福原美穂子のレビュー一覧

  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    本当に凄惨な内容で、もう読むのをやめたいと何度も思うのですが、特捜部三人のなぞとキャラに魅かれて読み通しました。
    最後はしみじみ・・・。

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    2013年12月29日
  • 全貌ウィキリークス

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    ウィキリークスの成り立ちとリーダーについて書いてある。ウィキリークスってこういうものか、というのと、世界にはたくさんのメディアが存在して動いているのだなと。私も読むのに時間がかかった。

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    2012年01月21日
  • 全貌ウィキリークス

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    イラク戦争における「コラテラル・マーダー」の衝撃的な映像から、アフガン戦争軍事日誌の公開、イラク戦争軍事日誌の公開、米外交公電文書の公開まで国家機密という概念自体にも大きな衝動を与えてきたウィキリークス。その創立者で主宰者であるジュリアン・アサンジ自身の生誕からの物語を中心として、その足跡を辿っている。
    その物語は、"情報公開(リークス)"の話を軸として、情報提供者としての面が割れてしまったブラッドリー・マニングの話や、アサンジの強制わいせつ事件の話を絡めて進んでいく。情報公開プロジェクトに直接深く関わり、アサンジ氏にも近かったドイツ・シュピーゲル紙の記者がその経緯を綴っ

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    2011年09月20日
  • 全貌ウィキリークス

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    ニュースで見て何となく理解していた気がするウィキリークス。その一連の流れとアサンジの人となりが理解できる良書。

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    2011年05月07日
  • 全貌ウィキリークス

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    結局ウィキリークスは何をしたのか、落ち着いて考えるにはいい一冊と思います。著者がメディア側の人間なのでジャーナリズムのあり方についても考えさせてくれると思います。
    しかしセキュリティを考えるとデジタルデータはやはり危ないですね。ボタンひとつでリークが可能だと、罪悪感、ばれたらヤバイという意識が希薄になるのでしょう。

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    2011年04月30日
  • 全貌ウィキリークス

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    アサンジがどういった人物なのかや、ウィキリークスのことが詳しくわかる本。洋書を日本語訳したものは直訳調で読みにくい場合が多いのだが、この本はとても読みやすかった。

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    2011年04月28日
  • 全貌ウィキリークス

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    時代の変革期の真っ只中に居る

    久しく言われていた市民にパワーが与えられた気がする
    この時代を退化させてはならないと感じる

    ウィキリークスしかり、フェイスブックが引き金になった独裁政権の崩壊の流れ

    しっかり時代を見続け正しいと思える方向にむかわないときほ行動が必要かも知れないと思う

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    2011年03月05日
  • 全貌ウィキリークス

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    ウィキリークスのメディアパートナーとして活動をともにするドイツ「シュピーゲル」誌のトップ記者によるドキュメント本。ジュリアン・アサンジの信頼を勝ち取り、密着取材を許可されて描かれた内容は、明らかに他のウィキリークス本と比べ距離感が近く、非常にダイナミックである。

    ◆本書の目次
    弟一章:「国家の敵」ウィキリークス
    第二章:ジュリアン・アサンジンとは誰か
    第三章:ウィキリークス誕生
    第四章:「コラテル・マーダー」ビデオの公開、マニング上等兵の背信
    第五章:大手メディアとの協働、アフガン戦争記録のリーク
    第六章:内部崩壊の危機、イラク戦争日誌四〇万件公開の衝撃
    第七章:世界が震えたアメリカ外交公電

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    2011年02月11日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    読んでいても気分が悪くなる悪党たちが、どういう結末に陥るのかに引き込まれました。特に大きな謎があるわけでもなく、ストーリー的には、可もなく不可もなくといったところですが、カールとアサドのコンビも健在で、加えて新キャラも登場。今後の更なる広がりと人物の深掘りも楽しみです

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    2025年11月28日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    ▼特捜部Qのシリーズ第2弾。デンマークの警察小説。第1作はオモシロかった。何といっても、これはバディものなんです。

