福原美穂子のレビュー一覧

  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    ネタバレ

    特捜部Qシリーズ第二作。

    時々読書の神様は意地悪なことをする。
    閉鎖的な学校での暴力がエスカレートし、殺人に至る。
    そして復讐、という似通った主題の作品を立て続けに読むことになってしまった。

    とはいえ、主人公の刑事のタイプが全く違うし、
    学校と行っても子供の学校と大人に近い学校と舞台も異なっていたので、
    とくに混乱したりすることはなかった。
    簡単に言えば、こちらの作品の方が暴力的で、しかも唾棄すべき加害者たちということかな。

    とりあえず、自分が気に入っているアサドがアシスタントを続けていたのが良かった。
    あいかわらず資料集めでも、聞き取りでも活躍してたし。
    さらにもう一人特捜部のメンバー

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    2018年08月15日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    11月-8。4.0点。
    特捜部Q第二弾。犯人が服役している、暴力殺人。
    なぜかカール達の捜査に。昔の事件、容疑者達は
    社会的に成功している。
    また、特徴的なホームレス女性。
    次々と明らかになる過去の事件、真犯人は。

    面白い。主人公のキャラも確立され、助手も。
    600頁一気読み。

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    2017年11月22日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    下巻は誘拐犯と被害者&カールによる攻防で手に汗握る展開でした。絵面を思い浮かべると結構グロイ場面(ナメクジとか、ナメクジとか、ナメクジとか)もあるし、事件も陰惨だけど、特捜部Qの面々が個性的でシリアスと柔らかい場面のバランスが丁度よく、相変わらずのリーダビリティでした。今回ローセの新たな一面を見ることができたけど、アサドの正体も、カールとハーディが巻き込まれた事件も謎だらけ。このシリーズまだまだついていきますよ。

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    2017年04月23日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    前作の終わりに示唆されていたとおり、ハーディを引き取ったり、有能になってきたローセに代わり双子のユアサが来たり、アサドは相変わらず謎めいている特捜部Qです。今回は子供の誘拐の話で、犯人はもう姿を現していて、ここからどうカールたちが追い詰めるか、火災事件とは関連があるのか、というところで下巻へ。

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    2017年04月23日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    シリーズものを3作連続して読む機会は、今まで無かったと思う。小説の面白さもあるが、入院に伴う時間の流れ方が今までにないものだったからだ。

    今回の事件の発生は7年前だった。誘拐された少年が犯人の目を盗み、助けを求める手紙を書き、瓶に封入して海に流したのだ。その手紙はスコットランドの漁師、スコットランド警察を経て、デンマークの特捜部Qのカールの手に渡り、操作が始まった。
    7年前の事件を調査するうちに、同様の誘拐事件は被害者を変え、繰り返されていることがわかる。そして、今まさに進行中の一件があったのだ。解決に向けて奔走する特捜部Qと、犯人の息詰まる駆け引きが展開される。被害者の家族や犯人の家族の再

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    2016年11月19日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    スコットランドに流れ着いたボトルメール。そこから数年越しでデンマークへたどり着いたメッセージ。
    カルト、洗脳、虐待、誘拐殺人。
    犯人側の目線と立ち向かう家族と捜査に駆け回る警察。
    ほどよく切り替わるので長編なのに飽きずに一気に読めます。
    冷酷な犯人の行動が計算され過ぎて気味悪い。
    さらに特捜部Qのメンツの謎も深まるばかり(笑)

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    2015年10月27日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    今回も、良く良く考えると非常にご都合主義的ではあるのだが、あまりその辺りのことを気にせず一気に読める良作。ただ、毎作とも誘拐絡みのテーマだというのが、マンネリへの道程のような気がしてならない。

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    2015年03月29日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    最初、この特捜部Qシリーズを読んだときは、アメリカやイギリスのミステリーとは違う雰囲気を感じましたが、三作目のこの作品は、アメリカ・イギリスのミステリーとも通じる感じ。そう言う意味では慣れ親しんだミステリーです。一種のヘイトクライムと言っていんでしょうか?そういう意味でも、アメリカ的なミステリーに感じました。

    アサドの謎が明らかになるかと思いましたが、結局この作品では謎が深まっただけですね。

    逆に、ローセの秘密が明らかに。なるほどねぇ。そういう事ですよね?

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    2015年01月30日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    相も変わらず変人を寄せ付ける特捜部Qですが、今回も新たに「ユアサ」と言う、ローセの姉が登場します。なんで、ここは変人ばかり寄せ付けるんでしょうね(笑)。

    アサドの周辺もキナ臭い香りが漂ってきています。当初から曰く有りげでしたが・・・。

    物語はまだまだ冒頭。今後の展開に期待ですね。

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    2015年01月27日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

    犯罪シーンの残酷描写と捜査する特捜部のひょうきんな描写が、全く別の指向なのに、何故か違和感なく両立して書き込まれているあたりが凄い。ボリュームの割に「大作を読みきった」感がないのは、良い意味で物語世界に入れていたからかもしれない。

