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「社員が働かない」のか「ベンチがアホ」なのか。上司と部下の間には暗くて深いミゾがある。会社をギスギスとさせ、士気をジワジワと下げてしまうこの「世代のミゾ」はどうすれば解消できるのか。一見、理解不能な若者たちとどう話し合えばいいのか。豊富な対話例をもとに、ケータイ世代の若手とその上司世代、それぞれの想いや背景を考える。そこから、会社に風を通すための知恵が見えてくる。
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Posted by ブクログ
みんな、夢を持ってなきゃいけないプレッシャーで「借り物の夢」に頼っちゃうんだろうな。それでまた現実との違いでストレスが溜まって行く。何年も働くと流石になくなるけど、昔は確かにあったなあ。 サラリーマン必読。文章に嫌味がなく、とても読みやすい。 最後の章は、どの世代間でも解り合える好きな文章。 理解す...続きを読むる必要はない、認めるように努めれば良い。 少しでも先に生まれた世代が、面倒臭いが面倒をみればよい。
社内におけるジェネレーションギャップ。 それぞれの思惑や時代背景に基づいて、相手に共感することに役立つ本でした。
若者に歩み寄ろうとする大人の意見を聞かせてもらえる本でした。 若者として、こんな大人もいるのだから、せめて自分がおじさんになったとき、こんな著者のように、若者に歩み寄っていける精神をもっていたい。 そう思える本でした。
博報堂で若手育成に力を注いだ山本氏。 大変勉強になることばかり書いてあるのだが、私が注目したのは山本氏の「優しさ」だ。 文章の節々から優しさが滲み出ている。 本当に若手社員のことを考えていることが伝わってくる。 この人の言うことならどんなことを言われても素直に聞ける気がする。 私もこういう上司に恵ま...続きを読むれたらどんなにいいだろうと思う。 …いや、山本氏はすでに私の上司だ。 この本から多くのことを学ばせていただいた。 本という形で私にいろんなメッセージを送ってくれたことを、感謝したい。 ■自分がいいと思ったことをあえて「押し付ける」■ 「好きなようにしてごらん」と言うだけなら誰にでもできる。 主体性尊重という便利な言葉があるが、それは無責任の裏返しになりかねない。 最近、大学でちょうどこのことを考えさせられることがあった。 後輩の為に行う就活セミナーの話し合いを友人たちと行っていたのだが、そこで「押し付けるのは間違っている」という意見と、「自分たちがいいと思うのなら、多少強制してでも教えるべきだ」という意見で割れた。 私は、後者のグループだった。 何かを「教える」ということには、常に「責任」がつきまとうものだ。 ■先手先手で向かっていく■ 「こうしろ」「あれもやれ」と言われる前に、 「これもしましょうか?」ってどんどん言う。全然風景が変わってくる―。 わかる気がする。「やらされている」と感じるのは、苦痛だ。 毎日毎日、そう感じながら働いていたのでは、いずれ潰れるに決まっている。 「ポジティブに」と言って済むほど簡単なことではないが、多少無理してでもそう言葉に発することで、一種の暗示のようなものがかかり、そのうち「嘘」ではなくなることも多いと思う。 ■若者が、脆い■ 若者がどんどんひ弱になっている。 【理由その①:多様な人と接していない】 「自分と遠い人」とは交わらない。だから未知のタイプに怯えやすくなっている。 ガツンとくる。イタタ・・・はい、私のことです。。 恥ずかしながら、私も他にもれずひ弱だ。 自分と違うタイプの人と交わるのは勇気がいる。 ちがうグループの輪に入っても愛想笑いばかりでどっと疲れることがほとんどだ。 しかし、交わることで自分の「幅」のようなものが広がるのを感じることも確かだ。 自分が強く、広い視野を持った人間になりたいなら、自分から外に飛び出していかなければならない。 【理由その②:否定されずに育った】 最近の若者は、「子供の意思を尊重する」という風潮の中で育てられてきた。 だから、ちょっとした言葉に「人格の否定」を感じてしまう。 ゴツン!イッテー! ・・これも私のことです。 