小坂恵理のレビュー一覧
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2巻目
2巻目では、冷戦の初期からキューバ危機、そしてケネディ政権の政策やその後のジョンソン・ニクソン政権下でのベトナム戦争までを詳細に取り上げており、特に、キューバ危機を中心にケネディのリーダーシップとその背景にある歴史的文脈が非常に詳しく描かれている。ストーンはケネディにかなりの比重を置いており、その決断や政策が世界の平和にどのように影響を与えたかを掘り下げ、ケネディの歴史的役割を再評価するうえでの新たな視点を示している。
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ネタバレ平均は数値として計算できるが、平均的な身体のサイズの人はいない。同様に平均的な才能や知性や性格、も存在しない。
平均信奉はテイラー主義が由来。
マイクロソフトはスタッフランキングで失敗した。社員に多様な才能があることを見逃し、ひとつの尺度で測定した。官僚的組織になる。
太って背の低い人と痩せてて背の高い人、どちらを大きい人と呼ぶか。答えられない。
新入生の知能テストは、テスト間での相関はない。学業成績と知能テストも同じ。卒業後の仕事の実績と学業成績にも相関はない。
グーグルは社員の実績に相関がある変数は見つけられなかった。
履歴書不要の採用プログラムで実際にプログラムを教えて採用を決定すると、履歴書があったら採用しない人材が成績が良かった。
性格や特性はコンテクストによる=コンテクストの原理。人間の特性は決まっていない。本質的な性質はない。特定のコンテクストで一定なだけ。
道徳的な行動でさえ、外的状況に左右される。人間のそもそもの特性はない。
マシュマロテストの結果も、事前に大人が嘘をつくか否かによる。自制心は本質的な能力ではない。
採用はコンテクストを細かく分析して、職務経歴書と付き合わせる必要がある。そうすれば隠れた才能を採用できる。
標準化と階層管理=テイラー主義の産物。平均的な使い捨て可能な社員を求める。
コストコはキャリアの決定権を従業員に委ねている。
ウォールマートは離職率は50%を超える。テイラー主義で成長した。
インドのZOHO。発掘されない才能のためにZOHO大学を創設。
モーニングスターは、トマト加工の製造業なのに、管理職がひとりもいない。個人の成長を促す仕組み。ほかの企業で管理職として働いてきた人は、何をしていいかわからない。イノベーションが組織内から起こる。
個性を重視するには、自分の会社ならどうすればいいか。
現在の高等教育もテイラー主義に基づいている。学校の内容と社会の要求はずれているが、平均主義の構造の根深さにある。
卒業証書の代わりに、能力証明書(資格証明書)を発行する。コンピテンシーを判断基準にする。
自己決定型の経路を支援する。
平等の概念も変割る必要がある。従来はアクセスの平等。個人の機会が平均的に最大化することを目指すもの。
平等のフィット=個人に合わせたアクセスを確保する。教科書も1人1人違う。外れ値を考慮する。
アメリカンドリームとはもともとは金持ちや有名人になることを意味しない。個人の潜在能力を発揮できる機会がある社会を意味した。
医療の個別化医療の試みのように、あらゆる社会で平均を相手にすることを拒否するべき。 -
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行動法学という言葉が気になり手に取った本。
本が主張したい内容は、P261~P267に凝縮している。個人的に賛成したくない記述もあったが、書いてある内容には頷く箇所が多い。
常に自分自身に問いかける訓練。
以下、メモ。
『処罰が犯罪を抑止するためには、確実性を高めるだけでは十分ではない。確実性の高さを人々が認識することも必要になる。』
P45:処罰への誤解
『刑事処罰のケースと同じく、不法行為責任においても、重要なのは制度の厳しさではなく確実性である。~中略~ 厳罰で臨む方針を改め、危害を加えたら確実に損害賠償が請求される環境を整えるべきだ。』
P62:必要なのは、アメ、ムチ、それとも象?
『心理学者のジョナサン・ハイトは象と乗り手のたとえを使い、私たちの思考を説明している。システム1は象に該当し、直感的、自動的かつ無意識に決断を下す。要するに、本能に従う。一方、システム2は乗り手に該当し、意識的な認知機能を駆使して象を誘導する。ここで問題なのは、私たちの行動や決断の実に多くが、象、すなわち、直感的、自動的な認知機能に支配されていることだ。』
P74:必要なのは、アメ、ムチ、それとも象?
『そうしてみると、法律が人間の行動を形作る方法を真に改善するためには、インセンティブ以外のものに目を向ける必要があることがわかる。行動コードはアメとムチや、象で対処できるほど単純ではない。もっとずっと奥が深い。』
P88:必要なのは、アメ、ムチ、それとも象?
