山崎直子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こちらは山崎直子さん自身による手記です。彼女の本沸かした性格からくるのかどうか走りませんが、夫の山崎大地さんと同じことを書いていても、どこか楽観的なものがうかがえます。
この夫婦の本は同じ時期に読んでおりましたが、男と女の感じるところの違い、そして、大地さんと直子さんの考え方の違いが浮き彫りになって面白かったです。で、こっちは宇宙飛行士の山崎直子さんが書いた自伝的な手記になります。初めに読んでいて思ったのは
『宇宙飛行士って大変だよなぁ。訓練でさえ過酷を極めるのにその上家族を持って』
ということでした。事実、宇宙飛行士の離婚率は非常に多いそうで、彼女の職場の人間の大半が離婚を経験したこと -
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Posted by ブクログ
宇宙人はいるのかとか、無重力状態ってどんな感じなのかとか、月から地球の出を見たいとか、宇宙は真っ暗なのかとか、その程度のことしか考えていなかったが、
この本を読むと宇宙で発生させたエネルギーを地球に送ることで環境破壊や資源を守る手段にするとか、無重力でも哺乳類は出産できるのかとか、なんというか自分の想像の及ばない問題に取り組んでいることに驚いた。
コテコテの文系の私には難解な箇所もあったが、地球が抱える問題の解決のためや、地球からの移住に至るまで、研究が進んでいることがよくわかった。
死後、流れ星供養をしたいので、宇宙ゴミになるのではないかと、申し込む前によく調べようと思った。 -
Posted by ブクログ
「普通の女の子」、この著書にはそうあります。
私も同じ宇宙に憧れ、宇宙飛行士になれたらいいな…という思いを持った「普通の女の子」でした。そして、そういう女の子は星の数ほどいるのです。…でも私ともその大勢の女の子達とも著者は違う、「本当の宇宙飛行士」になったのですから。
一番感じたのは著者の「タフ」さ。文系女子の私からは想像できないくらい、体力的にタフ。体力的にタフっていうのは、持って生まれた幸運もあるのか?と思います。本書の中でも随所にあらゆる環境への順応性の高さが出てきます。
また、精神的にもすごく「大人」。自分をこれだけ客観視できるとは…宇宙飛行士ってみんなこんなにできた人達なの?と、思わ -
Posted by ブクログ
宇宙飛行士 山崎直子さんの手記。
宇宙飛行士というと一見華やかな職業に思えるが、その裏側では大変な苦労や困難があることが理解できた。
そんな苦労や困難の中でも、旦那さんや娘さんを大切に思い日々精進されている姿には感動した。
☆「人生には自分が思い描いていた未来とは違う、しかし自分の力だけではどうにもならない、ということがあると思うのです。そんなとき、私はいつも「何とかなるさ!」と言って、自分を励ましてきました。それは、あきらめることではありません。開き直ることでもありません。その状況を冷静に受け入れ、きっとどこかに「道」はある、と信じること。そして、いまの自分にできることを精一杯やることなの