真堂樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
9冊目のこの作品では、千雲の切ないほど強い想いや、沢山の人の沢山の想いを存分に味わってください。
青龍が喧嘩を仕掛けてくることを予測して、相手の手の内を読もうとするも、敵地が知れずに焦る飛。それを嘲笑うかのようなマクシミリアンの言葉と態度に苛立ちながらも必死に敵地を見付だし、マクシミリアンとともに乗り込むけれど…。
港を思う李や燕、そして千雲の想いと、街を守りたいと願う飛や花路の仲間達の想い。高楼街の酔熊と笑大姐の行動に注目しながら、マクシミリアンの行動に注目です。最後のシーンはホントに目が離せない、すぐにも次を読みたくなるほどオススメです。 -
Posted by ブクログ
7冊目のこの作品では、やはり追い追われる二人の関係に注目です。
傷を負いながらも、見事に勝ちを拾って帰った飛。それを祝っての酒宴が開かれるけれど、その酒宴の席に送られた酒に毒が入れられていて。しかも同じ酒がマクシミリアンの元にも届けられていた。幸いにも封の切られていなかった酒瓶にホッとしながらも、毒酒の出所を探る花路。
またもや青龍が絡んでいることが疑われ、孫と燕が青龍へ乗り込むことになり…。
最後まで決して諦めない仲間思いの飛。気まぐれに手助けをしながらも、自分のしたいことはやってのけるマクシミリアン。
青龍の思わせぶりな台詞にも要注意です。 -
Posted by ブクログ
ー 日々の憂さを忘れて、まずは一服。ー
オレンジ文庫なので、ラノベ小説の軽い読み物になります。お寺が舞台になっているのに惹かれて手に取りました。(説法好きです。)個性的な登場人物と、テンポの良いストーリーで、面白く読めました。
会社をクビになり、行くあてもなく空腹で禅寺に迷い込んだ、お人好しの青年三久(みつひさ)。その孤月寺(貧乏寺)のクールで真面目な優等生タイプの空円と、対照的で夜のバイトをする派手な雰囲気の覚悟和尚の元で、三久は居候させてもらうことになります。
タイプの異なる三人が、いい感じにまとまっていて心地良く読み進められます。
ご近所で起こる日常の謎・問題があったり、近寄り難い真