山本直人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(summary)
電通=発散志向型広告、リクルート=収束志向型広告と比較の視点を持ちつつ両社は相互補完的な役割を果たしながら消費者/労働者である同一の人に様様な影響をもたらしてきたとしている。ネットの浸透により広告は一つの情報ソースの一つとして組み替えられ再整理されたため、憧憬を生み出すことが困難となった。こうした中で、広告ビジネスのあり方は変化が求められており、それは自分で自分のことを決める際に本当に役に立てる情報を伝えること、つまり自由と自立への支援という原点への回帰である。
(memo)
電通とリクルートの相違点
•電通=関係維持のための営業/農耕的風土/発散志向広告/変換スキル
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- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
マーケティングとはお客さんが「買う理由」を作ってあげること
買う理由とは、動機(モチベーション)
人は未知のモノを目の前にした時は、とりあえず既知の概念を援用する
マーケッターの発想
大きくする・小さくする
増やす・減らす
ゼロにする・無限大にする
くっつける・分ける
一度くっついたカテゴリーは、際限なくいろんなものをくっつけていく傾向がある。そして、どこかのタイミングで再分割やシンプル化が行われる
しかし、これからはあらかじめ「組み合わせることのできる仕組み」をつくっていくことが大切になる=プラットフォーム
高く・安く
カッコよく・親しみやすく
時間を短く・長く
早く・ゆったり
最 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「買って下さい!」と連呼すれば売れるというものではない。
「高いから買うな」というコピーが当たることもある。
モノを売るのは難しい。
「売るための知恵」の集積、それがマーケティングである。
「午後の紅茶」と京風キムチからブランドの正体を掴み、スーパーの腕利き店員と自虐CMから効果的な売り文句のメカニズムを知る。
読めば仕事に役立つヒントが必ず得られる、すべての働いている人のためのマーケティング入門。
[ 目次 ]
序章 二つの「買ってください」
第1章 市場にingをつける発想
第2章 ブランドは魔法の杖か
第3章 急増した「日本人の種類」
第4章 ああ言えばこう買う?
第5章 -
Posted by ブクログ
広告の、そして営業の雄と言われたかつての2大巨頭に関する本。広告は、そのデザインのみならず、消費者に対しその購買意欲を感化する目的を内在している。しかしながら、昨今では若者の消費傾向が変わったからか、そのアプローチの仕方も従来ほどは機能しなくなってきている。若者にとってはやはり、それがおりなす物語であったり、それに付随する付加価値に対して、消費する傾向があると言える。ただ、そうはいっても2つの会社においては、名だけでなく、その与える影響もまだまだ強い。多くの大衆をCMにおいて引きつけた電通。ニッチな市場を開拓し、その営業力で新たな広告戦略を確立したリクルート。これからも、両社においては更なる進