男爵の密偵 帝都宮内省秘録

男爵の密偵 帝都宮内省秘録

630円 (税込)

3pt

3.0

昭和5年、帝都東京──。大衆文化は爛熟し、華族の醜聞が世間をにぎわせていた時代。宮内省「宗秩寮」幹部・御園尾男爵に飼われている藤巻虎弥太は、若き伯爵・石蕗春衝の素行調査を行うため屋敷に潜入するが、やがて「連続華族殺し」に巻き込まれていく。

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男爵の密偵 帝都宮内省秘録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年10月11日

    華族がいる時代、世間を騒がせていたのは
    高貴な彼らの醜聞。

    そのうちのひとつ、を解決するために放たれた密偵が
    主人公というわけですが、普段は料理人。
    しかも勤めにいけと言われた先には、もうライバルが。
    彼女の呟きに、まさかするように仕向けた? と
    思ったのですが、最後まで読むと違うような?
    いやで...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    不良華族の醜聞が世間を騒がせている昭和五年、若き次期当主で中国の文化と美食を愛する春衡と彼を監視する虎弥太と猟奇的連続殺人。密な描写や密偵さは上手く受け取れなかったものの時代と空気の独特さ然り気無さを何となく楽しんだ。重くなさそうな中国料理も美味しそう。繋がりは判然としないまま真相にも引き込まれた。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年09月24日

     若さまやキヨが支那への憧れや彼の地で散った恋人への思いを抱いているのに対し、虎弥太が終始冷めた目で眺めている点にリアリティを感じました。支那に滞在していた過去があるとはいえ、虎弥太は支那文化に明るいというわけではありません。料理人としての腕も、あくまでも生きるために身につけたものでしょうし、彼が作...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    タイトルから密偵・虎弥太の活躍を描く連作かと勝手に決めつけていたら、鼻煙壺の謎を伯爵候補の殿様が追い、それに連続華族殺人事件が絡むという長編推理。連続殺人の謎は完全には解かれず、それにまつわる怪人も正体不明のまま放り出される。どうやらシリーズ物の第一話ということのよう。二作目が出たらどうしようかな。

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