    〇デンマーク警察の腕利き現場たたき上げ中年刑事・カールさん
    (妻に逃げられ仕事中毒、腕っぷしが強く昔気質、、、という昔ながらの男っぽい刑事)

    〇デンマーク警察に雇われている、助手(雑用係)の、アサドさん。
    (アラビア系の人。デンマーク語はしゃべれるけれど、不法移民なんじゃないかという疑惑。ところどこに能力が高いが、いろいろが不明)

    という奇妙な男ふたり(刑事と、助手)のバディもの、というのがいちばんの魅力です。


    ▼ということはこのバディがオモシロければ、ひとつひとつの事

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    2025年08月11日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    読んだ本 特捜部Qーキジ殺しー ユッシ・エーズラ・オールスン 20250504

    「檻の中の女」の次のシリーズ。特に謎解きもなく、過去の未解決事件をきっかけに、現在進行している事件を追うってシリーズなんだけど、主人公のカールがなんともひねくれていて、ヒーロー感がなく、成り行きを眺めているだけの読書も結構面白い。
     確かに映画にすると面白いのかもしれないけど、字幕でこのひねくれ感が伝わるのかちょっと疑問です。とは言え、今度観てみようかな。
     

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    2025年05月04日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    ネタバレ

    デンマークの警察小説、特捜部Qシリーズ第二弾。

    いつの間にか置かれていた資料には、数十年前に解決し、犯人も収監中の兄妹殺しのことが。調査を開始するカールとアサドだったが、捕まらなかった者たちの存在を知る。

    うーん、疾走感とハラハラ感は前作の方が上か。カールたちの捜査パート、ホームレスの女性のパート、逃げ切り社会的に成功した三人のパートの視点があるが、逃げ切った三人のパートが胸糞すぎて…捜査パートも、前回ほど犯人をじわじわ追い詰めるものでもなく。
    更には、ラストもそこまで爽快感のあるエンディングではないので、総じて一作目が良かったなと。次作はガラスの鍵を受賞したとのことで、楽しみにしている。

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    2025年04月29日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

     とても面白かったです!

     今回も、変わらず嫌なヤツが犯人でしたが、テンポ良く、先の気になる展開に、どんどん惹き込まれ、あっという間に読んでしまいました。

     テーマは新興宗教。そして信者のこども達…。犯人の過去も、可哀想な描写はありましたが、それでも非道な犯行を繰り返し、犯人に対する、哀れみの気持ちは消えました。

     几帳面で、犯行もぬかりなく行なってきた犯人でしたが、最後の最後に凡ミス連発?で少し拍子抜けしました…。まさかのボーリング愛好家とは…。ここまで犯罪を繰り返してきたなら、一般人と戯れるのはリスクが高すぎる…!と私は感じました。

     私的には、もう少し犯人の苦しむ最期が見たかった

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    2025年03月13日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    子は親のものでは無い。
    親の信仰を子に押し付ける、生まれながらにして一つの枠の中に閉じ込められた子は、親に見放されることを恐れて従う。
    やがて思春期に矛盾した感情に苦しむ。

    ミステリーはその国の闇を背景にする。
    弱者である子と強者である親の関係がねじれる。
    子供の頃の心の歪みは成長とともに社会の歪みに埋没していく。
    デンマークではなくても、この国でも共通する。

    こんなに重いテーマにも関わらず、思いっきり「暗い」北欧ミステリーとは一味違い、相変わらずの騒々しさがクセになるほどに良い。

    主人公らしく無いカールや不思議なアサドとローセ、上巻で感じたストレスは下巻に入って一気に吹き飛んだ。

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    2025年02月04日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    ネタバレ

    読んでいる間、ずっと眉間にしわを寄せていたと思う。
    そのくらい嫌な事件。
    最初から最後まで暴力的な、救いのない話だった。

    寄宿学校時代の友人グループ。
    男子5人女子1人といういびつなバランスで、学友や教師たちを性や暴力で蹂躙していく。
    しかしそのバランスが崩れたとき…。

