小坂恵理のレビュー一覧
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トルーマンからアイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソンまでの大統領によるアメリカの歴史が核の問題を中心に語られる。どのように冷戦が始まったか、ソ連との関係、軍産複合体の陰、アメリカの中南米、ベトナムへの介入などアメリカの帝国主義的、負の側面が暴かれる。ケネディとフルシチョフによるキューバ危機は本当に核戦争一歩手前だったし、その後も危険な状態はいくらもあったことが明かされると、改めて運の良かったことに驚かされる。アメリカにとっては、中南米、アジアは征服されるべきアメリカの権益範囲だとしか考えていないと感じる。その一方でベトナム反戦運動が起こり、サイゴンは陥落し、最終的にはニクソンが辞任に追い込まれるのはアメリカ民主主義がまだ健全であったことを示すのだろうか。アメリカにはウォレスに代表される健全な民主主義者が残っていることを期待したい。
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■キラー・クエスチョン
A.あなたの顧客は「誰」か
・顧客が私たちの製品を選ぶ時の基準は何か?
・私の製品に不満を持っている相手は誰か?
・将来の顧客はどんな基準で購入を決めるか? など
B.あなたは「何」を販売しているのか
・顧客の煩わしさを取り除き、ユニークな恩恵を新たに提供するためにはどうすればよいか?
・私の製品の意外に不便なところは何か? など
C.あなたの組織はどのように機能しているのか
・私たちの業界と似ているのはどの業界か。そこから何を学べるか?
・私の製品を購入する経験のどこが気に入られないのか?
・新しい顧客を確保するためには、どんな販売アプローチを考案する必要があるか? など -
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最近、ChatGPTや画像生成AIなどがめまぐるしい勢いで進化し、将来は頭脳労働までもAIに奪われるのではないかという不安が高まっている。だが本書は、AIを労働代替の脅威ではなく、予測にかかるコストを劇的に下げる存在として捉え、そのインパクトをビジネス視点で冷静に分析している。予測が安価かつ高精度になるほど、組織の競争力は意思決定の質に移行し、人間の判断がますます重要になるという指摘は示唆に富み、希望が持てる。経営戦略の観点でも、AIが生み出す情報をどこまで活用し、どう組織全体を変革するかが大きな鍵となる。恐れよりもチャンスとしてのAI活用に焦点を当て、人間がどこで価値を発揮するかを鮮明に示している点が印象的だった。今後のキャリアプランを考える上で頭の片隅に残しておきたい。
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思う事が沢山ありすぎて文章にならない。
脳のリソースを使わない様にするためにはバチバチに規則に縛られるのが良い。計測、数値化できる事によって規則が定量化される。
バイアスすらも統計データなどの数字によって左右される。
再現性を求めるとやはり精緻な尺度が必要。
その計測の歴史を見てみると、「制度(計測)のハック」とその対策だよなぁ。
現在でも制度のハックは合法だし、知らないのが悪い、やらないのが悪いと言う風潮まである。
「いたちごっこ」と纏められるウイルス、ピッキング、落書き…があるからこそ抑止の為の技術が発展しはするけど、知らず知らずCPUのリソースにウイルス駆除ソフトの負担があるみたいに、税金がごっそり投入されてるみたいに、私達の脳も便利と思って使ってる精緻な尺度の数字に脳のリソースをがっぽり持って行かれてんのかなとか。
もうこうなると、塑性変形と言うか、鍵を閉めなくて良い時代にも戻れないし、アバウトで「こまけぇこたぁ良いんだよ」で良かった時代に戻る事は無いんだろうな。
最後まで何いってんだかなにも解らないな。
暑さのせいかな -
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度量衡の統一が商業的、政治的、科学的にも重要なのは理解できる。メートルやキログラム、秒がどのように定義されたのか、その必要性や背後にある政治的な話まで含めて解説している。なんとなく知っていることもあるが、詳細を知れたのが良い。度量衡は全世界で統一されるのが望ましいが、米国などはまだ完全にメートルなどの単位に移行しきれていない現状がある。英国のEU離脱が取り扱う単位にまで影響を及ぼしたことが驚きであるとともに自然発生的に便利に使えている単位が根付いている現状も分かった。では、どうすればグローバルで日常生活を含めて度量衡統一ができるのかの考察がなかったのが残念なところだ。