『なかには、善人と悪人は根本的に違うと信じる人たちもいる。古代ギリシャの思想家アリストテレスは、この見解をつぎのようにまとめた。「善人は人生で崇高な理想を掲げ、理性に耳を傾ける。悪人は人生の目的が快楽なので、荷物を運搬する動物のように痛みで支配しなければならない。」要するに、悪人は快楽の追及しか考えないので、行動を食い止めるためには脅して痛い目にあわせなければならない。』
P114:道徳的側面
『逆に言えば、道徳的に許容範囲だと広く認識されている行動を制限するような法的ルールは、ほぼ確実に失敗する。』
P116:道徳的側面
『法律が人間の行動を形作るうえで、市民的服従はきわめて重要な役割を果たす。市民的服従へのこだわりが強い人は、法的ルールを守る傾向が強いと考えるのは理にかなっている。たとえ施行される範囲が限定されても、多大な犠牲を払っても、ほとんどの人が違反しても、全面的に賛同できなくても、法律には従う。だって法律なのだから!法律は守らなければいけない。
市民的服従は行動コードに不可欠な要素だ。本書がここまで取り上げてきたメカニズムが全て効果を発揮しない時、法律が最後の拠り所にできるある種のフェールセーフとして機能する。逆に、市民的不服従は炭鉱のカナリヤのようなもので、法律が賢明な判断を下せず、もはや正当な利益を守れなくなったときにその事実を伝える。』
P119:市民的服従
『そもそもルールに違反した行動をとるのは、費用と便益を比較した結果、あるいは罰を受けるのが恐ろしくて反応した結果の自由意志による決定ではない。悪い行動が存在するのは、正しく行動して法律に従う余裕や能力や機会が欠如するからでもあるのだ。』
P184:変化を知らしめる
『企業文化の問題を解明するためには、調査委員会の報告に目を通し、議会での公聴会に耳を傾け、裁判記録にアクセスするとよい。さらに調査ジャーナリストがすっぱ抜いた事実をまとめた本や、内部関係者から持ち込まれた目撃談を掲載した新聞記事を丹念に読むこともできる。こうした記録を調べ上げた結果、有害な違法行為を長年にわたって支えてきた有毒な文化は、七つの要素を混ぜ合わせて作られたカクテルのようなものだと私たち著者は発見した。』
P236:システムを食い物にする
以下、7つの要素
1:とにかくやってしまえ
2:話すな…さもないと
3:ルール違反はかまわない
4:違反を隠してもかまわない
5:悪いのはおまえで、我々ではない
6:危害はおよんでいない
7:我々のいうことを信じるな
『結局のところ、望ましくない行動に法律を通じて対処したければ、どんなタイプの行動であろうとも、行動コードによって問題の根本的原因を突き止め、どんな動機づけに促されたのか、どんな状況が関わっているのか、確認しなければならない。そのうえでそれぞれの問題に対し、最も効果的で強制力が少ない方法で取り組む必要がある。行動コードに関してこうした洞察が得られれば、以下の6つのステップを通じた分析もスムーズに進む。』
P251:行動法学
以下、6つのステップ
1:好ましくない行動にはどんなバリエーションが存在するか
2:行動はどのように機能するか
3:行動を控えるため、人々は何を必要とするか
4:ルールやルールの作成と執行に関わる関係者を、人々は正当だとかんがえているか
5:道徳や社会規範はどんな役割を果たすか
6:インセンティブや外発的動機付けをどのように考慮するか -
Posted by ブクログ
1.なぜ炭酸飲料が地球を滅ぼすのか気になったので読みました。
2.効率がよくなり、自然の消費量が減るかと思いきや、事実は異なりました。増える人口に対応せねばとばかりに過剰な生産、大量廃棄が当たり前になって世界の実情を取り上げています。私たちは生活してるだけで環境に害を与えております。また、綺麗なモノを求める欲求が強まったことや過剰な糖分摂取によって地球とともに自分の身体も破壊しております。このことについて警鐘を鳴らし、自身で見つめ直すきっかけを与えてくれる一冊となってます。
3.炭酸飲料を作る過程で多くの二酸化炭素を排出するとともに、人間の体に悪影響だけを及ぼします。だから、炭酸飲料が地球を滅ぼすことになるのです。という結論だったので、予想通りだと思いました。
他の内容はよく話題に取り上げられてるばかりの内容でした。私自身、自然が大好きで自分にてる範囲の自然保護をやっていこうと日々生活をしてます。
しかし、世界の流れでは環境破壊が止まりません。SDGsが叫ばれて5年ほどたちますが、本心から環境や貧困について考えてる人はどの程度いるでしょうか。おそらく大半の人は「ビジネスで話題になってるから取り上げてる」という気持ちだと思います。そんな気持ちでは環境破壊は止まりませんし、悪くなる一方です。
残念ながら地球破壊は止まらないと確信しました。 -
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和文タイトルが飛躍している。一般的に環境問題に関わる生産活動や行動について分かりやすく紹介※原題が「The Story of More」
【感想】
炭酸飲料を悪者にしている本ではない。人口増加、食糧生産システム、化石燃料によるエネルギー利用がいかに環境に影響を与え、深刻な影響を及ぼしているかを語っている本。対象読者としては環境問題への初学者。「環境問題って何?」「何が環境にとって悪いことなの?」というような、環境問題へ関心が高まり始めた人には興味深く読めるだろう。翻訳も結構いいし、ウィットにも富んでいる。
