山本直人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テレビ偏重がかげり始めた最近の広告事情などについて紹介している本。山本氏の本は文章がこなれているし、嫌味がないので読みやすい。ただし、「○○というのはご存じだろうが……」的な言い回しが何回か出てきて、そこがマーケティング門外漢の身としては気になった。知らないっつーの! 副題の「入門」ってことは、門外漢を読者に想定してるってことじゃないんかい? ま、それは瑣末なことなのでどーでもいいこと。
『グッドキャリア―キャリアがブランドになる時―』(東洋経済新報社、2004)に続き、この本でも終章でやられてしまった。マーケティングは何かというと人に興味関心をもつことなのだとか。それって、相手のニーズにどれだけ添うかということだから、ぼくが仕事柄かかわっている医療(医学でなくて)や介護の世界と同じだなと思った。
(本当は違うんだけど)マーケティング=広告=軽佻浮薄ととらえがちで、そう思われるのも無理ないような業界だと思うんだけど、そういうなかで山本氏の本を読むとちょっとすっきりする。 -
Posted by ブクログ
(summary)
電通=発散志向型広告、リクルート=収束志向型広告と比較の視点を持ちつつ両社は相互補完的な役割を果たしながら消費者/労働者である同一の人に様様な影響をもたらしてきたとしている。ネットの浸透により広告は一つの情報ソースの一つとして組み替えられ再整理されたため、憧憬を生み出すことが困難となった。こうした中で、広告ビジネスのあり方は変化が求められており、それは自分で自分のことを決める際に本当に役に立てる情報を伝えること、つまり自由と自立への支援という原点への回帰である。
(memo)
電通とリクルートの相違点
•電通=関係維持のための営業/農耕的風土/発散志向広告/変換スキル
•リクルート=新規開拓のための営業/狩猟的風土/収束志向広告/編集スキル
両社の共通点
•情報を加工して届ける
•買う人/稼ぐ人という同一の人
•情報の流れの元栓を押さえる
•インターネットによって企業ポジションに揺らぎが見える
広告のあり方
•消費活動と広告へのニーズは比例(GDPと広告費は比例)⇒消費の量的拡大が広告の使命
•拡声と伝達⇒1970s〜辞書の書き換え(=幻想への憧れ)⇒拡声と伝達(?)
•欲求の多様化
•人々が欲しかったのはモノではなくモノを買う理由
•消費財のマス依存度UP=マス広告の効果が限定的に
•広告も数多くの情報の中に再整理された
•新たな意味を付け加えるのは広告からメーカーへと変遷した ex)DS,Wii,食べるラー油
•情報自体に感謝する時代
•情報の期待値と体験の答え合わせをする時代 -
Posted by ブクログ
マーケティングとはお客さんが「買う理由」を作ってあげること
買う理由とは、動機(モチベーション)
人は未知のモノを目の前にした時は、とりあえず既知の概念を援用する
マーケッターの発想
大きくする・小さくする
増やす・減らす
ゼロにする・無限大にする
くっつける・分ける
一度くっついたカテゴリーは、際限なくいろんなものをくっつけていく傾向がある。そして、どこかのタイミングで再分割やシンプル化が行われる
しかし、これからはあらかじめ「組み合わせることのできる仕組み」をつくっていくことが大切になる=プラットフォーム
高く・安く
カッコよく・親しみやすく
時間を短く・長く
早く・ゆったり
最強の切り札は辞書の置き換え iPad、ユニクロ、ウォークマン
いろいろな項目の定義を書き換えたり、付け加えたりして、それがニーズにはまるとヒットになる
飲むアイス、食べるラー油..
ポジショニング=位置取り
そして、その位置は消費者が「他と異なり」かつ「自分に関係する」と思ってくれなければ意味がない
世界3大スープをうたった トムヤムクン
一括りのポジショニング=閉鎖的クラブ(コトラー) -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「買って下さい!」と連呼すれば売れるというものではない。
「高いから買うな」というコピーが当たることもある。
モノを売るのは難しい。
「売るための知恵」の集積、それがマーケティングである。
「午後の紅茶」と京風キムチからブランドの正体を掴み、スーパーの腕利き店員と自虐CMから効果的な売り文句のメカニズムを知る。
読めば仕事に役立つヒントが必ず得られる、すべての働いている人のためのマーケティング入門。
[ 目次 ]
序章 二つの「買ってください」
第1章 市場にingをつける発想
第2章 ブランドは魔法の杖か
第3章 急増した「日本人の種類」
第4章 ああ言えばこう買う?
第5章 テレビは本当に強いのか
終章 他者を知るということ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]