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権力による暴力がどのように監視・隔離されて社会の中に存在しうるのか、ということを知りたくて読んだ。
そしたら冒頭いっぱつめから屠殺場の事細かな工程と見取り図が出てきて、出鼻を挫かれた。私は屠殺反対論者としてこの本を読むのではないんだ…。
だが、読み進めていくと、作業工程がどのように分断されているのかがよくわかるし、それゆえ死への一撃を食らわせる担当者以外は屠殺に加担している意識がとても低くなってしまうメカニズムもよく描かれていて興味深かった。
フーコーをちゃんと読めば、この辺の論理をもっとクリアに理解できるのだろうなと思う。
今の私のレベルではざっくりレベルの理解。
そして、自分がこの本を読んでいる最中に焼肉を食べに行ってしまったことによって、私自身も屠殺に加担していることへの意識がどれだけ低いのかを逆に痛感させられ衝撃だった。
あの日の焼肉は一生忘れないと思う。 -
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「〇〇は捨てなさい」的なタイトルはあまり好きじゃないけど、本書はとても気になったので購入してみた。
しょっぱなから出てきた空軍のコックピット問題についての記述は、私の中で大ヒットだった「多様性の科学」でも出てきたやつだったので、かなり期待して読み始めた。
まず、平均というものが社会に出てきて、多用されるようになった歴史から。とても興味深かった。私にとって、「平均」は「平均」であって、「平均」についてそれ以上のこともそれ以下のことも考えたことがなかったので、「平均」が登場したころの「平均が完璧である」という考え方には逆に新鮮さを感じた。平均な人間が問題のない人間であって、そこから外れると劣った人間とみなされるなんて、なんてなんて窮屈な考え!
平均主義の歴史が研究者とその研究に基づいて理論的に説明されるので、少し退屈になってくるけれど、よくよく読むと本当に面白い。こうやって、〇〇主義とか生まれて、いずれは市民にまで浸透して、固定観念ができていくんだな~と思った。
で、少々疲れてきたところにやっと、解決策となる3つの原理
・バラツキの原理
・コンテクストの原理
・迂回路の原理
について語られる。こう理論的に語られると本当にどれもその通りと思うのだけれど、実際まだまだ平均主義は根付いていて、自分だってそうじゃないかと何度も自分に突っ込みを入れた。
実際に平均主義ではなく、これらが取り入れられた社会システムになることで救われる人がどれだけいるか。まだまだ浸透していないからこそ、現在の教育では取りこぼされる才能や個性があって、したくもない仕事をすることになって・・・と本書に同意すればするほど、平均主義やテイラー主義がなくなった社会はユートピアなんじゃないかと思う。
今後このような考え方はもっと浸透していくだろうか。口先だけではなく「個」を重んじる社会になれるだろうか。自分自身の意識から変えていこう。
少し中だるみした読書だったけど、読んで良かったと思う。 -
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いまのところ今年いちばん面白かった本。タイトルが軽薄なビジネス書のように思われるが、出典明示度が高く骨太。原題はTHE END OF AVERAGE How We Succeed in a World that Values Samenessなのでビジネス書感はある。単純な平均だけでは物事は測れない、環境(コンテクスト)で事象の起こりやすさが変わる。そもそも平均して人間の特質を評価しようとすること自体が発明であり、企業が利益を追うことに適合していたのでそのまま広く使われるようになった。学習においての偏差値が使われるのも、差を見出したいからであってそれが本質かどうかは別の問題である。テストの成績が良い人は、そのテストが良く解けた人であって、他の優秀さとは全く相関がない。当たり前だけれども、あらためてそこに気付かされた。
手の長さや身長体重など様々なパラメータを平均した場合に、すべてが平均的な人は存在しない。得点力が優れた選手だけを集めたバスケットボールチームが弱体化した。平均からとても離れた優秀な戦闘機パイロット、など事例が多く読みやすい。
筆者は学業において平均から離れていたため、非常に苦労して大学教授になった。成功するためには個性を活かすようにすること、というあるいみ平凡な結論ではあるが、そこにしっかり理由があった。 -
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ネタバレこの本のテーマは3つ。
1。手付かずの荒地(Wilerness)があることの重要性について。
2。9億年以上の前も現在と同じように大陸の移動を説明できるのであろうか?
