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Posted by ブクログ
『お坊さんとお茶を』三巻目(最終巻)です。
ー 行く雲のように、流れる水のように。ー
最終巻ということで、謎に包まれていた空円さんの過去がわかり切ない気持ちになりますが、畳み掛けてくる展開の良さが最後までこのシリーズを楽しませてくれます。
今回は空円と覚悟の師家(しけ)にあたる玄淵老師が登場します。近くに来たので立ち寄ったという、軽いノリのよい老人といった雰囲気で登場されますが、空円のことを案じている情の深さがあります。
ラノベの軽い読み物ですが、登場人物が魅力的に描かれていて、テンポの良さとほっこりするストーリーに全3巻、一気に楽しめました。
禅の教えも楽しみに読んでいましたので、読み終えたのが残念です、、もっと読みたいですね〜。
続編シリーズ出ないかなぁ〜(*´ω`*)
Posted by ブクログ
まさかの空円さんの出自が明らかに(早い)。
さらに、覚悟と空円さんが修行僧堂で出会ったエピソードも短編で収録されていて、孤月寺の世界がどんどん書き込まれていってるー!
出し惜しみするシリーズは好きではないので(笑)、このスピード感はとてもいいです。
おしなべてオレンジ文庫はこんな具合に展開が早いと思う。いいと思う。
空円さんもかなり人間らしくなってきたもんなあ。
空円さんといい、覚悟といい、充分人間としての器が大きいふたりやと思うので、三久が来るまでの間は「一人と一人」やったなんて信じられへん。
空円さんと覚悟ほどの人を結びつけるだけの吸引力(とでもいうのか)が三久にどれほどあるのか、ちょっとわからん…(笑)。
わからんけども、それは三久が一番そう感じてるよね。
それだけに、
「役に立つか立たないかは関係なく、ここにいてもいい」
と、思わせてもらえる孤月寺が好きなんやろうね。
ひつこいけど、すごい器や人間性のある人にこの年齢になって囲まれ続けている私は、
「はあ…(尊敬)!」
と、なることが多くて、それだけでうっかりへこみそうなんやけど(笑)、私から見たら濃い個性の人たちの中に混じっている理由が、私にもなんかあるんやろう(と、信じたい)。
決して、ゴマメで混じってるのではなく、能力に関係なく私にも私だけの魅力があるのだと思いたい。
穏やかな世界でじっと座ったまま波風も立てず涼しい顔ですごすのは、みためにはキレイなのかもしれへん。
でも、それやと確かに中身はないかも。
怒ったり、イライラしたり、喜んだり、泣いたり、自分ではコントロールできない気持ちとなんとか付き合っていく姿勢に、魅力ってあるのかもな。
それはキレイだけじゃないかもしれへんけど、人間としての深みは増すかも。
ちゅうか、そうでも思わん限り救われへんよね。
煩悩だらけですから。笑
隻手の声って、椹野道流氏の鬼籍通覧シリーズでも出たよね。
教授がいうてはった。
結局、そちらではどういうオチがついたんやっけ(忘れたのか!)。
こちらでも、覚悟はどういう答えを出したのかはっきりは書かれていなかったけれど、公案って、自分に問い続けることやねんねえ。
すべてのものに感謝をしながらあれこれあれこれ考え続けたら、自分の正当化や言い訳じゃなくて、物事の本質に辿り着けるんかな。
そうなら、いいね。
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■ペデストリアンデッキ
橋上駅舎に広場と横断歩道橋の両機能を併せ持ち、建物と接続して建設された、歩行者の通行専用の高架建築物。高架歩道。
■遷化(せんげ)
高僧が死ぬこと。
Posted by ブクログ
シリーズになっているという「お坊さんとお茶」。
実は第3冊目から読んだのですが、
今までの経緯とか、あまり知らなくてもスッ〜と世界に入り込めました。
話は3話から成っていて、見習いの三久目線が最初の2つ。最後の話は先輩僧の覚悟さんの話。
3話とも、不思議な魅力をもつ空円さんに心寄せられていく様を描いているのですが、
読者の私も次第に、しだいに空円さんに惹かれていくのです。
悩みを、執着を捨て、ひたすら無に生きようと、修行する、、、修行すればするほど、ムクムクと出てくる執着に如何に対するか、
それは何も僧の世界だけのことでなく、私たちすべてに当てはまることです。
だから、空円さんのストイックな生き方に惹かれながらもハラハラとして、覚悟さんの一つ抜け切ったあり方に全体を見て、見習い三久さんと一緒に成長できるような気がしました
Posted by ブクログ
畏敬の念を抱いているのだと思っていた。誰かが空円に近づいて気を揉むのも、恐れ多い! という感情なのだと。
だというのに突然弧月寺を尋ねた、空円と覚悟の和尚は「愛」と表現。え? これってブラフとして匂わせていたんじゃなくって本当にそっち方面なの? と疑問が噴き出す。
あらすじの内容が内容なので完結も近いし、同性的なあれも本格的に!? なんて覚悟を決めたけど杞憂だったような、違うような……。3人は分かりやすく成長し、前に突き進んでいるけど一作品のファンとしてはモヤモヤしてしまった。
匂わせるのはいいけど方向性は示して欲しいなー、なんて。レーベル的にないとは思うけどどうなんだろう。
空円の壮絶な過去や、覚悟の修業時代をのぞき見れたのは満足なのだがそちらばかりに気を取られ、十分に読み込めなかった気がする。
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