真堂樹のレビュー一覧

  • 龍は嵐に遊ぶ

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    これから先、白龍は、飛は、青龍はどうなるの!? と思わず目を見張るこの一冊。
    海牙からの賊と高楼街をやり過ごした飛。けれど花路に立ち寄ることなく使いに立った青龍で、マクシミリアンの打った手に気付かされて…。
    李の千雲への想いや、千雲の港への想い。悲しすぎた玲泉との別れの傷を抱えたままがむしゃらに走る飛の想い。飛を気遣う羅漢や葉林、孫の想い。全てひっくるめて、病み付きになる切なさと面白さ。飛と一緒に一気に物語の中を駆け抜けて下さい。
    絵が一ページもないですが、それでも十分に楽しめる一冊ですよv

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    2009年10月04日
  • 龍は波濤を呼ぶ

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    9冊目のこの作品では、千雲の切ないほど強い想いや、沢山の人の沢山の想いを存分に味わってください。
    青龍が喧嘩を仕掛けてくることを予測して、相手の手の内を読もうとするも、敵地が知れずに焦る飛。それを嘲笑うかのようなマクシミリアンの言葉と態度に苛立ちながらも必死に敵地を見付だし、マクシミリアンとともに乗り込むけれど…。
    港を思う李や燕、そして千雲の想いと、街を守りたいと願う飛や花路の仲間達の想い。高楼街の酔熊と笑大姐の行動に注目しながら、マクシミリアンの行動に注目です。最後のシーンはホントに目が離せない、すぐにも次を読みたくなるほどオススメです。

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    2009年10月04日
  • 龍は戯れる

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    8冊目のこの作品では、なんとも言い難い青龍その人をじっくり見ることができます。この人のキレっぷりはいつ見ても驚きですが。
    マクシミリアンの後を追って青龍屋敷に乗り込もうとする飛は、途中で出会った酔熊に案内を頼む。敵地・青龍で危うい賭のしな、青龍屋敷に玲泉がいると知った飛は、そこで玲泉との意外な関係を吹き込まれるけれど…。
    天邪鬼すぎるマクシミリアンの度を過ぎる悪戯と、怯むことなく敵地に乗り込み飛の駆け引き、そしてマクシミリアンと趣味が同じらしい青龍にも注目です。

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    2009年10月04日
  • 龍は酔い痴れる

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    7冊目のこの作品では、やはり追い追われる二人の関係に注目です。
    傷を負いながらも、見事に勝ちを拾って帰った飛。それを祝っての酒宴が開かれるけれど、その酒宴の席に送られた酒に毒が入れられていて。しかも同じ酒がマクシミリアンの元にも届けられていた。幸いにも封の切られていなかった酒瓶にホッとしながらも、毒酒の出所を探る花路。
    またもや青龍が絡んでいることが疑われ、孫と燕が青龍へ乗り込むことになり…。
    最後まで決して諦めない仲間思いの飛。気まぐれに手助けをしながらも、自分のしたいことはやってのけるマクシミリアン。
    青龍の思わせぶりな台詞にも要注意です。

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    2009年10月04日
  • 龍は炎帝を追う

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    5冊目のこの作品では、ついに飛が朱龍行きを決断。事件を起こしてそれに乗じる飛。追い追われる二人の関係に注目です。
    本土へ遊学に行っていた李の弟分であり、富浪の頭領である燕が四龍島に帰って来、花路に「港に入るな」とケンカを売る。
    けれどその燕が花路を名乗る偽物に襲われ、偶然近くにいた飛がそれを助けるけれど…。
    船主組合の拗れと、陸と港の拗れ。それでも諦めずに走る飛の強さと妙案に注目しつつ、マクシミリアンとの危うい駆け引きを楽しめる1冊です。

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    2009年10月04日
  • 龍は雲にひそむ

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    4冊目のこの作品では、マクシミリアンが四龍島に来る以前に街を仕切っていた老蕭の幽鬼騒動が持ち上がります。
    そして街中に火事が起こり、万里も火事を沈めるための指示を出す途中で怪我をし、ついには大龍廟が燃える。
    それを治めるための芝居を打つことにしたマクシミリアンと飛。舟子の言葉で犯人の居場所を突き止めた飛は、敵を追いつめたところで傷を負ってしまい…。
    騒動続きのこの島で、それでも懸命に走る飛と、それを阻むかのように駆け引きを楽しむマクシミリアンの天の邪鬼加減に目が離せません。夢中で読める作品です。

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    2009年10月04日
  • 龍は誘う

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    3冊目のこの作品では、大龍の隠し子騒動が持ち上がります。
    そんな中、マクシミリアンは飛を騙して車に乗せ、西湖へ向かいます。西湖には、かつての仲間であった小虎の妻である春華が静養に訪れており、すぐに帰れなくなってしまった飛。
    そんな二人の元へ、春華と親しくなった絲恋が訪ね、マクシミリアンに襲いかかり…。
    難を逃れて調べを始めた飛とマクシミリアンに、正統白龍を戴くために龍の椅子を譲れと迫る敵。
    人質を取られて身動きの出来ない飛をよそに、マクシミリアンは淡々と舟に乗るが…。
    絲恋の真っ直ぐな、けれど叶うことのない愛が切ない一冊です。