    まず男同士のつながりが気持ち悪い。
    深い友情とは無縁の自己中同士なのに、互いの欲望を満足させるためにつるみ、学校を卒業して20年たった今も、その容赦ない暴力への嗜好を満足するためにつるんでいる。
    金持ちだから、そして暴力に関しても容赦ないから、敵はいない。
    ただ一人、仲間の前から姿を消した唯一の少女・キミーを除いては。

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    2024年08月27日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    じわじわと追い詰められていく怖さを書くのが本当に上手い。
    過去作品と比べて出来事も複雑で、ページをめくる手が止まらない。

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    2024年07月25日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    警察小説でありながら、派手なカーアクションやボーリング場での犯人との駆け引き、ミアの脱出シーン等、とても読みどころが満載のサスペンスタッチの完結編でした❗

    ただ少し残念なのは、デンマークの地理に疎いので、折角ならデンマークの地図を載せてもらえたなら、もっとイメージが出来たかなぁと感じました❗

    このシリーズの事件はどの作品も救いようのない残忍で冷酷な内容ばかりですが、キャラクターの個性がとても光っていて、自分的には久し振りの当たりの海外ミステリーです♫

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    2024年01月09日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(下)

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    ネタバレ

    先に映画を観ているといっても全く安心できず焦燥感を抱えたまま最後まで読む手が止まりませんでした。なんということでしょう……面白かった。。
    常に特捜部Qの一歩先を行く犯人だけれど包囲網を徐々に狭めていくのが良いです。そこが繋がるの!?という驚きがあります。映画とは違ってるので安心できない。
    被害者となるカルト宗教信者の各家族、宗教的な排他ではあるものの、底には悲しみに共感できる心がちゃんとあるんだなと思えました。敬虔になる人は元々真面目だったり謙虚だったりするんだろう。。特捜部Qに呼び出されたりして犯行が続いているのを知るとちゃんと協力してくれる。
    現在進行系の事件が間に合って良かった…けれど、

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    2023年12月26日
  • 特捜部Q―Pからのメッセージ―(上)

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    ネタバレ

    映画観たので、3作目はカルト宗教ものだとわかっててもキツい。
    ボトルメールが何年も放置されてて、でも特捜部Qに回ってきて良かったです。13年前だから経年劣化であれまなボトルですが今は食堂勤務の元鑑識官も手伝っててかなり捜査が進みました。
    特捜部Qが、いつもの面々からローセの代わりに姉ユアサが加わっててもドタバタしているので、辛さと笑いが3:1なのがそんなに救いになってないです。カールのセンス良い毒舌は健在だし3人とも変わらず面白いけど。アサドいつも何食べてんだろ。
    犯人サイドと被害者サイドはとてもつらい。犯人もカルト宗教育ちなら、被害者もカルト宗教信者のご家庭から選んでいる。上巻で犯人の動機も

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    2023年12月23日
  • 特捜部Q―キジ殺し―

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    未解決事件を調査するはずの特捜部Qのデスクに解決済みの兄妹惨殺事件の書類が置かれていた。犯人は自首して服役中なのだが……。カールとアサドは新メンバーローセとともに再調査を始めるが。→

    シリーズ2作目。前作とは違い冒頭からわかりやすい展開。そして出てくる事件の関係者たちが全体的にクソオブクソ(お下品な言い回しで失礼します)
    暴力描写がすごくて眉間の皺が濃くなりそうな感じなんだけど、特捜部Q側が逆に明るくて救われる。変人だけど仕事ができるアサドとローセ、最高→

    正直前作に比べたら物足りなさはありつつも、特捜部Qメンバー(+α)が魅力的なんで、次も読んでいく!
    個人的にはマークス・ヤコプスンとカ

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    2023年06月23日