ただ、大学で環境経済学を専攻した私にとっては、既知の内容が多かった。このような環境問題本を読んで改めて認識したのは「じゃあどうこの問題を解決するか?」に自身の興味が移っていること。「環境が大変だ」ということはもう多くの科学者が結論づけていて、周知の事実となった。じゃあ、どうすれば、幸福度を落さずに、CO2の排出量を減らし、生態系を破壊せずに暮らしていけるのか。普段の1つ1つの選択が、どれほどのインパクトを持っているのか。そういう行動や政策論について真摯に論じている本を読んでいきたい。一応この本でも「ごみを減らそう」とか「肉を食べないようにしよう」ということは語られているが、多くの人の行動を変えるインプリケーションにはなり得ない。今のところ、先進国人類は「便利で」「豊かで」「おいしく」「快適」なライフスタイルの方が、環境より大事だと考えている。
極論だが、この本を読んで思ったのは「人口を減らしていくしかないんじゃないか」という関心を持った。むろん、今生きている人をあえて殺すとかではないが。今の世界人口を前提として、環境負荷を与えないような排出量および食糧生産は極めて難しい気がする。「いかに環境負荷を与えないエネルギー生産を行うか」「いかに環境負荷を与えないライフスタイルを選択するか」という視点はよく聞く気がするが、そもそも根本的に、先進国の人間は生きているだけでかなりの環境負荷を与えている。ただ意図せず経済成長した結果、人一人が生きていくのに必要なシステム、スキルが多くなり、子育てコストが増大し、先進国で新生児の出生数は減っているのだが。。まぁ、でも今から先進国が一人っ子政策を採用したって、間に合わないんだけどなぁ。。難しい。 -
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今後、巨大な富と権力が欧米(西)からアジア(東)へと移り、新たな時代を迎える。西側諸国の衰退とアジア新興国の台頭によって錯綜する、今の世界の姿を描く。
1490年代の大航海時代の幕開け以降、数世紀にわたってヨーロッパ諸国が、そして第2次世界大戦後はアメリカが世界を支配してきた。だが、過去50年の間に、欧米によるグローバル経済の支配は衰え、アジア各国が台頭した。
アジアの経済発展は、まず1960年代に日本で始まり、70年代に韓国、台湾、東南アジア諸国の一部に波及する。80年以降に中国が、90年代になるとインドが成長を遂げた。そして2014年には、中国が世界最大の経済国になった。
アメリカは9.11同時多発テロの後、中東再編のため、2003年イラクに侵攻した。だが、その後、戦闘が泥沼化し、2008年に世界金融危機が起きると、中東への関与から手を引く。その結果、アメリカに挑む勢力がアジアやヨーロッパで現れた。
今後、アジアの成長ペースが西側世界を上回り「イースタニゼーション」(東洋化)が進むと見られている。
予測によれば、世界の実質GDP(国内総生産)の中で北アメリカ・西ヨーロッパが占めるシェアは、2010年の40%から50年には21%へ落ち込む。一方、アジアのシェアは48.1%に倍増する。
勢いに乗るアジアだが、グローバルパワーを握るのは簡単ではなく、次の2つの障害が立ちはだかる。
・政治腐敗や制度の欠如といった、各国の内政問題。
・アジア内部での政治的分断、ならびに敵対関係。
グローバル経済のイースタニゼーションが意味するのは、太平洋上の無人環礁などを巡る争いが世界を揺るがしかねないということ。
アジア太平洋における中国の野心をアメリカが阻止すべきか。これが今後、国際関係上の最重要課題となる。 -
Posted by ブクログ
脳科学の見地から相手に伝えたいことや行動してもらいたいことをいかに記憶の中に埋め込んでいくかを述べています。
話の進め方は少し理屈っぽくて理解しやすいとは言えませんが、要旨は丁寧に叙述されていますので少し我慢しながらも読み進めていけば日常生活に使える考え方やテクニックは豊富にあります。
書かれていることをいきなり全て実行するのは無理でしょうから出来そうなところからまず実行して自分のものにしていこうとおもいます。
著者の中にも「他人の解決策を暗記しようとするよりも自分で解決方法を見つけて記憶する方が容易い」とも書かれていますしね。
人間忘れる動物で、人から言われた事の10%くらいしか覚えておくことができない。これだけ読むと人に伝える事は大変だと一瞬思ってしまいますが、発想の転換でこの10%に何を記憶してもらうかを考えてアプローチするというところは成る程!と本書で一番得た考え方です。
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Posted by ブクログ
<目次>
第1章 記憶は目的のための手段である
第2章 記憶へのビジネスからのアプローチ
第3章 相手の記憶をコントロールする
第4章 注目を集める
第5章 驚きのパラドックス
第6章 甘い期待
第7章 メッセージを繰り返させる
第8章 目立てば記憶される
第9章 「シンクの上で日記を書いてみる」
第10章 どの程度なら「多すぎる」のか?
第11章 能はどのように決断するのか?
第12章 忘れられること権利と意図的な記憶
<内容>
脳科学の特に「記憶」に関して、ビジネスレベルでどのように活用していけば、プレゼンやCMや購入に際し、有利に働くかを論じたもの。ちょっと小難しい言い回しが多く、私的は頭に「記憶」されにくい本だった。