福原美穂子のレビュー一覧

  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    いつものように感想は下巻で。

    と言いつつ。

    この本の表紙って良くできてるなぁ~♪
    上下の順でも、下上の順でも、表紙の写真の角がうまく合わさるようになってる。
    考えましたね~^^
    べたべたと平置きしたら迫力あるかも。

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    2023年03月05日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    【全欧ベストセラー 警察小説第2弾】

    北欧ミステリーの人気シリーズ、『特捜部Q』の第2弾。

    今回は犯人がわかっている中、どう追い詰めて行くのかハラハラしながら読んだ。

    この作品の映画は読む前に観ていたのだが、映画と原作では内容が結構違っていたので驚いた。

    感想としては、事件の内容と犯人にとにかく胸糞悪くなった。
    動機に共感できることが何一つなく、犯人にとって自分の周りの人間全てが狩りの獲物だということ。
    そこにはただ快楽しかないのだ。
    そんな人物の表の顔は有力者なのだからゾッとする。

    イヤミスではあるものの、主人公カールと仲間の掛け合いとカールのツッコミが面白くいいバランスになってい

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    2023年01月21日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    シリーズ第三作目。前作「キジ殺し」があまり好みでなく、尚且つ上下巻ということもあり、長らく敬遠していた作品。前作以来およそ四年ぶりなので、登場人物の関係性は記憶の糸を手繰り寄せながら読む。実際、ローセのことは記憶になかった。特捜部の面々が繰り広げるドタバタぶりと、犯人及び周辺人物の陰鬱な心理描写のギャップが凄い。ボトルメールの件はもう一捻りあるようだし、連続放火事件が本筋にどう絡むのか上巻では見通しがつかぬまま。一作目はミステリー、二作目は犯罪小説ときて、今作は両者のハイブリッドという印象。続けて下巻へ。

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    2022年11月20日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    下巻はラーケルのドラテクやユアサの正体といった飛び道具をバンバン投げてくるが、本筋の方ではカールとアサドが着々と犯人に肉迫していく。物語も佳境に入り、漸くギアを上げたと思ったら、急に減速したりするので、やきもきさせられるが、これはまんまと著者の術中に陥っていると言えるのかも。主人公以外の視点人物の仔細な心情描は北欧ミステリーの特徴のひとつだと思うが、上巻であれほど頁を割いた人物の扱いが結構雑だし、散々匂わせた放火事件の真相も拍子抜け。それらを削ぎ落とし、物語の縦軸をもっと膨らませてくれると良いのだけれど。

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    2022年11月20日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    ネタバレ

    映画4作観ていて『キジ殺し』が過去の犯行も現在の犯行も1番理解できなかったのだけれど、原作を読んで評価が変わったのでまた観たくなりました。面白かったです。
    こちらも復讐になるのだけれど、復讐者も過去には一緒になってやらかしてるのでうーんというのは拭えず。でもキミーの心情が丁寧に描かれるので映画よりは良いです。
    特捜部Qの新メンバー・ローセはアサドと同じくらい突拍子もない。でもアサドもローセもかなり有能だし、これくらい濃いキャラでないとカールには対抗できないので良いです。カール、飛行機恐怖症だったのか…。
    ラストの大立ち回り凄い、映画こんなんだったっけ?カールが物凄く病んで次作まで引きずってるの

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    2022年09月12日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    未解決事件を掘り返すデンマーク警察の活躍。シリーズの2作目。
     
    未解決事件を扱うはずが、なぜか犯人が服役中の解決済み事件がデスクの上に。
    調査を始めてみると。

    うん。今回は正直いまひとつでした。
    大きな展開や謎やドキドキもなく600ページはキツい。
    次作に期待しとこう。

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    2022年04月02日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    ネタバレ

    残酷すぎる。
    特捜部のカールやアサド、ローセの軽妙なやりとり、そして活躍に救われるけど、それにしても悪魔のようなキミーも、不幸な生い立ちに少し可哀想と思ってしまった。最後が酷すぎる。

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    2021年12月01日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    コペンハーゲン警察が舞台のミステリー。20年前の殺人事件を再捜査することになったカールとアサド。経済界のエリートたちと、仲間だった女にたどり着く。残酷な展開ではあるが、ストーリーに引き込まれる。ローセ登場の回。

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    2021年09月12日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    順を考えないで読んでいるが、2作目ですでにきつい衝撃。前作スポットライトで出ていた「癒し系❓ローセ」が採用され、驚くまでに活躍している。カールとアサド、2人の刑事のコンビ感・・浅田は辟易しつつもカールをサポートしているものの、カールの場当たり・衝動的破滅キャラでお互い 絶体絶命的危機に会わせられる⇒読み手を引っ張る狙いか?!

    ギミーの破壊性もそう。。小説とは言え、こういった人格っているのかと思いつつ、全く共感感ぜずに筋を追うが吐き気すら。
    警察の上層部・・課長らの無能というか放置ぶりに呆れると言うよりこれが小説だと思うほどに閉塞孤独なカール達。デンマークの警察ってなんだ!