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    2009年10月04日
  • 龍は花を喰らう

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    2冊目のこの作品では、この後もキーパーソンとなってくる李が登場します。
    昔馴染みの楊が、本土で禁制とされる夜花丹の中毒によって死んでしまうと言うシーンから幕が開けます。
    出所を探る内に青龍の陰謀であることを知り、飛とマクシミリアンは青龍へ。
    そこで飛は夜花丹の毒に犯されながら、自分の出生の秘密の一部を知ることになり…。
    初登場の李の男気に惚れてしまいそうになりながらも、優しくしなやかな飛に、やっぱり惚れ直す。そんな一冊です。
    また、これから先何度も話に絡んでくる翡翠のピアスを穿つのもこの本ですから、是非是非ご覧下さいv

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    2009年10月04日
  • 龍は微睡む

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    長い長いシリーズの幕開けとなるこの一冊。
    色街・花路の頭である飛と、白龍の街を統べるマクシミリアンとの、精神面に置いての強烈な出会い。
    ただ一人の龍を戴くために走る飛。
    一気に、夢中になって読めてしまう1冊です。

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    2009年10月04日
  • 龍は炎帝を追う

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    シリーズ5

    やんちゃな船主ぼんぼん登場


    飛の艶姿!

    マクシミリアンの闘い姿


    見どころ満載

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    2025年12月09日
  • 白き花咲く龍の島

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    シリーズ33


    番外編


    白龍に最近できた美路は何やらきなくさい


    そこに男娼として乗り込む飛!

    相変わらずのマクシミリアンとのやりとり

    イラストが美麗で眼福

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    2025年11月30日
  • お坊さんとお茶を 孤月寺茶寮はじめての客

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    人が良すぎて損をするタイプの三久くんが赤字寺に転がり込んで始まる物語。
    クールビューティー鬼の空円さんとどう見ても夜職の覚悟さんと、3人で檀家さんから持ち込まれるゴタゴタに巻き込まれたり解決したり。

    タイトルから勝手に安楽椅子探偵的な穏やかなお坊さんが出てくるのかと思いきや、空円さんは厳しいけれど苦手なものもあるちょっとかわいい人でした。

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    2025年05月05日
  • 花龍神話

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    シリーズ31 外伝


    マクシミリアン若かりし日の話や、
    飛の本土時代の話

    祭礼に使う宝物が紛失?!の
    チビ白龍の話など、盛りだくさん

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    2025年04月12日
  • 花影彼方

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    シリーズ29


    外伝


    黒龍からやってきた盗賊たちが、
    白龍で暴れまわる


    雷英登場で懐かしい

    相変わらず何考えてるのかなーなマクシミリアンw

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    2025年03月21日
  • 龍は濡れ濡つ

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    シリーズ17

    マクシミリアンに攫われて、一緒に本土へやってきた飛

    明らかになる出自

    何やら妖しい動きの黒龍チーム


    東州茶房の師父!
    こらからどうなっちゃうのー


    鬱々として濡れ猫のようにしょんぼりした飛

    早く島に戻って、マクシミリアンの暴挙を止めてー

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    2025年03月20日
  • 龍は飛雨に惑う

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    シリーズ14

    黒龍へお使いに行って攫われた万里を助けるべく、
    旅立つ飛


    黒龍もなんだかひとくせありそう


    流転の玲泉もまさかの登場で、
    伏線回収が楽しみ


    背中の龍が色っぽいわぁ

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    2025年03月16日
  • 春燕さん、事件です! 女役人の皇都怪異帖

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    ネタバレ

    男装の女吏(男と偽っている訳ではなく男装が決まりなので同僚もみんな男装)が怪異絡みの事件を解決する話。
    と言いつつも、本当の怪異ではなく、実際は人間の仕業だし、謎解きも何だかんだで子游が担当していたような。
    主役の春燕は足で稼いだり、相手の心に寄り添ったり、実働隊側だった気がする。
    折角ある「力」があるのに、その力が思っていたより活かせていないのがもったいないかとも思った。
    判断材料の一つにしかならないと言うか、何と言うか……

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    2025年02月28日
  • お坊さんとお茶を 孤月寺茶寮はじめての客

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    ー 日々の憂さを忘れて、まずは一服。ー
    オレンジ文庫なので、ラノベ小説の軽い読み物になります。お寺が舞台になっているのに惹かれて手に取りました。(説法好きです。)個性的な登場人物と、テンポの良いストーリーで、面白く読めました。

    会社をクビになり、行くあてもなく空腹で禅寺に迷い込んだ、お人好しの青年三久(みつひさ)。その孤月寺(貧乏寺)のクールで真面目な優等生タイプの空円と、対照的で夜のバイトをする派手な雰囲気の覚悟和尚の元で、三久は居候させてもらうことになります。

    タイプの異なる三人が、いい感じにまとまっていて心地良く読み進められます。
    ご近所で起こる日常の謎・問題があったり、近寄り難い真

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    2025年01月31日
  • 男爵の密偵 帝都宮内省秘録

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    漫画チックな表紙に期待せず読みましたがなかなかおもしろかった☆
    ただなんとなくとっ散らかった印象もあり…虎弥太と春衡伯爵との話はわかるんだけど、ほかの男爵子爵の事件や清国の遺品の謎からの強盗団やその一味諸々ありすぎてなんか中途半端な感じ。
    それよりも虎弥太と美園尾と副島の関係とか、虎弥太の生い立ちをもっと深掘りしてほしかったかも。
    続編はないのかなぁ…

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    2024年12月08日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    谷瑞穂さんの「白い花のホテル」が印象に残りました。アンソロジーの構成としては、変化に乏しかったかなと感じました、、、。

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    2024年06月12日