七月隆文のレビュー一覧
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ネタバレジャケ買いした本。最近はミステリーしか勝たんと思ってた中、家にあった本でまだ読んでなかったと思って読み出す。
最初はあるあるかなーと思ってたけど、オムニバスって2話目で分かり、主人公の子が優しく好感が持て、ふわっとした気持ちになれた。切なさと温かさがある作品。
みんな、死ぬ前に話しておけばいいのに、と思った。本音でちゃんと伝えることは伝えた方がいいことばかりなんだなって気付かされた。
心打ちってなかなか話せない。でも話さないと絶対伝わらない。すれ違い、思い違いが人は主観があるから必ず生まれる。話すって凄く大切。そしてただ話すだけじゃなく、本当の気持ちを話すことが大切なんだな。自分も頑張ってみよう。死んだ時須玉くんがいるとは限らないのだから、ね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ嗚咽するほどではないけれど、静かに心からの涙を流した気がする。
はじめは展開が急か?と思ったけれど、やはり後で全部回収されて、切なさがじわじわと来た。
結局あれはどういうことだったのか、と思うところはなくてすっきりした気持ち。
七月さんのかく物語は本当に綺麗で、心が洗われていくように思います。また好きな作品が増えました。
「100万回生きた」といえば『100万回生きたねこ』だと思うけれど、お話にねこが出てきて結構大切な存在だと思った。ちょっと関係あるのかな。
ハルカ、、、切ない。呪いってことだったんだと思うけど、最後は呪いなんて言葉は違った。時間を縛ったり2人を傷つけることになったりしたのは呪いかもしれない、でも呪いなんてそんな邪悪なものじゃないな、、ハルカを悪者にしないでくれてありがとうって思いました。
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Posted by ブクログ
感想
面白い!将棋と人間ドラマが相まって、主人公を応援したくなる。
おじさん無冠棋士が自分の昔の経験を重ねて、現在の魔王に挑む!スラムドック・ミリオネアみたい展開。その将棋版?
あらすじ
田中一義46歳棋士。これまで無冠。棋士としてのピークはとっくに過ぎたが、聖王戦の挑戦権を得る。
相手は源八冠、6年間八冠をキープした魔王。
時代が変わり、AIが将棋の主流となった。AIを使って相手が知らない差し筋を探して研究する。
一義は第1戦に向けて、新たな勝ち筋を見出し、令和の王に挑む。序盤は目論見通りに展開したが、相手が仕掛けた罠にハマりあえなく負けた。
弟子の涼は、一時は源と並んで時代を築くと期待されたが、21歳になってもプロ直前の三段リーグから抜け出せない。土壇場での弱さが出て、不貞腐れてしまった。
一義と同期の小湊は、涼をかつて同期の天才と呼ばれた星川に重ねる。星川が編み出した後手からの攻め筋を小湊と一緒に詰めて、第2戦への希望に繋げる。
星川は、大切な時期をギャンブルに捧げて降段となり、消息を経つ。
第二局は星川の作戦を使って序盤は優位に進めるも一手間違いから劣勢になるが、なんとか千日手に持ち込む。再局においてはボンミスから一気に攻め込まれて敗退する。
第二局に敗れて途方に暮れていた一義は、小湊に誘われて飲みに行く。そこでかつての7冠の上州に会う。一義は思い切って研究会に誘い、承諾を得る。上州との対局で過去に囚われず新しいスタイルを恐れないことと、大物との対戦で何かが吹っ切れる。弟子の涼も第二局を見てやる気を取り戻す。
第三局は、一義が優先の進め、涼も憎き加賀との対局を者にする。新しいスタイルで源に初めて勝つ。
第四局、後手であらゆる居飛車戦略を対策してきた一義だったが、源は振り飛車で攻めてくる。一義は浮き足だって攻め込まれて、絶体絶命になったが、源の一手の間違いから逆転する。
第五局、達観した一義は全てが上手く指せる展開になり、遂に源八冠を敗る。 -
Posted by ブクログ
非現実な世界も好きなので、とても楽しく読めました!一途に想い続ける主人公のひたむきな姿勢に心を打たれました。自分ならこんなに深く人を愛せるだろうか。逆に、きっと愛してみせたいと思いました。回想が長いのですが、それがこの物語の時間としての要素に厚みをもたらし、良かったと思います。
この小説での、愛する人と一緒に幸せになれるまでの途方もない時間が、もどかしくて悔しくて寂しくてそして実際より長く感じられるような現実の片想いと通じるところがあると思いました。
また、自分にも前世があって、気づいていないだけで運命の人に出会っているのかもしれないなんて、子供じみた妄想も頭をよぎって、楽しかったです!そしてじんわりと心が温かくなりました。