    人類の歴史からす

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    2021年01月12日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

    テーマは家族、復習、神への挑発。解説で評者は「混沌」と言っていたが、重いテーマが幾重にも重なったストーリーをうまく表していると思う。
    犯人の動機を過去と現在をテンポよく行き来し、決して優秀ではないがしぶとく昔気質のカールとおとぼけアサドたちがストーリーに活気を生む。今回新登場のユアサは傍若無人な振る舞いながらもボトルメッセージの謎解きに大いに貢献し、今後のシリーズにも重要な役割を果たしそうだ。
    決してハッピーエンドにはならず、重い余韻を残して終わるのもこのシリーズの特徴。
    予定調和に陥らないよう今後のシリーズに期待したい。

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    2018年12月09日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    シリーズ第二弾。前作は物語の全容が中々判明しない謎解き要素の強い作品だったが、本作は序盤から各々の立ち位置が明確な為、今一つ精彩に欠けるのだが、後半は追う者・追われる者・特捜部Q、三つ巴の攻防戦が楽しめる。可能性を片っ端から当たる捜査や、近づく度に手から零れ落ちる真実など、警察小説の醍醐味は充分あるものの、犯人チームが模範的なサイコパスゆえに深みがなく、それを追う側のキミーも所謂同じ穴の狢でゲストキャラクターに魅力が全くない。散々引っ張りに引っ張った挙句に力技で畳んだ結末といい、不完全燃焼感ばかりが残る。

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    2020年03月11日
  • 全貌ウィキリークス

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    ネタバレ

    長い長い。でも、ウィキリークスについて自分は外側しか知らなかったので、興味深く読むことができた。
    書き手が感情的にならないところも読みやすかった。
    また、スノーデンの本を読んだばかりであり、つながることも多く、大国が批判されたときにどういう手を打ってくるか、何に気をつけてメディアからの報道を見なければいけないのかを学ぶことができた。

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    2018年05月11日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    12月-2。3.5点。
    下巻に入り、本筋の誘拐事件が一気に進む。
    一気読み。さすがに面白い。
    連続放火も一気に進む。
    助手たちのキャラもクセがありながら面白く、飽きさせない。
    次作も期待。

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    2017年12月06日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    12月-1。3.5点。
    Pで始まる人物が、SOSの手紙を書き、ボトルへ。
    海で発見され、特捜部Qの捜査対象に。
    同時に起きた連続放火殺人と共に、捜査していく。

    上巻は、本筋よりも助手たちのサイドストーリーが目立ち、少し時間かかった。

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    2017年12月06日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    裕福な特権階級の子女が通う寄宿学校時代に端を発しその後も資金と人脈を好き勝手に使い傍若無人な振る舞いを続けている悪辣な旧友たちを、かつては自身もそのグループの中心に居た女性が個人的に追いつめてゆく様が描かれるシリーズ2作目。身勝手な動機で暴力がふるわれるのや被害者が加害者でもあったりというのは尼崎の事件を思い出したりして気味が悪くなり、フィクションとしても楽しめなかった。とは言えシリーズとしての展開は相変わらず興味深く、とりわけハーディーとアサドとモーナとカールが今後どういう風になっていくのかは追い続けたい。

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    2016年12月24日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    特捜部Qシリーズ第2作目。
    面白いが、犯人グループの人数が多くて、憶えきれない。裏表紙の登場人物名を何度照会したことか。
    良いとこの坊達がスリルを求めて悪さを繰り返し、エスカレートしていくストーリーは新しいものではないが、グループからはじき出された女性を中心に、特捜部Qが迫っていく展開は飽きることなく、600ページ余を引っ張っていく。
    助手アサドの背景を匂わせる場面あり、ローサ女史の登場ありで、次回作へ向けたスマッシュといった印象。

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    2016年11月19日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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     ユアサ大活躍巻。
     Pからのメッセージが解読できた瞬間ほろりときた。
     しかしデンマーク警察って組織的にだいじょうぶなの? アスベストってそういう扱いでいいんだっけ? と、割とどうでもいいことが気になっ た。

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    2014年12月13日
  • 全貌ウィキリークス

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    Wikileaksと組んだメディアの一つシュピーゲルの記者によるWikiLeaksノンフィクション。ガーディアン紙に比べると公電公開に至るまでの苦労話などよりも、Wikileaksにまつわる社会状況に主眼が置かれている。
    内容は興味深いが…なぜか読み進めるのに時間がかかった

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    2011年07月28日
  • 全貌ウィキリークス

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    たくさん出ているウィキリークス関連本のなかの一冊。この本はアサンジ逮捕までの流れを時系列で捉えているので、全体を見通すには適した一冊だといえよう。一時盛り上がりを見せたアメリカに関わる機密文書、外交文書や、日本においても漁船衝突など、これまでとは考えられなかった形でのジャーナリズムというものが生まれ始めている。確かに信憑性という点では、まだまだ新聞やテレビに劣るのかもしれないが、はっきり言ってそれらでさえも真実を伝えているのかはうかがわしい。であるならば、いかに信憑性のあるものを脚色なく伝えるのかが大事になってくる。その役割を担っていたのが、ここに登場するウィキリークスである。ネットが登場した

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    2011年04月05日
  • 全貌ウィキリークス

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     暴露のプラットフォームと呼ばれるウィキリークス。その成り立ちからメディアとの恊働関係、運営体制を交えつつ、ジュリアン・アサンジの性格、行動などをドイツ人らしい丁寧な記述で解説していく。
     ウィキリークスは情報の媒介者ではあるが、情報にどこまで手を加えるか、メディアとどのような付き合い方をするのか、といった点については、まだまだ変化していくだろうし、それによって、評価もまた変わっていくだろう。
     本書にも出てくるが、こうした活動を守る動きを「ネット中立性」という言葉で語るのは「違う」だろう。逆にいうと、「ネット中立性」とか「インターネットの自由」というものが何を意味するのかについて、各人が異な

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    2011年05月09日