しあって完成する。目的の確認と共有化、さらに最初の段階での役割分担を明確にできる能力は必須スキル
●スピードを求めるのは仕事をたくさんこなすためでなく、プライベートの時間をしっかり確保するため。それが結果的にビジネスにフィードバックされる
●机の上のきれいさと、仕事のスピードは比例する
物理的な整理整頓はもちろん、思考の整理や情報の整理に長けている
●仕事というのは、与えられた作業をこなすのではなく、与えられた時間のなかで与えられた目標を達成すること
自分の仕事を「仕事」と「作業」に分けて考える。作業は効率化や人を増やすことで解決するが、仕事は企画型なので人数を減らすことで意思決定を早くできる
自分や組織の仕事を分解して考えるのが定時で帰るためのヒントになる
●休む理由をひとつ見つけると、他の理由も次々と見つかる。言い訳探しがうまくなって、結果やめてしまう
●成長し続けるために、なんでも言い合える友人知人をたくさんつくっておく。歳を重ねると正直に言ってくれる人が減っていく
●重要なのは、正論を貫くことではなく、正しい解決に落とし込むこと
相手によって「異なる言語」を使い分け、適切なコミュニケーションを取ることが大切。つまり、相手の立場に立った、心に届く言葉が必要になる
●逆境にいるときこそ、人な本当の心を知るチャンス
●人に感謝の気持ちを表すとき、利害関係のある時点で「モノ」で返すと、それは別の意味を持つ。だからこそ、利害関係がなくなったあとにはじめて、本当の感謝を伝えることができる
●本番はただのご褒美。真のレースら日々の鍛錬にある
毎日の地道な仕事、大変な仕事を積み重ねられるかどうかが本当の勝負
●仕事ばかりに没頭していると、頭が不健全になる。オフの時間に健全な精神を取り戻そう
忙しい時間ばかり過ごしていると、まさに「心を亡くす」
●お金でない人生の目的を見つけることこそ、豊かな人生を築くために必要なこと
人の役に立てる人間にならないと、真の幸せは手に入らない世の中の人のために役立つ仕事をする
●人生で最も大事なものは愛、家族の愛だ
愛とは人と人の心のつながり。まずは家族やまわりの人を一生懸命あいす。そして頑張って仕事で成果を出し、その成果を社会で役立てる。いま自分が置かれてる環境をもう一度見直し、それをまわりの人や社会に役立てるためにはどうすればいいのかをとことん考え続ける
●肩書きは「職位」ではなく「職種」
でしかない。肩書きはなくても、人生の目的をしっかり持ち、自分を成長させながら一生懸命仕事に取り組み、社会に貢献している人のほうがよっぽど幸せ -
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【読書メモ】
●「何のコストを削減しなくちゃいけないか」じゃなくて、「お金を使えば新しく何ができるか」を考えてアイディアを持ってこい、ということです。持ってきたら、じゃあ、そのお金をどこから捻出するか考えようと。そのシフトするところを切ればいいんです。
●「売る」ための手を講じずにコスト削減をやったら、本当に自殺行為ですよ。経営とは、要はお金の使い方を考えることだと私は思っているんです。
●大切なのは「シーケンス」です。土台がなければ柱は建たないし、柱がなければ壁は張れません。ある戦術を実行するためには、その戦術が実行できるための環境を整えておかなくてはならない。パズルを一つひとつ組んでいくように、戦略実行のシーケンスを考えるのが経営戦略というものです。
●先入観を捨てて、現場に足を運ぶ。そこで商売の「におい」を嗅ぎ取る。そのにおいを基に、新しい価値を生み出す方法を考えて、考え抜いて、「これだ」というものが出来上がったら、あとは「信じる」んです。データは、その成否を「検証」するためにあるものです。
●どうやって消費者を驚かせてワクワクさせるかという「サイコロジー(心理学)」と、理詰めで考えて、その「驚き」を含めた顧客満足をマージンに変えていく「サイエンス(科学)」。経営には両方とも必要だと思います。
●「やる」と言い出したことはやり切る。意地でも自分を正当化する。正確に書けば、正当化するまでやり切ってしまう。
●経営というのは、大きな組織集団を動かすことです。動かすためにはコミュニケーションが必要です。一番大切なのは、「複雑なことをどのようにシンプルに伝えて、期待する行動に結びつけていくか」という視点です。誰でも分かるようにフレームワークを設けてあげる。すると、伝達される情報が自ずと整理されていく。結果として、組織は落ち着きを取り戻すことができます。
●情熱には冷静を、冷静には情熱を。
●間違えていても「なるほど」と思わせるぐらいの勢いで言ってのければいいんです。間違えていても信じさせる力、これがリーダーシップですよ。でも、同時にゴルフコーチのように客観的に自分を見つめる「外の目」もひつようです。冷静な論理と、熱い情熱。組織だけじゃなく、経営者自身にも両方とも欠かせないと思っています。
●戦略とは違いを生み出すこと。
●「らしさ」から逸脱する取り組みをすべきではありません。低カロリーとかヘルシーが市場トレンドであり、顧客ニーズであっても、マクドナルドにとって最も利益が出るのは依然としてビッグマックであり、女性の客数を大きく伸ばしたのはクォーターパウンダーだった。
●ストーリーで戦略を構想する。QSCを徹底的にやった上で、100円マックで客足を増やし、これまでと違うことを体感させ信頼を取り戻した上で新メニューを導入した。施策個々を点で見ると話を見誤る。
●KPIを達成しなさいと言われると、KPIの向こう側にあるストーリーの成り行きがないがしろにされ、どうしても「今、そこにあるもの」だけに目がいってしまう。太くて強い因果論理に基づいたストーリーが静止画へと分断されてしまう。 -
Posted by ブクログ
現場に行けばビジネスの匂いがプンプンする。だから、アイディアに煮詰まれば現場に行ってヒントを得よう。いつも現場にいるのであれば、チャンスはそこから生まれるのだから、ラッキー以外の何物でもない。
MBAを取得するより、ラーメン屋の屋台で修業した方が「商売根性」は身に付く、机上の空論にしがみ付くより、現場でしか得られないリアルな体験が大きなビジネスを生み出す。
よりやりがいのある仕事をして自分を成長させることに喜びを見い出すことが働く意味である。出世も地位も贅沢も、ゴールでもなんでもない。日々の勉強や試練は「自分を成長させることに喜びを見い出すこと」の通過点である。