福原美穂子のレビュー一覧

  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    北欧ミステリーの代表といえばスウェーデンの「ミレニアムシリーズ」とこのデンマークの「特捜部Qシリーズ。

    「ミレニアム」のリスペットほどの強烈な個性ではないが、主人公カールやアサドといい、初登場のローセといい、なんだか少しマンガチックな人たちがいっしょうけんめいに奮闘するミステリードラマ。
    テーマは重くテンポは軽く、シリアスとコミカルが絶妙なバランス。

    うん、このシリーズ、きっとハズレは無いね。

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    2024年07月04日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    流れ着いたボトルメールには、「助けて!」との悲痛な叫びが。北欧ミステリーの最高峰『ガラスの鍵』賞受賞の最高傑作、特捜部Qシリーズ第3巻。

    シリーズ中では間違えなしの傑作で、判読不明のメッセージから特捜部Qのメンバーが、どのように事件を解明していくのか?非常にワクワクしながら読み進めました❗

    犯人は前作までと負けず劣らずの、とても残忍な性格で、背筋を凍らせるシーンが沢山ありました❗事件はどのように終息するのか?とても楽しみです♫

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    2024年01月09日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    何年も海の底で待ち引き上げられてからさらに放置されていた瓶入りのメッセージ。
    手紙の1行目には「助けて」の文字。
    気乗りしないカールを横目にアサドとローセは解読を開始するが……

    冒頭から自らの血でメッセージを残す少年が出てきてもうツライ。でも、カールたちの場面に変わると途端にコミカルで思わず笑ってしまうやり取りが続く……オールスン、上手い。文章構成が抜群に上手い。グイグイ読ませる。
    犯人×被害者家族×特捜部Qで息つく暇もない展開。これは面白い。→

    カールの周りの人間関係も濃いし、アサドは何者?みたいな流れからのえ?ローセ?みたいな。主要メンバーのキャラが濃いから読んでいて楽しい。
    ラストは

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    2023年07月15日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    まさかここまで映画と違うとは思わなかったが、これだから読み応えがあったんだな。
    特捜部Qのなかで一番の悪人がこいつだ。
    そして、ラストにある消えた男の子2人のこれからがたまらなく気になるよ。

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    2022年10月21日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    電車のなかでよんでいて久しぶりに乗り過ごしそうになったくらいおもしろかった。
    先に映画を見ていたが、これじゃ観ても見なくても同じだ。
    まったくもって本書の悪人ときたら最悪だ。
    最悪すぎるから読み進まずにはいられない。
    間違いなく傑作

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    2022年10月21日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    「ユッシ・エーズラ・オールスン」の長篇ミステリー作品『特捜部Q ―キジ殺し― (原題:Fasandraberne)』を読みました。

    「ユッシ・エーズラ・オールスン」の作品は、今年の2月に読んだ「特捜部Q」シリーズの第1作『特捜部Q ―檻の中の女―』以来ですね。

    -----story-------------
    【人気シリーズ第2弾、文庫化! 解説:恩田陸】
    いったいこの書類はどこから送られてきたんだ?
    いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。
    18歳と17歳の兄妹が惨殺された事件だが、その後犯人は自首して服役中。
    つまり未解決ではない。
    なのになぜ未解決事件を調査す

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    2022年09月26日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    特捜部Qシリーズ第三弾。ボトルメールから誘拐事件を追い始める。事件も犯人の背景も重いが、サクサク読めるエンタメ性がある。また全身不随のハーディがマークの家にやってきて、マークのトラウマの事件をもう一度考える準備を行い、またアサドやローセの正体について一歩進めるシリーズ全体のストーリーが動き出す重要な章だった

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    2021年08月11日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    特捜部Qシリーズ第三弾。ボトルメールから誘拐事件を追い始める。事件も犯人の背景も重いが、サクサク読めるエンタメ性がある。また全身不随のハーディがマークの家にやってきて、マークのトラウマの事件をもう一度考える準備を行い、またアサドやローセの正体について一歩進めるシリーズ全体のストーリーが動き出す重要な章だった

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    2021年07月22日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

    カール、いい加減犯人のところに乗り込む時は拳銃持ってくれ。

    序盤は犯人の方が一歩先を行っていたが、それを覆すのがチームワークだった。犯人の策略が次々と、一つずつ崩されるところはページをめくる手が止まらなくなるほど。
    全て偽名で何もかも準備し、更に別名義で二重の足跡消しをしていた犯人は流石。全てを変えたが「普通が一番目立たない」ことを徹底したところなんかも連続誘拐殺人犯としては称賛されるところかもしれない。ただ、その偽名を身近な人から取ったところは浅はか。余裕がないはずなのに逃げずに後始末を優先したところなんかは、自らの能力の過信と今まで見つからなかった傲慢さのツケを考えていない。
    浅はかさを

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    2021年04月17日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    北欧ミステリ賞「ガラスの鍵」受賞に輝く著者の最高傑作!
    と紹介がある。勢いに乗って「!」マークは私がつけた(^∇^)
    600ページ近くますます大部になっていた。

