真堂樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
愛しさや嬉しさや喜び。そんな感情の中で優しさに涙してしまう最終巻。
騒乱もようやく静まり、黒龍の立て直しに尽力する人々と飛。春を祝う大春節を間近に控え、白龍、朱龍、青龍が徒な悪戯の計画を立てる中、黒龍の名を載くようにと冬眠から、そして雷英からも言われた飛は…。
ついに向かえた最終巻は、本当に様々な想いで溢れています。
街への想い、島への想い。仲間への想い、そして何より、飛への想い。
方々に散りばめられた愛しさや喜びをひとつひとつ拾いながら読み終える頃には、じんわり胸が温かく、春を感じられること間違いなしです。
四龍島の春を、そして飛とマクシミリアンの春を楽しんでください。 -
Posted by ブクログ
『お坊さんとお茶を』三巻目(最終巻)です。
ー 行く雲のように、流れる水のように。ー
最終巻ということで、謎に包まれていた空円さんの過去がわかり切ない気持ちになりますが、畳み掛けてくる展開の良さが最後までこのシリーズを楽しませてくれます。
今回は空円と覚悟の師家(しけ)にあたる玄淵老師が登場します。近くに来たので立ち寄ったという、軽いノリのよい老人といった雰囲気で登場されますが、空円のことを案じている情の深さがあります。
ラノベの軽い読み物ですが、登場人物が魅力的に描かれていて、テンポの良さとほっこりするストーリーに全3巻、一気に楽しめました。
禅の教えも楽しみに読んでいましたので、読み終えたのが残念です、、もっと読みたいですね〜。
続編シリーズ出ないかなぁ〜(*´ω`*) -
Posted by ブクログ
『お坊さんとお茶を』シリーズ二巻目にあたります。
禅寺を舞台に、ご近所で起こる細やかな日常の謎・事件があったり、人情味溢れるほっこりする連作短編のストーリーが心地良いです。(*´ω`*)
今回のお話では、お墓にお揚げをお供えにくる初老の男性の謎と、孤月寺の前の水道工事中に発掘された赤い帯留めと骨が入った壺からはじまるー『孤月寺怪奇譚』と赤い傘の女ーの謎。どちらも人情味のあるお話になっています。
三久さんの和菓子屋修行(アルバイト)や、冷徹な雰囲気だった空円さんに少しずつ変化が?と気になるところもありますね。ほっこり楽しめるお坊さんトリオの続きが気になりますね。三巻(完結)へー -
Posted by ブクログ
猫好きな人のための短編集。仕事始めの一週間でバタバタと疲弊したため、猫が集まっていて時間がゆったりと流れるような空間”ねこだまり”で、リラックスしたい気分だった。一年で最も寒いこの時期に、温かい炬燵に入りながら、そして猫の毛並みのようにモフモフとした毛布にくるまいながら読んだ。
身近で大切な人が亡くなったら猫に生まれ変わって(化けて)帰ってくるという、都市伝説を聞いたことがあったが、本気で小説にしたらこんな感じなのだろうか。猫の頭脳(思考力)の限界とか、猫目線での兄妹感など、作者さん達の豊かな想像力を感じることができた。そして、どの作品もホッコリ癒されるだけでなく、切ない設定(人との別れが必ずある)であった。誰もいないところで、猫をダッコして本音を話しかけたくなる人に同情してしまう。もし私も猫を飼っていたら、亡くなった人を猫に投影させて、同じことをするのかも知れない。
私はまだ、猫の愛情表現である「ゆっくりとした瞬き」を目撃したことも無ければ、足元に猫がすり寄ってきた経験も無い。猫はイライラしている人、心が汚れている人のところには近づかないという。「猫にすり寄られる人」っていうのも素敵な魅力だと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレハケン飯友
自身が落ち込んだ際に美味しいご飯とそのご飯を共に食べ、共有できる飯友が現れるなんて素敵だなと思いました。
白い花のホテル
小さい頃の出来事が原因で自分が大切に思える人が離れていってしまうと思っていた主人公がお別れした猫と会えるホテルで出会う?お話。
話したりすることはできずとも、互いに通ずる仕草が今でも互いが思い合っているような温かさを感じる素敵なお話でした。
猫町クロニクル
猫の町に住む2人のお話。
生まれ変わったら猫になり、生前の家族のそばで過ごし、すれ違いながらも互いが互いを思い続けたから得られた2人は幸せになれたのかな
と。2人の家族からすると幸せとは言い難いかもしれませんが素敵で切なくて幸せなお話でした。
縁切りにゃんこの縁結び
猫たちが集まる神社での恋と友情のお話。
猫たちの掛け合いが可愛いです。
神様はそない優しない
死後猫になり、奥さんに飼われる男のお話。
最初は関西弁で始まりコメディ色が強いのかなと思っていたら、どんでん返しがすごく、この話の読後感で満たされるようなお話です。
全体的に神社という縁を結ぶ場がメインのものが多い印象。似通ったお話が多い印象があるが、各々作家さんによって異なる結末、印象のため、楽しく読むことができました。