「否定される」ことにめっぽう弱いことは、大学に入ってようやく気付いた。 少し前までは、否定されるとそれに反論して、自分の「否」を認めようとしなかった。 これからは自分の「否」を認めると同時に、上司からの否定は自分の成長の為に言ってくれているということも意識していかなければならない。 打たれ強くなろう。 ■理解できないけど、認めてみよう■ 「理解する」ことと「認める」ことは異なる。 他人の考えやセンスを完全に「理解する」ことは不可能だ。 だが、自分の異なる価値観を持っていることを「認める」のはそんなに難しいことじゃない。 これは「若手」と「上司」の関係だけに当てはまるものではない。 社会に出てからは、今までの比ではないくらい色んな人と接するだろう。 その時、相手の全てを「理解できる」と驕ってはならない。 「こいつとは分かり合えない」と思う相手を「認める」ことができる。 それだけでも関係は良い方向に向かっていくはずだ。
本人のあとがきにあるとおり、 この本にはテクニックだとかそういうのは載ってないから、 ハウツー本にはなりえない。 けれども、 何か考え方、動き方を変えるためのきっかけとして豊富な話題や内容を 与えてくれたように思う。 完全に理解するなんてことはできない。 けれども最大限努力して理解...続きを読むしたいと思う。 そのためにはまず認めることが必要ではないだろうか。 本のタイトルや中身の若手と上司を生徒と教員に読み替えてもおもしろいと思う。
世代間の意見の食い違いは、世代そのものの違いにある。それをまず受け入れること。そしてそれを認めて話し合うことにより歩み寄れるのではないかという本。確かに今の若手は、選べる選択肢は多く、情報もたくさん取れる。だから未踏の領域にわざわざ行きたくないんだろう。実際何をして良いかわからないのかも。
研修同期のお薦めということで読んでみました。 内容は、いまどきの若手や上司の様子や考え方、過去からの変化を分析(?)して、筆者の体験談と交えながら 書きつづっている、ってとこですかね。 一番印象的やったのが、読んでて例えば「若者の特徴として××で・・・」と書いてあっても、それが「良いこ...続きを読むと」の例として挙げているのか「問題点」として挙げているのかがすごくわかりづらい。んで、直接的に「こうした方が良い」「これが良い(悪い)」っていう表記もほとんど無いんですよ。せいぜい、「私はこうしました」という体験談。 これは筆者の意図かもしれません。あとがきにも書いてありましたが、筆者の「ただ私が言いたかったのは一つだけです。まず、もう少し世代を越えて普通に会話してみようよ」というメッセージが全てな気がします。筆者が伝えたかったのが、そのメッセージ以上でもなく以下でもない。というのをすごく感じました。この本の内容を踏まえて、具体的にどういう行動を取るかは、読み手次第なんでしょうね。 と書いてみたものの・・・うーん、俺の文才のせいで、いまいち言いたいことが伝わってない気もするのが申し訳無いです 個人的に思ったことには、あとがきから読むとより勉強になるもしれません。先に「まえがき」「あとがき」「帯」などを読んで、筆者の想いや背景を軽く頭に入れてから本編に入る。私は基本的に、そういう読み方をしていますが、「その読み方をしてよかった」と最も思った本でした。
単純に面白かった。世代間のわだかまりを如何にして無くすかみたいなことが書かれていて、興味を引かれて買った本。 なんでも「コミュニケーションが大事」と書いてあった。 加えて言えば、世代間で認め合えればそれはそれでよいのになぁ。人間関係は難しい。
過去を思い出して、何度かはっとなる部分があった。 先輩はきついこといってるなんてみじんも思ってないなど。 でも、この著者は若者に対して優しいなぁ、と思い、若者とおじさんのはざまのなかで、こういう視点は忘れないようにしようと思った。 今の職場で使わせてもらおう。
本書の視点をそのまま鵜呑みにするのは危険だが、こういう若者の考え方も一面としてあるだろう、と参考になるところ多々あり。身近にいる若者と照らし合わせながら読むと、なかなか読み物としても面白い。
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