    何しろ、奇人変人の助手のアサドともローセとも友人気分、カール警部補とは同僚気分になって馴染んできた。

    漏れ聞くとボトルメールが始まりらしい。波に運ばれたビンの中の手紙なんてロマンかも。

    ケヴィン・コスナーのあのかゆくなるような悲恋映画まで頭の中に顔を出してきた。

    海に囲まれたデンマーク、入り組んだ湾のコペンハーゲンならこういう話も生まれるだろう。

    * * *

    特捜部Qに、未解決だった誘拐事件の証拠品らしい、手紙が入った壜が

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    2019年12月09日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    シリーズ第三作目。
    事件は相変わらず陰惨。
    だが、特捜部Qメンバーのやり取りが楽しく、この落差がまた妙。
    描写がイキイキしているものだから、読んでいて目の前に修正液付きのハエがみえてきた。
    シリーズが進むに連れて、アサドがより謎めいていくというのもおもしろい。

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    2016年03月13日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    犯人逮捕までの展開が、あっという間の感がありました。
    本作は、前2作と違いスイスイと読みやすかったです。

    結局、ユアサとローセってどうなったの?

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    2015年12月20日
  • 全貌ウィキリークス

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    [リークスをリーク]アフガン及びイラク戦争に関する記録や米国の国務省の外交機密を公開して世界的な注目を集めたウィキリークス。創設者であるジュリアン・アサンジの足跡をたどりながら、公開がどのようにして行われたか、影響はどのように広がったか、そして今後ウィキリークスはどのような道を歩んで行くことになるのかについて思索を重ねた一冊です。著者は、いくつかの文書の公開時にパートナーとしてウィキリークスと協力した独『シュピーゲル』紙の記者であるマルセル・ローゼンバッハとホルガー・シュタルク。訳者は赤坂桃子、猪俣和夫、福原美穂子の3名。


    著者が極めて近くでウィキリークスを見てきただけあり、知られざる内幕

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    2015年09月18日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ここからは、日常的にBLを嗜んでいる人間が読むと、決して「匂い系」作品ではないのだが、脳内がガチムチ系女子にはそこはかとなく香ってくるそれっぽさが「やっぱりだったか」と言う部分を書いておく。
    カール・マークは(四十路)睨んだ通り男にモテる、と言う事実が裏付けられた描写有り。1作目から狙ってた精神科医モーナとイイ仲になったんだけど、彼女がカールに紹介した男性精神科医がゲイで、モーナと出来てるんじゃと疑ったカールに放った一言が直球でエロい!!とは言え、何度も言うようだが、別に精神的ホモをあからさまに書いている作品では全然ない。寝たきりの同僚ハーディが病院よりお前の家に行きたい、と言う場面も、もしか

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    2015年04月16日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    特捜部Qはこじんまりとした部署である。責任者兼唯一の捜査官(つまり警官)であるカール・マーク警部補。警部への昇進セミナーに断固として出席しないと上司に交換条件を持ちかけて意地を通したので、警部補のままである。その唯一の捜査官であるカール、助手のアサドはシリア人らしく、警察官ではなくあくまでも秘書と言うかお手伝いと言うか、なかなかに説明の難しい役どころだ。そしてもう一人ユアサと言うオペレーター的な、秘書的なアシスタントもいて、実質3人で回している「未解決事件」を取り扱う部署だ。
    海から流れて来たボトルの中に入っている血文字で書かれたメッセージを解読する事で事件が発覚する、と言う、こうやって書くと

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    2015年04月13日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

    これまでの2作に比べたら犯罪の描写がきつすぎないので、なんとか読めました。
    カール、アサド、ローセ、ユアサがますます魅力的に描かれ、興味がいっそうわきました。
    このシリーズの前はミレニアムシリーズを読んでいたので、北欧の世界観・空気感が少し身近になりました。北欧ミステリーをさらに試そうと思います。

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    2014年05月30日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    ネタバレ

    これまでの2作に比べたら犯罪の描写がきつすぎないので、なんとか読めました。
    カール、アサド、ローセ、ユアサがますます魅力的に描かれ、興味がいっそうわきました。
    このシリーズの前はミレニアムシリーズを読んでいたので、北欧の世界観・空気感が少し身近になりました。北欧ミステリーをさらに試そうと思います。

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    2014年05月30日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    上巻から、ほとんどノンストップ。
    描かれる状況が一つ一つパズルのピースが合うように揃ってくると現れてくるのは恐ろしい犯罪。
    まさかのカーチェイスの場面も満載でこれほどまでにのめり込むようになるとは。
    まだまだこのシリーズから目が離せません。とはいえ、あと一冊・・・
    手元に置いてまた頁をめくりたい本です。

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    2014年03月29日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    章ごとに場面(年代も?)変わって行く進行に慣れてきているので、特に読みにくさは感じなかった。むしろノンストップで残りのページが少なくなることに慄き、妄想デンマークへの旅は下巻へと続く。
    フィヨルドの美しい風景に脳内トリップ。しかもまたまた笑わせてくれる謎めく助手たちの素性が・・・・

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    2014年03月28日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

    購入済み

    特捜部Qの2作目です

    1作目を読んで、このシリーズは意外な動機に、意外な殺し方を読ませるミステリーだと(勝手に)思って今作を読むと、動機も殺し方もありふれていてちょっと残念でした。おもしろくて読み始めたら止まりませんでしたが。次作はどんな話になってるのか気になるので早く電子書籍化してください。

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    2014年02月20日