宮尾登美子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
浦野所有。
私の好きな「女の一生モノ」の長編で、直木賞を受賞しています。NHKの連ドラにもなったので、特定の年齢層での知名度は抜群。琴の講師をつとめ、幕末・明治・大正を生きた女性の物語です。
宮尾登美子といえば大河ドラマの原作でもおなじみの歴史小説家ですが、それにしても書き方が独特すぎる! 一瞬、とまどいますよ。
まず、マル(句点)がなかなか出てこない。すなわち、1文が長い。
それと、先に種明かしをしてから物語を進めるんですね。たとえば、「○○が壮絶な一生を閉じたのは、それからひと月ほど過ぎたころだった」とかいう文面が突然現れるんですよ。それまで主役級に扱われていた人間の死が唐突に宣言 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今年の大河ですよね〜。
出演している役者さん(宮崎あおいちゃん、堺雅人さんなど)が結構好きな方々ばかりなので、初めから観ておけばよかったな〜と、今思っております。
「篤姫」と言われても「誰だそりゃ」という印象しかなかったのですが、ついこの間何かの番組(香取君が司会してるやつ)で篤姫のことをいろいろやっていて、とても魅力的な人物のようだったので興味を持ち、この本を買いました。
徳川家のことや、大奥のことがたくさん出てきますが、事前に新選組を見たり読んだり、大奥のこともこの間本でちょっと調べたりしていた甲斐あって、以前ならわからなかった語句(中臈とか、御錠口とか)もすんなりわかって読みやすかった。