宮尾登美子のレビュー一覧

  • 藏 (下)

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    蔵というタイトルは酒蔵ということであった。嫁のせつと離縁し、目が見えない娘の烈が蔵人の涼太と結婚するところで小説は終わりで、後記で涼太が戦死し、息子が酒蔵をもり立てていくというハッピーエンドになっている。
     新潟色がいまひとつのように思えるのは私が新潟に住んだことがないためであろうか。

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    2025年12月07日
  • 藏 (上)

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    新潟の酒蔵での家族の話である。上巻では妻が死に、娘の目が徐々に悪くなり、妻の妹が娘の世話をしているが、別棟を建てる。古町の藝妓を後添として丈一郎という息子が生まれ、遺言を宣言したところで、冬の朝に倒れるところまでである。蔵という言葉が具体的になるところまではいっていない。文学紀行で新潟として紹介された本である。毎日新聞社の上下本で読んでいる。

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    2025年12月07日
  • 藏 (上)

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    お、面白い…。上下ある重厚な物語ですが、あっという間に、烈とそれを取り巻く人々の中に巻き込まれて、自分自身の気持ちが翻弄されます。みんな幸せになって欲しいけれど、少しずつずれていて、ツラい…

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    2025年09月23日
  • 新装版 一絃の琴

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     ああああーT_T絶望(´༎ຶོρ༎ຶོ`)この本、午前3時半までかかって読んで起きたら、もう、昼の12時半だったーT_Tせっかくの日曜なのに半分なくなってしまったー(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)夢の中にも蘭子が出てきたような…
     面白かった!女同士の確執が^ ^
    でも、「女同士の確執」といっても実際には争っていたのは蘭子だけ。お師匠さんの苗が立ち上げ、弟子300人を越す良家の娘ばかりの「一絃琴」の塾「市橋塾」の頂点に立ち、周囲から「跡継ぎ」と目されていたから、「跡継ぎ」の座を狙っていたのだ。そして、お師匠さんと同じ丸紋印の琴を手に入れたくてしょうがなくて、その頃には掘建小屋で

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    2024年11月10日
  • 鬼龍院花子の生涯

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    人の因果みたいなのを感じる作品だったかな。
    鬼龍院花子……夏目雅子さんの役かと思えばそうではなく夏目さんはヤクザ鬼龍院一家に先に貰われた養女という役柄。
    その花子の生涯を終いまで見ることになる松恵さんの物語。
    任侠らしい任侠が女性の視点で描かれていて面白かった。

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    2024年07月11日
  • 新装版 一絃の琴

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    重厚な時代小説を読みたい気分だったので、大好きな宮尾登美子さんの未読の本を読みました。宮尾さんは女性が主人公の時代小説を書かれますが、今作もとてもドラマチックな我慢強い女性の人生が描かれています。傑作で直木賞納得です。昔の良作、やっぱり良いな〜。

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    2024年06月25日
  • 天璋院篤姫(下)

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    篤姫、激動の時代を生き抜いたんですね。
    そして篤姫が嫌っている徳川慶喜、なんだかかわいそうになりました。
    大変な時期に将軍になったのね、と。

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    2023年12月11日
  • 天璋院篤姫(上)

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    これが宮尾先生の初歴史作品だったんですね。
    ちょうど大河で『篤姫』の再放送をしているので、読み直しました。
    篤姫の心の動きがわかって、せつなかったです。

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    2023年12月11日
  • 天璋院篤姫(下)

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    宮尾登美子先生の書かれた長編小説「天璋院篤姫」の上巻、下巻を約3週間で読み終わりました。大変 面白く、 毎日夜1時間から2時間の読書が楽しみになりました。
    先生が大変多くの資料を集めて、綿密な調査の上に書かれたということに大変感動しています。
    私の感動ポイントは下記です。

    (1)この小説の構成がすばらしい。
    幕末から明治維新にかけての 小説ですが、将軍の御台所として女性の視点から、大奥からの将軍家の状況を見ていて、時代の史実に忠実に従いながら 篤姫の心の内をまるで本人が思ったかのごとくに 書く作者の手法に大変感動しました。
    この小説の構成が大変良くて、6節で構成されています。それらは下記で

