福原美穂子のレビュー一覧
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ネタバレQシリーズ第三弾。
北欧最高のミステリ賞「ガラスの鍵」受賞作、だそうです。
でも、正直言って一作目の「檻の中の女」の方が好きだな。
海で拾ったビンの中に助けを求める手紙が見つかるところから物語は始まります。
登場人物がそれぞれに魅力的なんですよね~。
今回もアシスタントのアサドは有能。強くて賢い。なのに親しみやすい。そんなアサドの秘密が少しずつ明らかに、なりそうでならない。彼にどんな過去が秘められているのか、それもまたこのシリーズの引きになってます。
さらに今回はもう1人のアシスタントのローセにも大きな秘密が!
凶悪な事件を追うだけでなく、このチームの少しユーモラスなやりとりも魅力でしょう。
欲を言えばラストがもうひとつ。
誰の視点からでもいいので、彼の凶行の全てを明らかにして欲しかったな。
それと、ラストの危機一髪はもうお約束感があってドキドキしづらい。 -
Posted by ブクログ
【全欧ベストセラー 警察小説第2弾】
北欧ミステリーの人気シリーズ、『特捜部Q』の第2弾。
今回は犯人がわかっている中、どう追い詰めて行くのかハラハラしながら読んだ。
この作品の映画は読む前に観ていたのだが、映画と原作では内容が結構違っていたので驚いた。
感想としては、事件の内容と犯人にとにかく胸糞悪くなった。
動機に共感できることが何一つなく、犯人にとって自分の周りの人間全てが狩りの獲物だということ。
そこにはただ快楽しかないのだ。
そんな人物の表の顔は有力者なのだからゾッとする。
イヤミスではあるものの、主人公カールと仲間の掛け合いとカールのツッコミが面白くいいバランスになっている。
今回から新メンバーも登場し、何ともいいキャラなので今後の活躍に注目していきたい。
人間の恐ろしさをあらためて感じる1冊だ。
こんな人におすすめ .ᐟ.ᐟ
・北欧ミステリーが好きな人
・イヤミスが好きな人
・海外ミステリーが好きな人
・刑事ものが好きな人
・倒叙ミステリーが好きな人
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Posted by ブクログ
ネタバレ映画4作観ていて『キジ殺し』が過去の犯行も現在の犯行も1番理解できなかったのだけれど、原作を読んで評価が変わったのでまた観たくなりました。面白かったです。
こちらも復讐になるのだけれど、復讐者も過去には一緒になってやらかしてるのでうーんというのは拭えず。でもキミーの心情が丁寧に描かれるので映画よりは良いです。
特捜部Qの新メンバー・ローセはアサドと同じくらい突拍子もない。でもアサドもローセもかなり有能だし、これくらい濃いキャラでないとカールには対抗できないので良いです。カール、飛行機恐怖症だったのか…。
ラストの大立ち回り凄い、映画こんなんだったっけ?カールが物凄く病んで次作まで引きずってるのは覚えてるけど。
ハーディとアンカーとカールの事件、いつか解決するのかな。メインの事件の後ろで少しずつ捜査が進められるといいです。
恩田陸さんの解説、一ファンの熱もあり、アンデルセン童話の国デンマークの分析も面白かったです。確かにアンデルセン童話は痛い。一瞬混同していたけど、検索したら「赤い靴」「スズの兵隊」「パンを踏んだ娘」もアンデルセンでした。幼心に、赤い靴に心を痛めていました。スズの兵隊は切ない。 -
Posted by ブクログ
たくさん出ているウィキリークス関連本のなかの一冊。この本はアサンジ逮捕までの流れを時系列で捉えているので、全体を見通すには適した一冊だといえよう。一時盛り上がりを見せたアメリカに関わる機密文書、外交文書や、日本においても漁船衝突など、これまでとは考えられなかった形でのジャーナリズムというものが生まれ始めている。確かに信憑性という点では、まだまだ新聞やテレビに劣るのかもしれないが、はっきり言ってそれらでさえも真実を伝えているのかはうかがわしい。であるならば、いかに信憑性のあるものを脚色なく伝えるのかが大事になってくる。その役割を担っていたのが、ここに登場するウィキリークスである。ネットが登場したことで、これまで人の目に触れてこなかったものやことが、クリックひとつで簡単に人の目に触れる時代になった。今の世界では、従来の価値観がすぐに時代遅れの産物に成り下がってしまい、すぐに新しい価値観に取って代わられる。アサンジが投げかけたジャーナリズムの在り方も、数年後には当たり前になっているのやもしれない。そして、また新たなジャーナリズムがこの世界のどこかで芽吹きだすのである。