ぽんかん(8)のレビュー一覧
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友人とは何か。誰か1人を貶めて友好関係を築くのが友人なのか。私の小中学校の頃の思い出がこの本を読んでよぎりました。世の理不尽さを登場人物や過去の名作を基に綴る巧みな文章構成でした。他の巻でも辛辣な展開が有るのですが、私は特にこの巻の物語に深く共感しました。
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小町ちゃん可愛すぎる。受験で本当は不安でたまらないのにあくまでも冷静を装おう小町ちゃん。合格発表の時に感情が爆発して号泣する姿はもう感動なしでは読めませんでした。普段は八幡のことを邪険に扱いつつもなんだかんだ抱きつく姿は兄妹の仲の良さを感じられました。この二人の関係はほんとに好きです。
これからど...続きを読む -
久しぶりの杉井光。
久しぶりのキリカ。
いやあ、やっぱり好きだなあ。
ライトノベル的軽ミステリーなんだけど、事件の真相のなんとも言えない滑稽さと、切なさと、あったかさ。
やっぱり僕はこの作家の書くお話がどうしようもなく好きなのだ。
今どきの言い方ならば、押しの作家と言うことになるのだろう。
その想...続きを読むPosted by ブクログ -
認めたくなかった恋心を認めた瞬間。曖昧にしてきた関係に終止符を打つ瞬間。なにせ9年間に渡って騙し続け、一言も言葉にすることはなかった感情である。鳥肌がたたない訳がない。登場人物全員を巻き込んだプロム、そして先輩の卒業式。前半は由比ヶ浜との掛け合いを中心にしつつ、センチな雰囲気をかもしながら進んでいく...続きを読む
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本編最終巻。
500ページ越えの分厚い一冊だけど、何度も辛くなって、何度も笑いころげて、何度も胸が熱くなる、そんな最高の一冊。
最後まで八幡は八幡で雪乃は雪乃で、けれどだからこそ諦めきれず、納得するまでやるしかない。
もうね、彼らのめんどくささが、八幡ではないけど、最高にかわいい。
好きな場面はい...続きを読むPosted by ブクログ -
とても良かったです。
後半に向けての展開でいくつかご都合主義的な所があったり、いくつか回収されていない伏線などもありますが、俺ガイルという物語をひとまず終わらせてくれた事に対して感謝しかありません。
ラストに関してはこれがベストというわけではないですが、この微妙な感じも含めて捻くれた青春ラブコメなの...続きを読むPosted by ブクログ -
本当に終わるのか?
このままでもいいかなというほっこりした展開の前半から、折返しの宣戦布告を経てニヤニヤするような展開になりましたね。
トレードオフだけの結果では悲壮感が出てしまう事を嫌がったのでしょうか、少し含みを残すエンドにされた事もまとめとしては良かったのではないでしょうか。
今後も短編...続きを読む -
いい終わり方ですね。
とにかく見たかった雪乃のデレがしっかりと描かれていたのは感動です。
毎度の事ながら、ここまでめちゃくちゃにするか?と思うほど予想の上を行く流れで迎える終わりは良い意味で裏切られました。
本編は終わっても、これからもドタバタ続いてく物語。
短編集も楽しみです。 -
きれいに終わったし納得のいく最後だった。
完結と聞いて奉仕部のこれからが見れないと思うと残念に思っていたが、あとがきに短編とかを出すと書いてあったので期待したい。
デレ雪乃めちゃくちゃかわいい。 -
最終回を迎えた。
いろんな女の子たちに愛された主人公だけど、王道とも言える選択をして、しかもちゃんと納得のいくラストを描いたのは、さすがに殿堂入りを果たした最強ラノベ。 -
全巻通じて幸せな時間をくれた渡先生に感謝。最初の頃の奉仕部の活躍(特に八幡の自爆テロ)も良かったし、終盤の3人の関係をひたすら見つめて行く展開も読み応えがあった。いろいろ積み残した話(葉山と雪乃の関係など)もありそうなので、短編集での補完に期待したいです。若者だけのものにするのももったいないので、い...続きを読むPosted by ブクログ
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夏目漱石は「月が綺麗ですね」と訳しましたが、今までこんな回りくどく面倒くさい言い回し、シチュエーションがかつてあったでしょうか?いかにも2人らしい結末でした。
雪乃の将来やりたいことが初めて本人の口から語られますが、そう考えてみるとこの結末なんでしょうね。まだまだ続きが読みたいです。短編集が出るそう...続きを読むPosted by ブクログ -
遂に完結です。とても良い終わり方でした。
結末はどうなるんだろうってずっと考えてて・・・選んだルートは予想通りだったけど、誰かが泣く展開にならなかったのは本当に良かった。
そしてルート選択後! 最高ですね。短編集を出すつもりって言ってたけど是非後日談も入れて欲しい! -
一巻のネタもいくつかありの最終巻
奉仕部よ永遠に!素敵な物語でした、3期で映像化されるまで何度でも読み返しそうです -
コミカライズ作品のようですが、原作は読んでいません。ボッチの主人公がコミュニケーションわ捨てて思考に走る場面が印象的です。流れるようなストーリー展開、もどかしいとも思える周りの人々。なかなかの良作だと思います。
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巻末の誕生日会部分が本編のリミッターを外したような、外伝モノ感があって、ニヤニヤしながら読んでました。
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お気に入りの作品です。
言葉遊びやオマージュ、ネタが満載で、アニメ、ゲーム、マンガ、ネット好きにはたまらないです。
主人公に自己投影しまくるし、物の見方の角度がたまらないです。Posted by ブクログ -
話の終わりに向けた節目の一冊? 三人の関係が変化して行かざるを得ない中で、存外に余韻を残すラストに。昔の楽しかった頃が懐かしいけど、3人+αが葛藤しどのような選択をしていくのか、期待したいです。Posted by ブクログ