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    2023年06月28日
  • 新装版 一絃の琴

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    さすが宮尾登美子さんらしい素晴らしい本。宮尾さんの本を読むと、自分自身も人生にしっかり向き合って生きたいと思えます。

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    2023年04月15日
  • 女のあしおと

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    宮尾先生の本はかたい?ものが多いけど。
    これはくだけた感じで、サラリと読めます。
    先生がどんな考えを持っていたのか、楽しみながら読み進めました。
    お勤めされてたとき、昼休憩に何を食べるか悩んでいたなんて、私と同じ!
    親近感わく本でした。

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    2023年03月04日
  • 新装版 一絃の琴

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    作者の作品は
    女性の一代記が多い気がするが
    これは二人の女性が描かれている

    恵まれてばかりではない主人公の成長物語のような
    ワンパターンなものなのだけれど
    いつも夢中になって読みふけってしまう

    強くありたい

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    2023年03月04日
  • 藏 1

    購入済み

    シリアスな時代もの

    ストーリーがしっかりしている

    着物がビューティー

    ヒロインはハンデあるけど

    負けてない

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    2022年11月05日
  • 天璋院篤姫(上)

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    2022/06/04 読み終わった

    大河ドラマはあんまり見ないけど毎回主題曲だけよく聴いていて、中でも篤姫のOPテーマは好きだった。このたび機会が有ったので読んだ。

    大変面白かった。間違いなく暫定で今年一番の読書体験だった。
    歴史的にみれば倒幕側の生まれでありながら、徳川幕府の最期にその中枢にいてその終焉を目の当たりにしつつも、次の世代へと遺志を継ぐ。そんな篤姫の運命や生き方に、背筋をピンとしたり、涙をぐっとこらえたり…。
    それと同時に、何もかも篤姫の思い通りにいかない幕内政治や世の趨勢を見て、世の中きれいごとだけでは動かないものだとも思った。女性だからなのか、それとも篤姫が高潔でありすぎ

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    2022年06月17日
  • 天璋院篤姫(上)

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    最近大奥の19巻を読み、大河ドラマ青天を衝けを見てると、その時代にぴったりの篤姫の活躍が、この本で全部つながってくるようで面白いです

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    2021年04月08日
  • 藏 (下)

    購入済み

    読み始めて、ぐいぐいど文章の中に引きずり込まれて、上、下とも一気に読みました
    人物描写が 分かりやすく 久しぶりに読み終わったあとも感動が続いています

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    2021年01月03日
  • 天璋院篤姫(下)

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    篤姫の生涯がずっしりとくる。
    女の世界で生きる強さ、徳川の存続を男さながら闘う。
    篤姫の生き様は今でも手本となる。

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    2020年10月16日
  • 天璋院篤姫(下)

    購入済み

    さらに「篤姫」が好きになった

    大河ドラマ 篤姫 が好きで今更ですが読みました。

    下巻は主に和宮に対する葛藤など、共感できる所があって面白くて一気に読めました。

    ドラマ版は雰囲気的にやはり薩摩の娘であることにも強い印象を受けましたが、
    こちらの篤姫は最後まで 徳川家として を貫いていており格好よかったです。

    懐の深い聡明な優れた女性 というだけでなく、特に和宮達とのすれ違いからくる確執のシーンでは人間らしさも描かれてあったりするのが、またいい解釈だなぁと思います。
    より篤姫の事が好きになりました。

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    2020年08月28日
  • 小学館電子全集 特別限定無料版 『宮尾登美子 電子全集』

    購入済み

    面白かったです。正規版を購入し

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    2018年01月14日
  • 藏 (上)

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    雪国の寒くてじめっとした様子が手に取るように分かる表現が素晴らしい。烈ちゃんはどうしても一色紗英のイメージで読んでしまうけど、エキセントリックな雰囲気に良く合ってましたね。

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    2017年11月03日