    際立って「スゲーっ」って作品でもないけど、北欧警察小説の面白さは十分に味わえる。ただ前作よりは詰めが甘い感じかなぁ。シリーズ物なので今後の展開が楽しみ。

    特に、アサドとローセの正体が気になる。
    そして、モーナが魅力的やなぁ。カウンセラーにかかるなら、スーザン・シルヴァマンよりモーナにかかりたいと思わせるぞ。

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    2014年11月17日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    特捜部Qシリーズの第三弾。海で見付かった瓶の中のメッセージからカール、アサド、ローセの特捜部Qの面々が恐るべき犯罪に迫る…

    北欧ミステリの最高峰『ガラスの鍵』賞受賞作らしいが、前の二作の方が面白かった。

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    2013年12月11日
  • 全貌ウィキリークス

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    ガーディアン紙の編集者によって書かれた類書と重複する部分も多いですが、内容はこちらの方が詳しいです
    著者はOSSやハッカー文化にも通じてるようで、技術的な部分にも参考にすべき部分は多いと思われます。訳者の知識量に若干問題があるようですが
    マニング氏が社会的に抹殺されて、スノーデン氏さえもアメリカ政府に同じ目にあわされようとしている今、持ち帰るべき内容は多いと思われます

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    2013年08月23日
  • 全貌ウィキリークス

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    Webから生まれる新しい価値であり、即座に価値判断することに難しさのあるウィキリークス。これまでの社会にとっては異物だから排除のバイアスがかかる。その構図を俯瞰しながら、自分自身の判断基準になり得る良著です。特にこの緊急時に体面ばかりを重んじて事態を悪化の一方向へしか導けない政府をもつ僕らに示唆は深いと思います。

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    2011年04月26日
  • 全貌ウィキリークス

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    ウィキリークスと運営責任者のアサンジについて書かれた本。書いた人はドイツの新聞社(出版社?)の人で、ウィキリークスが大きな記事を出すにあたって、メディアとして協力した人だ。
    ウィキリークスについては、賛否両論あるのはわかるけど、最も不思議だと思ったのは、メディアの人たちが、ウィキリークスがものごとを暴露するのには限度があるべきだ、自分たちは、報道のプロだから限度がわかるけど、ウィキリークスは素人だから、やってはいけないのだ、的な言論がでたことだ。おりしも、ノーベル平和賞を中国の劉暁波氏が受賞し、中国の言論の自由がないことを西欧諸国は疑問視したというのに、それはだめで、ウィキリークスを規制するの

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    2011年04月24日
  • 全貌ウィキリークス

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    「近代国家にとっては、秘密を守ることが本質的な部分である」

    ウィキリークスの内側、そして本当の実態を知ることができる本である。日本のメディアで報道され、議論された部分はウィキリークスのなした結果に対してにすぎない物が多かったが、これを読むことによりどういう人間たちがどういう意図をもってウィキリークスを成し遂げたのか、という本質的な部分に多く言及している。

    私としては当初、ウィキリークスはネットの自由という感覚から生まれたハッカーの楽しみ的なものなのかと、浅い読みしていたが、実際はそういった部分もありながらもウィキリークス創始者のアサンジ氏の強い政治意識が反映されているものでもあり、驚いた。

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    2011年04月10日
  • 全貌ウィキリークス

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    トレンド。話のタネに読んでみた。アサンジ氏に対してメディアや政府が過剰に反応している状況にのまれないように、促してくれてる様な本。スパイとか好き。

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    2011年03月10日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    下巻で感想を書く

    「しつけ」と「暴力」の境界線、そこに「義務感を伴う信仰心」をくわえたら、どんな怪物が生まれるのか……。

    少し間延びした感があるかなぁ。

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    2025年02月03日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    不器用で親の愛に恵まれなかった少年少女たちの常識を逸脱した、ゲームのような犯罪。

    ここまでに至る前に、周囲の人が気付けなかったのか。止められなかったのか。

    救われないので、読んでいて苦しい。

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    2024年03月05日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    『特捜部Q』シリーズ第2巻。今回は20年前に起こって既に解決してしまった事件を、再捜査する話し。

    前作に比べると、少し面白味に欠ける感はありましたが、ラストは息つく暇も無い位展開で、楽しく読むことが出来ました❗

    今回から新たにローセ・クヌスンという女性アシスタントが加わり、ますます目が離せないシリーズとなっています♫秋の夜長にオススメのデンマーク産ミステリーです❗

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    2024年01月09日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

    Qシリーズ第三弾。
    北欧最高のミステリ賞「ガラスの鍵」受賞作、だそうです。
    でも、正直言って一作目の「檻の中の女」の方が好きだな。

    海で拾ったビンの中に助けを求める手紙が見つかるところから物語は始まります。

    登場人物がそれぞれに魅力的なんですよね~。
    今回もアシスタントのアサドは有能。強くて賢い。なのに親しみやすい。そんなアサドの秘密が少しずつ明らかに、なりそうでならない。彼にどんな過去が秘められているのか、それもまたこのシリーズの引きになってます。
    さらに今回はもう1人のアシスタントのローセにも大きな秘密が!

    凶悪な事件を追うだけでなく、このチームの少しユーモラスなやりとりも魅力でしょ

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    2023年03月05日