3。人の感覚は信じていいのか。
である。
1。については建物を建て、道路を舗装し、森林をきりひららき、海岸を御願することにより自然の営みを離れて生きるようになった私たちには、だれも何を手をつけていないそのままの自然なんて存在価値がないようにおもわれるが、それは違うという。数十億年という地殻変動の影響下で我々はいきており、謙虚に自然に耳をかたむけるべきだと。
2についてはこの本の調査で初めて明らかになったようだ。グリーランドにかつてヒマラヤやアンデス山脈に匹敵する山脈があったようだ。数十キロもの陥没、隆起がおこったらしい。
3。地球規模の変化にくらえて人の感覚は矮小。謙虚であれ。
といったところか。 -
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ネタバレ「気候変動への、私たちのこれから」
殺人事件の犠牲者は世界で年間50万人、戦争による死者は5万人、
自殺者は80万人、うちアメリカは5万人。
病死は毎年人口75億の1%だが、50年前に比べ、貧困国の死亡率は半減した。
200年前は都会に住む人は3%、今は半数。80年後、世界人口は100億人になる。
肉の生産量3億トン
50年前の3倍、50年前より少ない個体から。
10億トンの穀物を人が食べるが、同じ量を家畜が食べ、1億トンの肉が手に入る。
魚の半数が養殖
1ポンド(450g)のサーモンを育てるには3ポンドの魚肉、
そのために15ポンドの魚採餌。
魚3000トンまでは食物連鎖は崩壊しない。いまはその75%。
海藻 2500万トン 50年前の12.5倍
半分は肥料、餌、化学添加物ハイドロコロイドの原料。
砂糖
飲み物の砂糖が増加 アメリカ人の全カロリーの10%に。
アメリカのトウモロコシからHFCS 砂糖から摂取されるカロリーの1/3に。
食品の40%がそのまま廃棄。
世界の生産価値 80兆ドル この50年で4倍に
アメリカとEUが労働価値の半分を占める。
アメリカ人 世界人口の4%
エネルギーの15%、電気の20%を消費。
サハラ以南 世界人口の13% この50年で3倍に増加。
電気のない暮らしの半分以上、浄水を確保できない人の半分以上。
労働価値は世界の2%
インド 50年で人口は倍、生産価値は1000倍、だが貧困価値の指標は変化ない。
サハラ以南+インド 人口は1/3だが、合計電気消費量は世界の10%に満たない。
燃料やエネルギーを地球に平等に配分すると1960年代のスイスのレベルになる。
化石燃料
化石燃料比率は50年前の94%から85%へ減ったが、燃焼量は2倍になった。
世界の2/3は化石燃料でタービンを回して作る。
航空機 25000機で40億人を運ぶ 1970年ではわずか300万人
車 アメリカ成人の85%が車通勤
エネルギーの90%を化石燃料に頼る
バイオ燃料1ポンドの燃料には20ポンドのサトウキビが必要
原子力 アメリカの電力の20%
地球の奥底に眠っていた二酸化炭素を燃やしてきた。
二酸化炭素が熱を吸収する温室効果で気温が100年で1度上昇。
京都議定書
国際協定を装って文化的願望を押し付け。
生物種存続期間 1000万年 30億年のサイクル